大分県大分市にある大分府内城。
1597年に豊臣秀吉から命を受けて福原直高が築城しました。
1600年の関ヶ原の戦い後、竹中重利が3万5千石で城主となり4重の天守を持つ本丸、御殿のある二の丸、北之丸(山里丸)、武家屋敷となる三の丸が1602年に完成しました。
1634年に重利の子、重義が長崎奉行時代の不正により切腹し、日根野義吉明が2万石で城主となります。
1656年に吉明が嗣子なく断絶した為、臼杵藩主の稲葉信通が城代となります。
1658年に松平忠明が高松より入城し、明治維新まで大給松平氏が城主となります。
現在は大分城址公園として整備され、宗門櫓と人質櫓が現存、西の丸角櫓や大手門、着到櫓、廊下橋などが復元、天守台、水堀、石垣などが残され見どころとなっています。
大分府内城・基本情報、アクセス
所在地:〒870‐0046 大分県大分市荷揚町1-2-1
城 主:福原直高、竹中重利、日根野義明、松平忠明など
形 式:平城、梯郭式
文化財史跡:県指定史跡、市指定史跡
日本100名城スタンプ:城内大手門下
大分府内城・御城印

大分府内城 御城印 1枚500円
大分府内城の御城印が販売されています。
大分府内城北側の「セブンイレブン大分荷揚町店」で1枚500円で購入する事が出来ます。
また、大分駅にある大分市観光案内所でも購入する事が出来ます。
【セブンイレブン大分荷揚町店】
【大分市観光案内所】
所在地:〒870-0831 大分県大分市要町1-1
営業時間:8:30~19:00(12月31日と1月2日は8:30~17:00)
定休日:年中無休
ウェブサイト:大分市観光案内所-おおいた市観光ナビ
大分府内城・駐車場

大分府内城の西の丸内に「大分城址公園臨時駐車場」があります。
50台程停められる無料駐車場です。トイレは城内(城址公園内)にあります。
臨時駐車場と書かれていますが、普通に停める事が出来ます。
大分府内城・縄張り図

大分府内城は大分川と住吉川の河口部に築かれ、北側は別府湾に面した平城(海城)です。
本丸を中心に西側に西の丸、南東側に東の丸、北西側に山里丸、北の丸、南側に南の丸が配置され4重の堀で囲まれていました。
西の丸と東の丸の間に大手門があり、堀に廊下橋を架けた内桝形虎口となっていて堅固な縄張りとなっています。
大分府内城・西の丸
大手門(多聞櫓門)

西の丸と東の丸の間の南側に大手門(多聞櫓門)があります。
大手門は1945年の大分空襲により焼失しましたが、1965年に復元されました。
当時は大手門と三の丸の間の堀には廊下橋が架けられていましたが、現在は埋め立てられて渡れるようになっています。
西の丸角櫓

西の丸の南西隅に角櫓があります。
西の丸角櫓は1965年に復元された二重櫓で外観は白漆喰塗籠、隅部に石落とし、多数の狭間が切られています。
大分府内城の南側は水堀、石垣、復元された櫓、塀が整然と立ち並び、近世城郭の完成形を目の当たりにする事が出来て、見どころです。
宗門櫓(県指定史跡)

西の丸の角櫓と大手門の間に宗門櫓があります。
宗門櫓は1854年の安政大地震で壊れましたが、1859年に再建された江戸時代の貴重な城郭建築物です。

水堀側から見ると平櫓のように見えますが、西の丸内部から見ると二重櫓であることが分かります。
当時は櫓の北側に石垣が延びていて、2階の入口に繋がる石段がありましたが、明治時代に取り壊されてしまいました。
宗門櫓は江戸時代の貴重な建築物で、外側と内側で見え方が違う珍しい櫓で見どころです。
大分府内城・東の丸
着到櫓

東の丸南西角に着到櫓があります。
着到櫓は1965年に復元された二重櫓で外観は白漆喰塗籠、隅部に石落とし、多数の狭間が切られています。
着到櫓は大手口に張り出すように設置されていて、横矢が掛けられるように縄張りが工夫されています。
二重櫓(平櫓跡、三重櫓跡)

東の丸の南東角に二重櫓があります。
二重櫓が建てられている場所は元々平櫓が建てられていて、二重櫓は模擬櫓となります。
二重櫓横の隅部には三重櫓跡で、1599年に福原直高が建てた三重櫓がありましたが、1743年の大火で焼失してしまいます。
二重櫓

東の丸の北東隅に二重櫓があります。
二重櫓は1966年に復元された建物で、元々の櫓は1743年の大火で焼失しました。
当時の東の丸北側(本丸東側)には水手口があり、内堀に繋がる門と石段が設けられていました。
実際に1743年の大火の際に幕府からもらった御朱印が舟で運び出されました。
大分府内城・本丸
人質櫓(県指定史跡)

本丸の北側に人質櫓があります。
人質櫓は1854年の地震により破損しましたが、1861年に再建された江戸時代の貴重な現存の櫓です。
本丸北東部の人質場と呼ばれる曲輪にある事から、人質櫓と名付けられていて1階が3間×3間(約6.9m×6.9m)、2階が2間×2間(約4.9m×4.9m)の大きさがあります。
本丸北側の人質櫓は本丸に残る貴重な二重櫓で見どころです。
天守台

本丸には一際高い天守台があります。
天守台には1602年に高さ16m、四重の層塔型の天守が建てられ、南側と西側に多聞櫓形式の付櫓が付属し、更に西側には二重櫓、南側には東大門と繋がっていました。
天守台は大分府内城で最も高い石垣で迫力があり、当時の天守も想像が掻き立てられる場所で見どころです。
大分府内城・山里丸(北の丸)
廊下橋

西の丸の北側に山里丸があり廊下橋で繋がっています。
廊下橋は1995年に復元された橋で、長さ21.7mがあり屋根は檜皮葺きとなっています。
廊下橋が復元されている城郭は全国的にも珍しく、大分府内城の他には和歌山城と福井城にあり見どころとなっています。

廊下橋を渡った先は西の丸の桝形虎口となっています。
現在も石垣や塀により四角い空間が形成されていて、右に折れる様になっています。
当時は右に曲がった先に冠木門が建てられていて、現在でも長さ80㎝、幅60㎝の礎石が残されています。
慶長の石垣

山里丸は茶の湯や能、月見が行われた場所で、現在は松栄神社が建立されています。
山里丸には廊下橋復元の際の発掘調査により、慶長期絵図に記された石垣が確認されました。
慶長期の築城当時に築かれた山里丸の石垣で、歴史ロマンを感じます。
まとめ

【大分府内城の見どころ】
・西の丸、東の丸の南側の内堀越しに見る二重櫓、大手門、土塀、石垣などの城郭建築物
・西の丸残る外側と内側からの見え方が違う、江戸時代の貴重な建築物である宗門櫓
・本丸北側に残る江戸時代の貴重な建築物である二重二階の人質櫓
・本丸に築かれている城内最大の高さで天守の想像を掻き立てられる天守台
・全国的にも珍しく貴重な山里丸と西の丸を繋ぐ廊下橋
ウェブサイト:大分市/府内城

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