滋賀県甲賀市にある高尾城。
付近にある鮎河城と共に南北朝時代に築かれたと云われてます。
戦国時代に黒川氏が改修し、使用したとされます。
現在でも標高408mの山頂部に主郭があり、横堀、堀切などが残され見どころとなっています。
高尾城・基本情報、アクセス
所在地:〒528-0202 滋賀県甲賀市土山町鮎河941
城 主:頓宮弥九郎
形 式:山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当なし
高尾城・駐車場
高尾城の南にあるうぐい川公園の駐車場を利用すると良いでしょう。
10台程停められる無料駐車場で、トイレも完備しています。
駐車場から登城口までは歩いて10~13分程です。
高尾城・登城口
説明板
高尾城から南に50m程の所に鮎河城と高尾城の説明板があります。
ちょうど鮎河城と高尾城の中間地点にあり、それぞれの概要が書かれています。
登城口
高尾城の南側に登城口があります。
高尾城登口と書かれた説明板と高尾山の石碑が目印です。
登城口には高尾地蔵堂があります。
登城口は地蔵堂の後ろ側にあります。
高尾城と書かれた案内板が設置されていますが、登城道は整備されていません。
道なき山の斜面を登って行く事になります。
登城道はないので途中にあるフェンスを伝って、斜面を登って行くのが無難です。
かなりの急斜面となっているので、転倒しないように注意が必要です。
高尾城・腰曲輪
曲輪内部
斜面を登り切ると主郭の南側にある腰曲輪に着きます。
腰曲輪が主郭に付随する細長い曲輪で、主郭の南側の守備を担っています。
畝状竪堀群
腰曲輪の南側の斜面には畝状竪堀群が築かれています。
現在、畝状竪堀群はほとんど遺構は残されておらず、かすかに1本竪堀らしき跡があるのみです。
横堀
腰曲輪には横堀が築かれています。
横堀は深さが1mない位で、長さは30m程はあります。
横堀は主郭の南側を守る上で重要な防御施設であり、見どころです。
竪堀
腰曲輪の西側には竪堀が残されています。
現在の竪堀はほとんど残されておらず、かすかに竪堀の跡が確認できる位です。
竪堀を築く事で斜面の横移動を防ぐ効果があります。
高尾城・主郭
堀切(西側)
主郭の西側には堀切が築かれています。
堀切は深さが5~6m、幅は10m程あり、良好に残されています。
主郭西側の堀切は迫力があり、高尾城一番の見どころです。
主郭内部
標高408mの位置に主郭があります。
主郭は尾根上に築かれていて、細長い曲輪となっています。
高尾城は尾根伝いにフェンスが設置されていて、自由に移動する事が難しい為、見学し辛くなっています。
堀切(東側)
主郭の東側にも堀切が築かれています。
東側の堀切は西側より一回り小さい規模となっています。
竪堀
東側の堀切の近くには竪堀が築かれています。
こちらの竪堀もほとんど遺構は残されていません。
フェンスがあり、足場もかなり悪いため、滑落しないように注意が必要です。
こんなところに良く案内板を設置したなと思います。
まとめ
高尾城は腰曲輪の横堀と、主郭の堀切が見どころです。
高尾城は登城道や見学路が整備されていない山城なので、よほどのお城好きではない限り行かなくても良いと思われます。
見学する場合は足場が悪いのでケガをしないように注意が必要です。
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