円覚寺の駐車場や山門、舎利殿、洪鐘などの見どころを紹介!

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神社、仏閣

神奈川県鎌倉市にある臨済宗 円覚寺。

1282年に鎌倉幕府執権の北条時宗が元寇の戦没者の為に、中国の僧の無学祖元(むがくそげん)を招いて創建しました。

円覚寺の名前は円覚寺を建立する際に地面を掘った所、「円覚経」という経典が見つかった事に由来しています。

室町時代から江戸時代にかけて度々火災の被害に合いますが、江戸時代後期に大用国師が僧堂や山門等の伽藍を復興しました。

現在でも、鎌倉時代に建てられ国宝に指定されている舎利殿洪鐘、江戸時代に再建された山門等が残され見どころとなっています。

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円覚寺・基本情報、アクセス

所在地:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内409

拝観時間:3月~11月 8:30~16:30・12月~2月 8:30~16:00

拝観料金:大人(高校生以上)500円・小人(小中学生)200円

ウェブサイト:臨済宗大本山 円覚寺

円覚寺・駐車場

タイムズ北鎌倉第4

円覚寺の南西側に「タイムズ北鎌倉第4」駐車場があります。

18台停められる広さの有料駐車場です。トイレも完備しています。

【タイムズ北鎌倉第4】

・通常料金:30分 330円

・最大料金:平日 8:00~22:00 1980円   ・ 22:00~8:00 330円

      休日 8:00~22:00 最大料金なし・22:00~8:00 330円

円覚寺・境内

境内

横の築地塀がきれいな総門

境内の入口には総門があります。

薬医門形式の総門の両側には粘土を突き固めて造る築地塀があり、雰囲気が良いです。

総門の奥が受付となっているので、料金を払います。

三門(山門)

江戸時代に大用国師により再建された三門

総門から境内に進んで行くと、三門があります。

山門は天明年間(1781~1789年)に再建された楼門で、伏見天皇から賜った「円覚興聖禅寺」の扁額が掲げられています。

大きく広がる二重屋根の三門は豪快で迫力があります。

仏殿

円覚寺の中心にある仏殿

三門の先には仏殿があります。

仏殿は大正十二年の関東大震災で倒壊してしまい、昭和39年に鉄筋コンクリートで再建されました。

内部には円覚寺の御本尊である、宝冠釈迦如来が安置されています。

弁天堂

執権北条貞時が建立した弁天堂

仏殿の南東側に弁天堂があります。

鎌倉幕府の九代執権 北条貞時が江の島の弁財天に参拝し、1301年に大鐘を鋳造しました。

その際に弁天堂を建立し、円覚寺の鎮守としました。天気が良ければ富士山を見る事ができるようです。

洪鐘(国宝)

江の島の弁財天に七日間参拝し、鋳造した洪鐘

弁天堂の隣には洪鐘(おおがね)があります。

1301年に鎌倉幕府の執権北条貞時が国家安康を願い、鋳造しました。

鎌倉時代に鋳造された貴重な洪鐘を真近で見る事が出来て、見どころです。

選佛堂

修行僧の坐禅道場である選佛場

仏殿の北西側に選佛場があります。

1699年に伊勢長島城主の松平忠充が円覚寺に大蔵経を寄付し、経典を保管する蔵殿と坐禅道場を兼ねた選佛場を建立しました。

内部には南北朝時代の薬師如来が安置され、茅葺屋根と花頭窓が特徴的な建物です。

唐門(勅使門)

方丈の正門である華やかな唐門

仏殿の奥には唐門があります。

唐門は1839年に建立された方丈の正門で、松や鶴、龍などの彫刻が施されています。

彫刻が随所に施され、見入ってしまうほどの美しい門となっています。

方丈

大書院、小書院が付属する方丈

唐門の奥には方丈があります。

昭和4年に建てられた住職が居住する場所です。

現在は法要や坐禅、説法、講演会などが行われる円覚寺の中心となっています。

妙香池

池の奥には虎頭岩がある妙香池

方丈の北側には妙香池があります。

妙香池は1335年頃の円覚寺境内絵図で確認されていて、現在の池は江戸時代の絵図を参考に2000年に復元されました。

舎利殿(国宝)

鎌倉時代に建立され国宝に指定されている舎利殿

妙香池の北側には舎利殿があります。

鎌倉幕府三代将軍の源実朝公が宋(中国)能仁寺から勧来したもので、内部には「佛牙舎利」と呼ばれるお釈迦様の歯が祀られています。

舎利殿は鎌倉の太平寺にあった仏殿を移築したもので、唐様建築物を現在に伝える貴重な建物で国宝に指定されています。

まとめ

北条時宗公の妻が建立した黄梅院

【円覚寺の見どころ】

・江戸時代に再建された堂々した迫力ある三門(山門)

・鎌倉時代に執権北条貞時が鋳造した国宝に指定されている洪鐘

・鎌倉幕府将軍の源実朝が宋より拝勧した「佛牙舎利」が祀られている、神奈川県内唯一の国宝建築物である舎利殿

ウェブサイト:臨済宗大本山 円覚寺

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