和歌山城のアクセスや天守閣、岡口門、御橋廊下などの見どころを紹介!

スポンサーリンク
お城

和歌山県和歌山市の和歌山城です。

1585年に秀吉の弟である羽柴秀長が、紀ノ川と和歌川に挟まれた丘に築城しました。

普請奉行は築城名人として名高い藤堂高虎が務めました。

1586年に桑山重晴が城代として本丸の改修を行いました。

その後、浅野幸長が関ヶ原の功により和歌山城に入り改修し、1605年には下見板張りの天守が建てられました。

1619年に徳川家康の10男である徳川頼宣が入城、御三家に相応しい城郭に改修し、紀州徳川家55万石の居城となりました。

1945年の和歌山大空襲により天守が焼失してしまいます。

現在では連立式の天守閣が再建され、資料館として開館しています。

また、岡口門が現存、二の丸と西の丸を接続する御橋廊下が復元、秀長時代の野面積み、幸長時代の打込み接ぎ、徳川時代の切込み接ぎの石垣が残されており見どころとなっています。

スポンサーリンク

和歌山城・基本情報、アクセス

所在地:〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3

城 主:羽柴氏、桑山氏、浅野氏、徳川氏

形 式:平山城

文化財史跡:国指定史跡、国指定名勝、重要文化財1件

日本100名城スタンプ場所:和歌山城天守閣楠門受付

和歌山城・駐車場

和歌山城の南に和歌山城公園駐車場があります。

有料で58台駐車する事ができ、天守閣に一番近い駐車場です。

和歌山城・南の丸

岡口門(重要文化財)

和歌山城で貴重な現存建築物である岡口門(重要文化財)

和歌山城南東に岡口門があります。

岡口門は搦手に設置された現存の櫓門です。

羽柴秀長が築城した当初は大手門でしたが、浅野氏が城主になると、一の橋の門を大手に変更しました。

和歌山城東側を雑賀の庄の岡と云われていた為、岡口門と呼ばれています。

岡中門跡

算木積み、切込み接ぎの石垣が美しい岡中門跡

岡口門を通ると北側に岡中門跡があります。

現在は門はありませんが、高く積まれた石垣があります。

切込接ぎで隙間無く積まれていて、隅部の算木積みは特に綺麗に積まれています。

和歌山城・松の丸

右手に野面積みの石垣がある松の丸

岡中門跡を通り、表坂を登ると松の丸になります。

松の丸は細長い郭で、本丸の下段に位置しています。

石垣は先ほどとは打って変わって、野面積みで荒々しく積まれています。

羽柴氏又は、浅野氏時代に積まれたものでしょうか。

和歌山城・本丸

天守閣

本丸から見た天守閣

松の丸を上っていくと、本丸になります。

和歌山城は本丸には天守閣がなく、天守曲輪に建てられています。

本丸からは天守曲輪に建つ天守閣を見ることが出来ます。

和歌山城・天守曲輪

天守閣

天守曲輪下段から見た大天守

天守曲輪下段が天守曲輪の入口になります。

和歌山城の大天守は三重三階です。

当時の大天守は太平洋戦争の戦火で焼失しているので、現在の大天守は1958年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。

大天守は小天守と櫓を渡櫓で連結し、天守曲輪外周を取り囲んでいます。

全国的に珍しい連立式の天守で、最も防御力の高い形式になります。和歌山城の他には姫路城松山城があります。

【和歌山城天守閣】

所在地:〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3

開館時間:9:00~17:30(入館は17:00まで)

入館料:大人410円・小人200円

休館日:12月29日~12月31日

ウェブサイト:http://wakayamajo.jp/index.html

櫓と楠門

天守曲輪の櫓と楠門

天守曲輪には楠門から入ります。

天守曲輪の櫓の石落としの形が、曲線を描いているのが面白いです。

天守曲輪西の櫓

天守曲輪の西にも櫓があります。

二重二階の櫓です。

天守閣

破風の青海波が美しい和歌山城大天守

天守曲輪の東に大天守があります。

御三家に相応しいよう、破風には青海波の模様が施されています。

銅板で造られていて、銅が長年の風雨によって錆びる事で、青緑色になっています。

白漆喰の白色と映えますね。大天守内部は資料館となっています。

紀州徳川家のゆかりの品が展示されています。

景色

大天守からの景色

大天守からは和歌山の街が見えると共に、天守曲輪が櫓で囲まれていることが分かります。

再建されたものですが、外観をしっかりと再現されているので、迫力がありますね。

和歌山城・砂の丸

追廻門(市指定文化財)

追廻門(市の指定文化財)

和歌山城の西には、追廻門があります。江戸時代に建てられた門で、岡口門と共に貴重な現存の建物です。

魔除けの為に、朱色で塗られています。

和歌山城・西の丸

西の丸庭園

西の丸庭園と御橋廊下

西の丸には、名勝西の丸庭園があります。

落ち着いた雰囲気で、秋には紅葉を楽しむ事が出来ます。

散策にオススメです。

御橋廊下

御橋廊下

西の丸と二の丸を繋ぐ、御橋廊下が復元され架けられています。

藩主やお付きの人が渡っていた橋で、内部が見えないように壁で囲まれています。

西の丸と二の丸は高低差があるので、橋が斜めに架けられているのが特徴的で、珍しい橋です。

実際に渡る事も出来ます。結構急でした。

大天守と渡櫓

西の丸から見た大天守

西の丸にはわかやま歴史館があります。

2Fに和歌山城の歴史と郷土の人物の資料が展示されています。

1Fには観光案内所と、お土産売り場があり、オープンテラスで休憩する事が出来ます。

お城を眺めながらの休憩は良いですね。

【和歌山歴史館 歴史展示室】

所在地:〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁三番地

開館時間:9:00~17:30(入館は17:00まで)

入場料:大人100円・小人無料

休館日:12月29日~12月31日

ウェブサイト:http://wakayamajo.jp/tenji/index.html

和歌山城・二の丸

大手門

大手門(一の橋の門)

二の丸の北に大手門があります。

当時の大手門は、1909年に自然倒壊した為、1983年に手前の一の橋と共に再建されました。

風情のあるお城の入口ですね。

大天守と御橋廊下

大天守と御橋廊下

北堀からは大天守と御橋廊下をいっぺんに見ることが出来ます。

ここは和歌山城の写真スポットですね。

水堀越しに一直線に見えるのが良いです。しばらく写真撮影をしてしまいます。

旧大村家住宅 長屋門(市指定文化財)

旧大村家住宅 長屋門(市指定文化財)

和歌山城の南東に大村家の長屋門が現存しています。

紀州藩士の大村弥兵衛家の長屋門で、江戸時代に建てられたものです。

立派な門ですね。これでも大村家は中級の武士だったようです。

上級の武士の門は、もっと立派なのでしょうか。

まとめ

大天守玄関

和歌山城は御三家に相応しいお城です。

連立式の天守で白漆喰に青海波の意匠が綺麗です。

また、時代によって様々な石垣の積み方があるので、違いを探しながら見るのが楽しいです。

ちなみに、石垣を登る小っちゃい人の形を木の根っこがあります。

城内を探しながら歩くのも楽しいと思います。

和歌山城ウェブサイト

 http://wakayamajo.jp/index.html

御三家のオススメのお城

 名古屋城のアクセスや天守閣、本丸御殿などの見どころを紹介!

コメント

タイトルとURLをコピーしました