鬼ノ城(岡山県)のアクセスや西門、角楼などの見どころを紹介!

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お城

岡山県総社市の鬼ノ城です。

7世紀後半に標高400mの鬼城山に築かれた、古代山城です。

山の8~9合目に版築土塁が2.8㎞に渡り築かれ、水門や石垣も築かれています。

また、東西南北に城門が築かれていた事が判明しており、現在では西門と角楼が復元されています。

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鬼ノ城・基本情報、アクセス

所在地:〒719-1101 岡山県総社市奥坂、黒尾

城 主:大和朝廷

形 式:古代山城(神籠石系)

文化財史跡:国指定史跡

日本100名城スタンプ場所:鬼城山ビジターセンター

鬼ノ城・駐車場

鬼城山ビジターセンターの駐車場を利用できます。

無料で60台程駐車出来ます。

このビジターセンターに行くには山道を登らなくては行けず、途中には車がすれ違い出来ない位の道幅が狭いところがあります。

すれ違い出来るポイントが所々にあるので、譲り合いながら行くことは出来ます。

小型車で行くのが良いでしょう。

鬼城山ビジターセンターには鬼ノ城の模型などの展示がされているので、登城前に行くのがオススメです。

ビジターセンターから山道を歩いて行くと、西門のビューポイントがあります。

【鬼ノ城ビジターセンター】

所在地:〒719-1105 岡山県総社市黒尾1101-2

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日:月曜日・年末年始(12月29日~1月3日)

ウェブサイト:https://www.city.soja.okayama.jp/kanko_project/bunka_sports/hakubutukantekisisetu/kinojouzan_vc.html

鬼ノ城・西側

西門(ビューポイント)

復元された西門

ビューポイントから西門までは距離があります。

山の頂上に版築土塁と西門がそびえている姿は圧巻です。

1300年以上前にこのような大規模なお城が築城された事を考えると、すごい労力ですね。

ビューポイントから西門方向へ歩いて行くと、角楼が見えて来ます。

角楼

復元された角楼

角楼は西門へ至る道に築かれていて、防衛上重要な施設です。

発掘調査を元に推定復元されています。角楼の上に登る事が出来ます。

道の先へ進むと、西門です。

西門への道

西門への道の直ぐ横には版築土塁が復元されています。

敵が西門へ至るまで常に、土塁の上から攻撃出来るようになっています。

土塁は高く登る事は不可能でしょう。

西門

西門

西門は発掘調査を元に推定復元されています。

高さが13mもあり階上に城兵が守備する空間があります。

門には古代の絵?がかかれた札のようなものが付けられています。独特な雰囲気があります。

西門を通り抜け、角楼付近へ行きます。

角楼手前から見た西門

角楼付近から西門を見ると、西門の奥、眼下には山や平地が見えます。

標高400mの頂上に築かれていることが実感出来ます。

風通りも良く気持ちが良いです。

敷石

敷石

西門付近には石が敷き詰められている所があります。

この敷石は通路と、雨水が城壁を壊してしまうのを防ぐ意味があるようです。

日本の古代山城ではこの鬼ノ城しか無い貴重な遺構です。

西門を起点にぐるりと一周回って見ることにします。

鬼ノ城・南側

石垣

石垣

鬼ノ城を散策するときは2.8㎞あり、舗装されていない山道なので歩きやすい服装が必須です。

山道の途中には石垣の跡が所々確認出来ます。

しばらくすると南門跡が見えて来ます。

南門跡

南門跡

南門は間口12.3m、奥行き8.2mあり、12本の柱で門の上屋を支えていました。

西門と同等規模を誇っていたようです。

現在は敷石、石垣が復元整備されています。

また、しばらく山道を歩いて行くと東門跡が見えてきます。

鬼ノ城・東側

東門跡

東門跡

東門は間口3.3m、奥行き5.6mで西門や南門と比べると小さいです。

外側から門に入ると岩盤が立ち塞がります。

山の地形を巧みに利用していますね。

山道をしばらく歩くと、屏風折れの石垣が見えてきます。

屏風折れの石垣

屏風折れの石垣

絶壁の上に石垣が積まれています。

古代の人はどのように石垣を積んだのでしょうか?

足場に石の凹凸等があり中々危険な場所です。

高所恐怖症の人は結構スリルがあります。

屏風折れの石垣先端部分

屏風折れの石垣の先端の平地はのようになっています。

非日常感がすごくあります。

また、しばらく歩いて行くと北門跡があります。

鬼ノ城・北側

北門跡

北門跡

北門は西門、北門よりはやや小さい門です。

通路の床面には排水溝が発見されています。

古代山城では初の発見で、鬼ノ城の他には、高松市の屋島城があります。

石垣が綺麗に積まれていますね。

倉庫群、礎石建物跡

倉庫群跡、礎石建物跡

鬼ノ城中央部には倉庫群跡があります。

7棟の建物跡があり、柱を支える礎石が発見されています。

建物内には食料や武具が納められていたと推測されています。

まとめ

鬼ノ城からの眺望

鬼ノ城は古代山城の壮大な築城を体感出来るお城で、戦国時代の近世城郭とはまったく違った雰囲気があります。

ちなみに鬼ノ城を1周するとくたくたになります。良い運動になりますね。

鬼ノ城ウェブサイト

 https://www.city.soja.okayama.jp/kanko_project/kanko/kannkou_bunnka/kankouti/kinojyo/kinojo.html

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