田原城の御城印や見どころを紹介!

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お城

愛知県田原市の田原城です。

1480年頃に戸田宗光によって三河湾を望む、渥美半島にお城を築いた事に始まります。

戦国時代になると、松平氏に属した後に今川氏に属しました。

1547年に城主の戸田康光は、松平家の嫡男である松平竹千代(後の徳川家康)を今川家へ護送する任を任されましたが、今川家の敵方である織田家へと送ってしまいます。

今川義元の怒りを買った戸田氏は攻撃を受け、田原城は落城してしまいます。

桶狭間の戦いの後は、徳川家の支配する所となり、本多広孝が入城しました。

1590年に徳川家が関東へ移封されると、吉田城主の池田輝政の支配することになり、筆頭家臣の伊木忠次が入城し、曲輪や石垣の改修が行われました。

江戸時代になると、徳川家の譜代大名として戸田氏や三宅氏が城主となり、田原藩が成立しました。

田原藩の家老で、画家、蘭学者として有名な渡辺崋山を輩出しています。

現在では、桜門や二の丸櫓が再建され当時の様子が分かり、田原市博物館には渡辺崋山に関する資料が展示されています。

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田原城・基本情報、アクセス

所在地:〒441‐3421 愛知県田原市田原町巴江10-13

城 主:戸田氏、本多氏、伊木氏、三宅氏

形 式:平城

文化財史跡:ー

日本100名城スタンプ場所:該当無し

田原城・御城印

田原市博物館近くの二の丸櫓

 田原城 御城印 1枚300円

田原城の御城印が販売されています。

「田原市博物館」の受付で1枚300円で購入する事が出来ます。

【田原市博物館】

所在地:〒441‐3421 愛知県田原市田原町巴江11‐1

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:無料

休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

ウェブサイト:田原市博物館

田原城・駐車場

田原市博物館駐車場

田原城の西側に田原市博物館の駐車場があるので、こちらを利用すると良いでしょう。

30台ほど駐められる、無料の駐車場です。

田原城・縄張り図

田原城の縄張り図(現地案内板より)

田原城は渥美半島の中ほどの丘に築かれたお城です。

当時は海や水堀に囲まれた城でしたが、現在は埋め立てられ堀の一部が残されるのみとなっています。

本丸から南西方向に二の丸と三の丸があり、更に先に大手道や惣門が築かれています。

田原城・三の丸

水堀

桜門と水堀

田原城の南側には桜門と水堀、石垣を見ることができます。

石垣は初期の頃の自然石を加工せずに積み上げる、野面積みです。

水堀と石垣、桜門と揃っているので、いかにもお城といった雰囲気がして良いです。

狭間が切られている土塀が再建されているのも良いです。

桜門

復元された桜門

近年に再建された桜門です。

形式は櫓門で門扉には鉄板が打ち付けられている外観になっています。

両側の土塀は海鼠壁になっていますが、桜門と共に史実に忠実かどうかは分かりません。

しかし、水堀と野面積みの石垣と相まって、堅牢な雰囲気がして良いです。

内側から見た桜門

内側から桜門を見てみます。

櫓部分の縦の高さが低いことが分かります。やはり想像で再建したのでしょうか。

城内は整備され石畳になっているので、綺麗に整備されていて印象が良いです。

田原城・二の丸

二の丸櫓

桜門と二の丸櫓

桜門の横には二の丸櫓があります。

こちらも再建されたもので、望楼型の二重櫓となっています。

古写真には外壁は下見板張りになっていたので、このように白漆喰ではなかったようです。

曲輪内部

冠木門と二の丸櫓

二の丸重櫓の内部に入る事ができます。

内部には資料が展示されているので、是非見学しましょう。

また直ぐ近くには、田原市博物館があります。

博物館には田原藩の家老であった、渡辺崋山の作品や田原市や田原藩の歴史に関することが展示されているので必見です。

【田原市博物館】

所在地:〒441‐3421 愛知県田原市田原町巴江11‐1

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:無料

休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

ウェブサイト:田原市博物館

田原城・本丸

本丸に建つ巴江神社

二の丸の北側に本丸があります。

現在の本丸には巴江神社が建立されていて、年に一度お祭りが行われています。

田原城・大手跡

惣門跡

惣門跡の石垣

田原城の東側に惣門跡があります。

発掘調査と絵図により17世紀中頃に石垣が築かれた事が確認され、絵図に二層の門が描かれています。

現在でも石垣の一部が残されていて、田原城の貴重な遺構となっています。

田原市報民倉

現在でも災害に備えて資材が保管されている田原市報民倉

惣門跡の横には田原市報民倉があります。

報民倉は1835年に渡辺崋山が飢饉に備えて穀物を備蓄した倉で、天保の飢饉の際に田原藩は餓死者を一人も出すことがありませんでした。

渡辺崋山 池ノ原幽居地跡(田原市指定文化財・史跡)

復元された渡辺崋山 池ノ原幽居地跡

田原城から西へ300m程の所に渡辺崋山 池ノ原幽居地跡があります。

渡辺崋山は慎機論にて幕府の外国船打ち払い政策に反対した為、1839年の蛮社の獄により幕府から田原藩での蟄居を命じられました。

この地で家族と慎ましく生活を送りますが、田原藩に迷惑が及ぶことを恐れた為、「不忠不孝渡辺登」の絶筆の書を残して切腹します。

まとめ

本丸と二の丸の石垣

田原城は1万石ほどの小さな藩のお城ですが、桜門や二の丸櫓が再建され、渡辺崋山ゆかりの地として作品が多数拝見できる事が魅力的です。

本丸には崋山神社が建立されているので、のんびり散策すると良いと思います。

ウェブサイト:田原城(田原市博物館)|【公式】愛知県の観光サイトAichi Now

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