栃木県栃木市にある二条城。
いつ頃築城されたのかはハッキリと分かっていませんが、戦国時代に築かれたと推測されています。
新城(にいじょう)新しい城が変化したと云われています。
藤田能登守信吉が西方を領有して西方藩が成立すると、陣屋が二条城に置かれました。
現在でも、主郭や土塁、空堀などが残され見どころとなっています。
二条城・基本情報、アクセス
所在地:〒322‐0606 栃木県栃木市西方町本城
城 主:藤田信吉
形 式:山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当なし
二条城・駐車場

二条城の北側(西方城の東側)に「西方城址専用駐車場」があります。
13台程停められる広さの無料駐車場です。トイレはないので「道の駅にしかた」や「西方総合運動公園」などで利用すると良いでしょう。
二条城・縄張り図

二条城は西方城の南東側にある山城です。標高135m程に築かれています。
中心の主郭は全周に土塁が巡らされていて、北西隅部には櫓台が設けられています。
西側の尾根伝いには大きな堀切が築かれ遮断されています。
二条城・登城口

二条城への登城口は「西方城址専用駐車場」の横にあります。
登城口から主郭までは10~15分程掛かります。標高もそこまで高くはないので、軽いハイキング位な道となっています。
二条城・二城

登城口から登って行くと二城と呼ばれる大きな曲輪跡に着きます。
二条城で最も広い曲輪で、案内板に二城と明記されています。とても広い平地なので陣屋が置かれて建物が並んでいたのでしょうか。
二条城・開山不動尊
開山不動尊

主郭の南東側に開山不動尊があります。
不動尊のある場所は二条城の帯曲輪であったと思われます。
お社の中には西方町の有形文化財に指定されている、開山不動明王像が安置されているようです。
竪堀

開山不動尊の近くに竪堀跡があります。
竪堀はしっかりと残されていて二条城の貴重な遺構となっています。
この場所から二条城の主郭へ登って行く事になります。
二条城・主郭
横堀

主郭の東側には横堀跡があります。
横堀はかなり幅が広く更に東側には土塁が築かれているので、横堀兼曲輪と云った雰囲気となっています。
主郭東側の横堀は規模が大きく二条城で最も大きな空堀で見どころです。
土塁

主郭は二条城で最も標高が高い場所にあります。
主郭の外周部には土塁が築かれていて、現在でもほぼ全周に渡り残されています。
主郭を取り囲む土塁は高い所で2m程になり、良好に残されているので見どころです。
石積み

主郭外周部の土塁の一部には石積み跡があります。
土塁の上に石が散乱している様子が見受けられ、当時は石積み(石垣)が築かれていたと思われます。
関東地方ではあまり築かれる事がない石垣があるのは、それだけ力があったのでしょうか。
まとめ

【二条城の見どころ】
・主郭のほぼ全周に渡り残されている高さ2m程の土塁
・主郭東側の広大な横堀と土塁
ウェブサイト:西方城址・二条城‐栃木市観光協会
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