明石城の駐車場や御城印、見どころ

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お城

兵庫県明石市にある明石城。

1617年に信濃松本藩主であった小笠原忠真は明石藩主となり船上城に入城しました。

二代将軍徳川秀忠から譜代大名10万石に相応しい居城とするように築城を命じられ、明石城を築城しました。

小笠原忠真は義父である本多忠政と相談し築城場所や町割りを決め、1619年に築城を開始しました。

本丸の坤櫓には伏見城から、巽櫓は船上城の遺材が使用され、天守台が築かれましたが、天守は建てられませんでした。

1632年に小笠原忠真は小倉城に移封となり、その後は松平氏や大久保氏、本多氏が城主となりました。

1874年に松平直政の時に廃城令により廃城となりました。

現在でも本丸の高石垣の上に現存の三重櫓である坤櫓巽櫓があり見どころとなっています。

また、天守台を初め、太鼓門の桝形虎口、本丸、二の丸、三の丸の高石垣が残され見どころです。

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明石城・基本情報、アクセス

所在地:〒673-0847 兵庫県明石市明石公園1-27

城 主:小笠原氏、松平氏、大久保氏、本多氏

形 式:平山城・連郭式・梯郭式

文化財史跡:国指定史跡・重要文化財(坤櫓・巽櫓)

日本100名城スタンプ:明石公園サービスセンター受付

明石城・駐車場

明石公園南駐車場

明石城の南西側に明石公園南駐車場があります。

366台停められる広さの有料駐車場で、トイレは公園内にあります。

1時間200円、最大料金平日600円、土日祝日800円となっています。

明石城の北東側にも北県営駐車場があり、134台停められる広さの有料駐車場です。

30分未満無料、5時間まで500円、5時間以降1時間100円、1日最大料金1000円となっています。

明石城・御城印

 明石城 御城印 1枚300円

明石城の御城印が販売されています。

明石公園サービスセンターの受付で1枚300円で購入する事ができます。

【明石公園サービスセンター】

所在地:〒673‐0847 兵庫県明石市明石公園1

受付時間:8:45~17:00

休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

ウェブサイト:明石公園サービスセンター

明石城・御屋敷

水堀

御屋敷南側の水堀と石垣

明石城の南側には広大な水堀が築かれています。

水堀は幅が20m、長さは500m程あるかと思われ、長大なものとなっています。

水堀の反対側には船上城から移築したと云われる織田家長屋門があります。

太鼓門跡

太鼓門の桝形虎口

明石城の大手には桝形虎口が築かれています。

水堀に土橋が通っていて、石垣により桝形の四角い空間が築かれ、右、左へと折れています。

いかにも近世城郭の大手門と云った感じで、堂々としていて威厳のあり、見どころとなっています。

武蔵の庭園

武蔵の公園から見る坤櫓と巽櫓

大手門の先には広大な郭が広がっています。

正面には本丸の石垣の上に建つ三重櫓、坤櫓と巽櫓が目に入り、明石城の象徴的な景観となっています。

剣豪宮本武蔵が明石城主小笠原忠真に招かれ、明石の町割りや樹木屋敷を整備したと云われ、武蔵の庭園として再現されています。

明石城・本丸

坤櫓(重要文化財)

本丸南西に建つ坤櫓と桜

本丸の南西には坤櫓が建てられています。

坤櫓は伏見城から移築されたと云われる現存の三重櫓で、天守が築かれなかった明石城の天守代わりとなっています。

本丸の高石垣の上にそびえる白漆喰の三重櫓は圧巻で、明石城一番の見どころです。

天守台から見る坤櫓

坤櫓は桁行6間(10.94m)、梁間5間(9.15m)、高さ七間二尺九寸(13.28m)の大きさで明石城で最大規模の三重櫓です。

最上階の破風の格子が赤く、軒唐破風や千鳥破風が多数あり意匠に富んだ外観となっています。

内部は期間限定で公開している時期があるので、要チェックです。

巽櫓(重要文化財)

本丸南東に建つ巽櫓

本丸の南東に巽櫓が建てられています。

巽櫓は船上城から移築されたと云われる現存の三重櫓で、現在の櫓は1628年または1631年に焼失した為、再建されたものとなっています。

坤櫓と土塀で繋がる三重櫓は壮観で、見どころです。

本丸内部から見る巽櫓

巽櫓は桁行五間(9.03m)、梁間四間(7.88m)、高さ七間一寸(12.53m)の大きさで坤櫓より一回り小さいものとなっています。

日本全国でも現存の三重櫓は十二基しか残されておらず、そのうちの二基が明石城に残されているのは大変貴重です。

巽櫓も内部は期間限定で公開している時期があるので、要チェックです。

天守台

本丸西側に築かれている天守台

本丸の西側には天守台が築かれています。

天守台は高さが15m、南北20m、東西25mで、五重の天守が建てられる程の大きさを誇っています。

石垣は打込み接ぎの布積みで、隅部は綺麗な算木積みとなっていて、本丸側から天守台の上に上がる事もできます。

天守が無くても圧倒的な石垣造りの天守台は迫力があり、見どころです。

明石城・二の丸

石垣

二の丸南側の高石垣

本丸の東側に二の丸があります。

二の丸も本丸に負けず劣らずの高石垣が築かれていて、南側から見上げる石垣群は圧巻です。

石垣は丸亀城大阪城伊賀上野城が有名ですが、明石城の石垣も想像していた以上で凄いです。

明石城・三の丸

石垣

三の丸北側の水堀と石垣

二の丸の東側に三の丸があります。

三の丸も石垣造りとなっていて、北側や東側には石垣造りの虎口が残されています。

明石市立文化博物館

明石市立文化博物館

三の丸の東側には明石市立文化博物館があります。

明石市立文化博物館では明石市の歴史はもちろん明石城に関する展示もされているので、明石城とセットで見学していきたい場所です。

【明石市立文化博物館】

所在地:〒673-0846 兵庫県明石市上ノ丸2丁目13-1

開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)

入館料:大人200円・大学、高校生150円・中学生以下無料

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・年末年始(12月29日~1月3日)

ウェブサイト:明石市立文化博物館

まとめ

本丸に現存する坤櫓と巽櫓

明石城は本丸の現存の三重櫓である坤櫓巽櫓が見どころです。

天守台を始めとする本丸、二の丸、三の丸の高石垣群も圧巻な迫力で、こちらも見どころです。

明石城ウェブサイト:明石城

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