静岡県浜松市にある清瀧寺です。
徳川家康の長男である信康を祀る為に家康が建立したお寺です。
当時徳川家康は織田信長と同盟を結んでおり、敵対する武田勝頼に内通したと疑われ切腹を命じられ信康は二俣城で自刃しました。
境内の奥には信康のお墓があり、二俣城で飲み水を確保する為に建てられていた井戸櫓を再現されています。
また、すぐ横には「本田宗一郎ものづくり伝承館」があり、多数のオートバイが展示されています。
清瀧寺・基本情報、アクセス
所在地:〒431‐3314 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1405
宗 派:浄土宗知恩院
本尊:阿弥陀如来
清瀧寺・駐車場
清瀧寺の東側に駐車場があります。
5台ほど止められる無料駐車場です。トイレは本田宗一郎ものづくり伝承館の裏手にあります。
清瀧寺・境内
諏訪神社
駐車場の横には諏訪神社があります。
清瀧寺と関連があるかは分かりませんが、ご利益のありそうな神社です。
井戸櫓
諏訪神社の隣には池があり、清瀧の滝が流れています。
池の横には二俣城で建てられていたと云われる井戸櫓が再現されています。
1572年に武田信玄は徳川家康の所領である二俣城を包囲しました。
天竜川の断崖に築かれた二俣城は堅城であり、なかなか攻め落とすことができませんでした。
そこで武田軍は二俣城を兵糧攻めにするべく、徳川軍は天竜川から井戸櫓を使い水を確保している事に着目し、天竜川に大量の筏を流し井戸櫓を破壊しました。
水がなくなってしまった徳川軍は降伏し、開城しました。
信康堂
井戸櫓の近くには信康堂があります。
徳川家康の長男である信康のお堂で、木像や信康の生涯が分かる説明板があります。
また、お堂には「金のなる木の伝」の紙があり、徳川家康が小姓に話したと云われるエピソードが書かれています。
一人一枚頂くことができ、財布の中に入れておくと良いことがあるかもしれません。
薬医門
井戸櫓の横にある坂を登って行くと薬医門が見えてきます。
この薬医門がいつ頃建てられたものかは分かりませんが、歴史を感じる建築物です。
本堂
清瀧寺は京都知恩院の末院でご本尊は阿弥陀如来です。
信康を祀るお寺で、天正9年に徳川家康が訪れ清水が流れるのを見て清瀧寺と名付けました。
信康の他にも、当時二俣城主であった大久保忠世や三方ヶ原の戦いで討ち死にした中根正照などのお墓もあります。
信康廟
本堂の左側から信康廟に行く道があり、階段を上っていくと信康廟があります。
1579年に信康は二俣城で自刃しこの清瀧寺で祀られています。
信康廟の近くまで行くことはできませんが、廟の前には赤い門があり徳川家の家紋が掲げられていることが分かります。
信康の死には様々な説があり、ハッキリと明確な答えがありませんが、信康の悲運を感じます。
本田宗一郎ものづくり伝承館
清瀧寺の隣には本田宗一郎ものづくり伝承館があります。
浜松市天竜区はホンダの創業者である本田宗一郎の生まれ故郷で、オートバイを開発、販売した偉人です。
伝承館では本田宗一郎の生涯やものづくりの歴史、オートバイの展示などがあります。
【本田宗一郎ものづくり伝承館】
所在地:〒431‐3314 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1112
開館時間:10:00~16:30
入館料:無料
休館日:月曜日・火曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)
ウェブサイト:https://honda-densyokan.com/
まとめ
清瀧寺は信康廟や再現された二俣城の井戸櫓が見どころです。
二俣城の近くにあるので、セットで訪れたいお寺です。
また、本田宗一郎ものづくり伝承館も隣接しているので、こちらも必見です。
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