石脇城(焼津市)のアクセスや、一の曲輪の大土塁などを紹介!

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お城

静岡県焼津市の石脇城です。

1437年に築城されたと考えられています。

今川家の家督争いの時に、龍王丸(今川氏親)のおじである伊勢新九郎時盛(北条早雲)が在城していました。

北条早雲は龍王丸と小鹿範満の争いが激しくなると、龍王丸派の小川城主の長谷川正宣の管理下の石脇城に入り、小鹿範満と戦い勝利しました。

その後、北条早雲は龍王丸の後見人となり興国寺城を与えられ、関東の覇者である後北条氏の基盤を作り上げて行くことになります。

現在では、一の曲輪や二の曲輪、三の曲輪跡があり、一の曲輪の大土塁が良好に残され見どころとなっています。

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石脇城・基本情報、アクセス

所在地:〒425-0015 静岡県焼津市石脇上636

城 主:北条早雲

形 式:平山城

文化財史跡:なし

日本100名城スタンプ:該当無し

石脇城・駐車場

日本坂PA(下り) ぷらっとパーク駐車場

石脇城の西200m程の所に、日本坂PAぷらっとパーク駐車場があります。

下道から行くことができ、石脇城で一番近い駐車場です。

ぷらっとパーク駐車場付近にいる猫

ぷらっとパーク駐車場では、猫をたくさん見かける事があります。

のら猫が周辺に住み着いているようです。

人に慣れていてある程度まで近付いても逃げずに、まったりしています。

石脇城・縄張り

石脇城縄張り図(現地案内板より)

石脇城は大草山から延びた標高33mの丘陵に築かれた平山城です。

付近には山田川(石脇川)が流れていて天然の堀として利用されています。

北東部に一の曲輪があり、南側に二の曲輪、三の曲輪と連なっています。

石脇城・登城道

石脇城入口

駐車場から西へ歩いて行くと石脇城への入口があります。

分りづらいですが、生け垣の隙間から入って行くことになります。

登城道

登城道の右側には石垣がありますが、おそらく近年に積まれたものと思われます。

高い山ではないので、三の曲輪までは直ぐに着きます。

石脇城・三の曲輪

三の曲輪 内部

三の曲輪 内部

三の曲輪は石脇城で一番南側に位置する曲輪です。

広さも一番広く、平地が広がっています。

城山八幡宮

城山八幡宮

三の曲輪には城山八幡宮が建立されています。

詳細は分りませんが、地元密着型の小さなお社となっています。

城山八幡宮の近くに、石脇城の縄張り図が掲示されています。

石脇城・二の曲輪

二の曲輪と三の曲輪の間の道

二の曲輪と三の曲輪の間には道が造られています。

縄張り図と見ると堀切のようなものが書かれているので、当時は堀切であったのかも知れません。

二の曲輪は斜面に築かれた細長い曲輪となっています。

石脇城・一の曲輪

大日堂

一の曲輪に建つ大日堂

一の曲輪には大日堂が建立されています。

焼津市指定文化財に指定されている、吉祥天立像や不動明王像があるようです。

曲輪内部

一の曲輪 内部

一の曲輪は丘陵の最高所に位置している曲輪です。

曲輪の広さは46m×18mの広さがあり、城主が過ごした場所と考えられています。

6月に行ったのですが、草が刈られているので見やすくなっています。

大土塁

一の曲輪の大土塁

一の曲輪の北東隅には大土塁が残されています。

大土塁は高さが1~2m程で、傾斜は緩やかとなっています。

石脇城で唯一ハッキリと残されている遺構なので、見どころです。

景色

一の曲輪からの景色

一の曲輪は視界が開けているので景色が良いです。

手前側には東海道本線やビール工場、遠くには駿河湾を見る事ができます。

最後に

一の曲輪の斜面

石脇城は一の曲輪の大土塁が見どころです。

戦国時代、下克上の先駆者である北条早雲ゆかりのお城なので、歴史ロマンに浸る事ができます。

石脇城ウェブサイト

 https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/2020127.html

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