岸和田城の駐車場や御城印、天守閣、石垣、堀などの見どころを紹介!

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お城

大阪府岸和田市にある岸和田城。

1334年に楠木正成の一族である和田氏が当時「岸」と呼ばれていたこの地に城を築き、岸和田と呼ばれるようになります。

戦国時代には松浦氏が居城とし、その後は織田信長の家臣である津田信張、蜂屋頼隆が在城します。

羽柴秀吉は家臣の中村一氏を城主として紀州の根来寺や雑賀衆への抑えとします。

1585年に秀吉は根来寺を焼き払い根来寺勢力を一掃し、叔父の小出秀政を城主とします。

小出秀政は城下町の整備を行い、天守閣も建てられました。

豊臣氏が滅亡した後は、松平氏を経て1640年に岡部宣勝が城主となると岸和田藩5万3千石の居城となります。

以後、明治維新まで岡部氏13代に渡り城主となり、1871年の廃藩置県により廃城となります。

現在でも本丸、二の丸跡があり、天守閣や隅櫓、櫓門などが再建、八陣の庭が作庭され見どころとなっています。

また、本丸、二の丸を形成する水堀や石垣が良好に残されこちらも見どころです。

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岸和田城・基本情報、アクセス

所在地:〒596‐0073 大阪府岸和田市岸城町9‐1

城 主:和田氏、信濃氏、細川氏、三好氏、松浦氏、中村氏、小出氏、松平氏、岡部氏

形 式:平城・輪郭式

文化財史跡:大阪府史跡・名勝(八陣の庭)

続日本100名城スタンプ:岸和田城天守閣受付

岸和田城・駐車場

市役所第4駐車場

岸和田城の南側に「市役所第4駐車場」があります。

90台程停められる有料駐車場で、最初の1時間は無料、以降1時間毎に100円となっています。

トイレは二の丸や、天守閣内にあります。

岸和田城・御城印

岸和田城天守閣

 岸和田城 御城印 1枚300円

岸和田城の御城印が販売されています。

岸和田城天守閣受付で、1枚300円で購入する事ができます。

タコの絵が描かれていて面白い御城印となっています。

【岸和田城 天守閣】

所在地:〒596-0073 大阪府岸和田市岸城町9-1

開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)

入館料:大人300円・中学生以下は無料

休館日:月曜日(祝日、お城祭り期間4月1日~15日は開館)・年末年始(12月29日~1月3日)

ウェブサイト:岸和田城 岸和田市公式ウェブサイト

岸和田城・二の丸

石碑

二の丸広場となっている二の丸跡

本丸の北西に二の丸があります。

当時の二の丸には二の丸御殿が建てられていて、岸和田城の中枢となっていたと思われます。

現在では二の丸広場となっていて、憩いの場所となっています。

二の丸広場観光交流センター

二の丸広場観光交流センター

二の丸には「二の丸広場観光交流センター」があります。

観光交流センターでは岸和田市の古墳の紹介、火縄銃の展示、岸和田煉瓦(キシレン)のレンガの展示、観光施設のパンフレットが置かれています。

また、無料休憩所やカフェもあるので、休憩する場所に打って付けの場所となっています。

【二の丸広場観光交流センター】

所在地:〒596‐0073 大阪府岸和田市岸城町7-22

開館時間:9:00~18:00

入館料:無料

休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

伏見櫓跡

二の丸北側に残る伏見櫓跡

二の丸の北側には伏見櫓跡があります。

1623年に伏見城から移築された櫓があった場所となっています。

伏見城から移築された櫓は福山城に現存しており、岸和田城が戦略上重要な場所であった事を物語っています。

水堀と石垣

二の丸南側の水堀と石垣

二の丸の北、西、南側には水堀が残されています。

水堀は現在でも幅が20m程残されていて、二の丸の外周部を取り囲んでいます。

石垣は高さが10m程はあるかと思われ、隅部は算木積みとなっていて、迫力があります。

岸和田城・本丸

水堀と石垣

本丸東側の水堀と犬走りと石垣

本丸の四方にも水堀が残されています。

水堀は幅が30m程あり、二の丸より広いものとなっていて、敵を近づけないようにしています。

本丸石垣の付け根には犬走りが設けられているのが特徴的で、石垣が崩れないように補強する意味があります。

本丸南側の切り込み接ぎの石垣

本丸の石垣は神於山周辺や瀬戸内海で採れた和泉砂岩と花崗岩が使用されています。

割石を使用した打ち込み接ぎが主流で、本丸南側では石を隙間なく積む切り込み接ぎで横に目地が通る布積みとなっている場所もあります。

石垣は二の丸よりも折れが多用されていて、横矢掛かりが意識されていて、厳重な防備となっています。

本丸外周部を取り囲む長大な水堀と様々な積み方の石垣は見どころです。

大手櫓門

本丸西側の大手櫓門

本丸の入口は土橋が築かれていて、奥には櫓門が建てられています。

本丸虎口は真っすぐ延びる平虎口ですが、土橋にもしっかりと石垣が築かれています。

櫓門は再建されたものとなっていますが、虎口の重圧感を感じる事ができます。

八陣の庭(名勝)

国の名勝に指定されている八陣の庭

本丸の天守閣前には八陣の庭があります。

1953年に重森三玲により設計された枯山水で、緑泥片岩で三国志の諸葛亮の八陣法を取り入れて、大将を中心に天、地、風、雲、龍、虎、鳥、蛇の陣を配しています。

天守閣の展望台から一望する事ができる、面白い庭園となっています。

天守閣

本丸に再建された天守閣、小天守が付随している

本丸には天守閣が建てられています。

当時の天守閣は正保城絵図によると五層で高さは18間(32m)はあったと考えらています。

現在は3層の天守閣となっていて高さは22mで、内部は岸和田城や城主の岡部氏に関する展示がされています。

再建ながらも、三層の入母屋破風、唐破風、金色の装飾が施された天守閣はカッコ良く見どころです。

景色

天守閣展望台からの景色

天守閣の最上階には展望台があり、景色を楽しむ事ができます。

展望台はぐるっと1周することができ、八陣の庭や二の丸、遠くには大阪湾を見る事ができます。

二重櫓

再建された多門櫓、二重櫓

本丸の西側には二重櫓が再建されています。

二重櫓の内部では岸和田城に関する展示や、岸和田に伝わる蛸地蔵伝説が映像で紹介されています。

天守閣だけではなくこちらも忘れずに立ち寄りましょう。

本丸の水堀越しに見る二重櫓、多門櫓

本丸の外側から二重櫓や多門櫓を見る事ができます。

水堀越しに石垣の上にそびえる二重櫓や多門櫓は壮観で見応えがあります。

奥に天守閣も少し見えているのが良いです。

まとめ

天守閣と八陣の庭

岸和田城は本丸に再建された天守閣や二重櫓、本丸を取り囲む長大な水堀、折れを多用し、多様な積み方で積まれた石垣が見どころです。

八陣の庭は他では見る事ができない近代的な日本庭園で、こちらも見どころとなっています。

ウェブサイト:岸和田城 岸和田市公式ウェブサイト

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