兵庫県伊丹市にある有岡城。
南北朝時代から戦国時代にかけて伊丹氏が築城したと云われています。
1574年に荒木村重が入城し改修を行い、有岡城と改名します。
1578年に荒木村重は織田信長から離反すると、有岡城は織田軍に攻められます。
荒木村重は10ヵ月間籠城し織田軍の攻撃に耐えますが、村重は嫡子村次のいる尼崎城に逃れますが、有岡城は落城します。
1580年に池田恒興の嫡子である元助が入城しますが、翌年美濃へ移ると秀吉の領地となります。
その後、城は廃城となり江戸時代には古城山と呼ばれるようになります。
現在城跡は国の史跡に指定され、主郭跡や石垣、空堀跡が残り見どころとなっています。
また、城跡の近くには「市立伊丹ミュージアム」があり伊丹市の歴史が展示されています。
有岡城・基本情報、アクセス
所在地:〒664‐0846 兵庫県伊丹市伊丹1丁目12-12
城 主:伊丹氏、荒木村重、池田元助
形 式:平城
文化財史跡:国指定史跡
日本100名城スタンプ:該当なし
有岡城・御城印

有岡城 御城印 1枚300円
有岡城の御城印が販売されています。
伊丹駅構内にある「伊丹観光物産ギャラリー&カフェ」で1枚300円で購入する事が出来ます。
【伊丹観光物産ギャラリー&カフェ】
所在地:〒664‐0846 兵庫県伊丹市東有岡1丁目15-6-2
営業時間:9:00~19:00
休業日:12月30日~1月2日
有岡城・駐車場

有岡城跡から400m程西へ行った場所に「市営宮ノ前地下駐車場」があります。
300台程停められる広さの有料駐車場です。7:00~23:00までは30分200円となっています。
入口は東りいたみホールの南側にもあります。
【市営宮ノ前地下駐車場】
営業時間:7:00~23:00(入出庫可能時間)
料 金:7:00~23:00 30分200円、23:00~7:00 60分100円
最大料金:1日 平日800円、1日 休日1200円
ウェブサイト:タイムズ伊丹市立宮ノ前地下駐車場
有岡城・縄張り図

有岡城は猪名川の西側にある伊丹段丘に築かれた平城です。
主郭部が東側にあり、家臣団が住み侍町、町人が住む町屋地区に分かれこれらを東西800m、南北1700mの範囲に堀と土塁で囲んだ総構えとなっています。
北端に岸の砦、西側に上ろう塚砦、南端に鵯塚砦を築き防衛力を強化しています。
有岡城・主郭
堀跡

主郭の西側に堀跡が残されています。
主郭を守る為の内堀で現在でも18m程の幅が残されていて、当時は南側にも堀が築かれていました。
主郭西側の堀は市街地化されている中で、有岡城に残る貴重な城郭遺構で見どころです。
入口、石碑

有岡城はほとんどが市街地化している為、遺構があまりありません。
主郭の入口には有岡城の石碑が設置されていますが、回りの石垣は近代に積まれたものと思われます。
石垣

主郭の北側には石垣があります。
石垣は公園が整備される時に復元されたもので、石材には五輪塔や供養塔などの転用石が使用されています。
主郭部の石垣は当時の有岡城の様子が分かり、見どころとなっています。
土塁

主郭には土塁もあります。
土塁は主郭の西側に築かれていて、高さは2~3m程となっています。
土塁も有岡城の当時の様子が分かる貴重な遺構となっていて見どころです。
井戸跡

主郭には井戸跡があります。
表面上に見えているものは恐らく公園整備時に表現されたものと思われますが、これとは別にもう一つ井戸跡があります。
礎石建物跡

主郭には礎石建物跡があります。
発掘調査により見つかった礎石の配置に沿って、礎石が表面展示されています。
官兵衛ゆかりの藤

主郭の南側には官兵衛ゆかりの藤があります。
1578年に荒木村重が織田信長に反旗を翻します。黒田官兵衛が村重を説得する為に有岡城に赴きますが幽閉されてしまいます。
その際に官兵衛は藤の花を見て生きる力を得たと云うエピソードがあります。
子の藤は姫路城にあった藤から子孫樹を植樹しています。
市立伊丹ミュージアム

有岡城から300m程北西に行った場所に「市立伊丹ミュージアム」があります。
ミュージアムでは伊丹地域の縄文時代から近代までの歴史資料がされていて、無料で見学する事が出来ます。
企画展や日本庭園などもあり、綺麗なミュージアムとなっています。
【市立伊丹ミュージアム】
所在地:〒664‐0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2丁目5‐20
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料:無料(企画展は有料)
休館日:月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
ウェブサイト:I/M 市立伊丹ミュージアム
旧石橋家住宅(県指定文化財)

伊丹ミュージアムの隣には「旧石橋家住宅」があります。
「旧石橋家住宅」は江戸時代後期に建てられた町屋で、初代弥兵衛八百屋を始めた事に始り4代目の時に宮ノ前に移りました。
内部を無料で見学する事が出来て、江戸時代の商屋の様子を見る事が出来ます。
旧岡田家酒蔵

「旧石橋家住宅」の隣には「旧岡田家酒蔵」があります。
建物は江戸時代前期頃に建てられ、酒蔵は1715年頃のものと云われています。
内部には酒造りの道具や大きな設備があり、痛みの江戸時代の酒造りの様子を見る事が出来ます。
まとめ

【有岡城の見どころ】
・主郭に復元された転用石が使用された石垣
・主郭西側の幅18m程の大きな空堀跡
・伊丹の歴史や江戸時代の町屋、酒蔵の様子が分かる「伊丹ミュージアム」「旧石橋家住宅」「旧岡田家酒蔵」
ウェブサイト:有岡城跡/伊丹市

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