三木城の駐車場や御城印、見どころ

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お城

兵庫県三木市にある三木城。

室町時代に別所則治が築城し、以後別所氏の居城となります。

1538~1539年には山陰の尼子詮久(晴久)が、1554年には三好長逸や有馬氏に攻められますが、落城は免れています。

1578年の別所長治が城主の時に織田信長家臣の羽柴秀吉の軍に包囲され、1年8ヵ月に及ぶ籠城戦(三木の干殺し)が行われました。

秀吉軍は三木城の周囲に付け城を多数築き、兵糧が三木城に入らないようにする兵糧攻めが行われ、城兵は土壁の藁すら食べたと云われています。

別所長治は城兵の命を助ける事を条件に切腹し、三木城は降伏開城しました。

その後は秀吉配下の杉原氏や中川氏が入城し、1616年には明石藩に編入されました。

1617年の一国一城令により廃城となり、三木城の資材は明石城に利用されました。

現在では、本丸に城主別所長治の像が立ち、天守台跡やカンカン井戸が残され見どころです。

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三木城・基本情報、アクセス

所在地:〒673‐0432 兵庫県三木市上の丸町5

城 主:別所氏

形 式:平山城

文化財史跡:国指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

三木城・駐車場

みき歴史資料館駐車場

三木城の南側に「みき歴史資料館」があるので、こちらの駐車場を利用すると良いでしょう。

30台程停められる無料駐車場で、トイレは資料館にあります。

三木城・二の丸

みき歴史資料館

 三木城 御城印 1枚200円

二の丸には「みき歴史資料館」が建てられていて、三木城に関する資料やビデオを見る事ができます。

三木合戦の資料が豊富なので、三木城に訪れたら必見です。

御城印も資料館で販売されていて、1枚200円で購入する事ができます。

【みき歴史資料館】

所在地:〒673‐0432 兵庫県三木市上の丸町4‐5

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:無料

休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・祝日の翌日・年末年始(12月28日~1月4日)

ウェブサイト:みき歴史資料館

三木城・本丸

別所長治公像

本丸に立つ別所長治公像

本丸に入ると最初に目に入るのが別所長治公像です。

別所長治は三木城を居城とした別所氏の五代目当主で、父安治が39歳の若さで病死した為、13歳で当主となりました。

羽柴秀吉との戦いである三木合戦では兵糧攻めに合い、ほぼ2年に渡る籠城戦が行われました。

飢えに苦しむ城内の兵や領民の命を救う事を条件に自害を申し入れ、享年23歳で亡くなりました。

天守台

天守台

本丸には天守台が残されています。

天守台は土造りの土壇で高さは3~4m程はあるかと思われ、別所長治の辞世の句の石碑が立てられています。

実際に天守は建てられていないと考えられ、「三木城復元図」によると矢倉と書かれています。

建物等はありませんが本丸に残る貴重な遺構で、別所長治の辞世の句と合わせて見どころです。

天守台の横に建つ石碑と説明板

天守台の横には三木城本丸の石碑と説明板が建てられています。

説明板には三木城の縄張り図が掲載されていて、とても分かり易いものとなっています。

景色

本丸からの景色

本丸からは町並みを一望する事ができます。

三木城の北、西側に美嚢川(みのうがわ)が流れ、天然の要害という事が分かります。

春には桜が所々に咲いているのでとても綺麗な景観となっています。

カンカン井戸

カンカン井戸から出土した別所氏の鐙が雲龍寺に保管されている

本丸にはカンカン井戸があります。

カンカン井戸は口径3.6m、深さは25mもある大きな井戸で、石を投げ込むとカンカンと音がする事からカンカン井戸と云われています。

三木合戦の籠城時に非常に重要な水源になったと思われ、三木城に残る貴重な遺構です。

まとめ

天守台に建つ別所長治公の辞世の句の石碑

三木城は本丸の天守台、天守台に残る別所長治の辞世の句の石碑、カンカン井戸が見どころです。

遺構は少ないですが、凄絶な籠城戦が行われた城郭であり、別所長治の勇士を垣間見る事ができます。

ウェブサイト:三木市立みき歴史資料館

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