茨城県笠間市にある笠間稲荷神社。
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を御祭神としていて、日本三大稲荷のひとつに数えられています。
御創建は孝徳天皇の時代、651年とされていて、五穀豊穣、商売繁盛などの御利益があります。
江戸時代の笠間藩主にも厚く崇拝され、藩主が他国へ転封されても御分霊を迎えて祀ったと云われています。
現在でも江戸時代に建立された総欅造りの御本殿を始めとして拝殿や楼門、総門、鳥居などがあり、多くの参拝者で賑わっています。
笠間稲荷神社・基本情報、アクセス
笠間稲荷神社・駐車場
笠間稲荷神社の南側に「大一駐車場」があります。
40台程停められる広さの有料駐車場です。普通車は1回500円、バイクは1回200円となっています。
神社の境内までは50m程なのでアクセスが良いです。
笠間稲荷神社から東に500m程行った場所に「公営笠間稲荷駐車場」があります。
少し離れた場所にありますが、この駐車場は無料となっているのでオススメです。
駐車場から神社までは歩いて7~8分程で行くことが出来ます。
笠間稲荷神社・境内
大鳥居
笠間稲荷神社の入口には大鳥居があります。
笠間稲荷神社と書かれた扁額が掲げられていて、高さ10m程あるかと思われる大鳥居は圧倒されます。
大鳥居は内と外の境に建っていて、大鳥居の先は神社の境内となっています。
楼門
大鳥居の先に楼門があります。
1961年に建立された重層入母屋造りの楼門で、朱色と上階の緑色の格子が特徴的です。
大きく堂々とした楼門は迫力があり、見どころです。
総門
楼門の東側には総門があります。
総門は1814年に建立された入母屋造りの門で、しっくい装飾の屋根瓦となっています。
総門の周囲には奉額が掲げられていて個性に富んでおり、見どころです。
拝殿
楼門をくぐった先に拝殿があります。
1960年に建立された建物で、大きな屋根と正面の唐破風が特徴的です。
拝殿の奥には安政、万延年間(1854~1861年)に建てられた御本殿があり、入母屋造り屋根に総欅の権現造りとなっています。
御本殿の周囲には三頭八方睨みの龍や、牡丹唐獅子などの細やかな彫刻が施されています。
江戸時代に建立された飾り彫りが施された御本殿は見どころです。
聖徳殿
拝殿の東側に聖徳殿があります。
聖徳殿は聖徳太子が祀られている建物で、大黒天(大国主大神)と事比羅社(大物主大神)が合祀されています。
狐塚
御本殿の後ろ側に狐塚があります。
愛知県の豊川稲荷の霊狐塚のようにたくさんの狐像が祀られています。
まとめ
【笠間稲荷神社の見どころ】
・朱色と緑の格子が映える大きく迫力がある楼門
・江戸時代に建立されたたくさんの奉額が掲げられた総門
・重要文化財に指定されている細やかな彫刻が施されている御本殿
ウェブサイト:笠間稲荷神社
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