小幡陣屋の御城印や駐車場、見どころを紹介!

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お城

群馬県甘楽郡甘楽町にある小幡陣屋(小幡城)。

1615年に織田信長の次男、信雄は大和国宇陀に3万石、上野国甘楽に2万石を与えられました。

織田信雄は宇陀に入り、甘楽には信雄の四男信良が入り、織田氏の小幡藩が成立しました。

1626年に信良が没すると、信昌が2代目藩主となり小幡陣屋が築かれました。

織田氏が7代続きましたが、1767年の明和事件により上野上里見藩主の松平忠恒が2万石で小幡陣屋に入ります。

その後、松平氏が4代続き1868年の戊辰戦争の際には新政府側に味方し藩を存続させ、1871年の廃藩置県により廃城となります。

現在陣屋跡には、中門や拾九間長屋、土塁、空堀等が復元、江戸時代に織田氏造った庭園「楽山園」があり、見どころとなっています。

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小幡陣屋・基本情報、アクセス

所在地:〒370‐2202 群馬県甘楽郡甘楽町小幡655

城 主:織田氏、松平氏

形 式:陣屋

文化財史跡:国指定名勝(楽山園)

日本100名城スタンプ:該当なし

小幡陣屋(城)・御城印

特産品、食事処、松井家住宅などがある「道の駅 甘楽」

 小幡城 御城印 1枚500円

小幡城の御城印が販売されています。

小幡陣屋から北に500m程行った所にある「道の駅 甘楽」で、1枚500円で購入する事が出来ます。

【道の駅 甘楽】

所在地:〒370‐2202 群馬県甘楽郡甘楽町小幡444‐1

営業時間:9:00~18:00

休業日:1月1日、2月第一火曜日、6月第四火曜日

ウェブサイト:甘楽町|道の駅 甘楽

小幡陣屋・駐車場

楽山園駐車場

小幡陣屋(楽山園)の東側に「楽山園 駐車場」があります。

50台程停められる無料駐車場です。駐車場内にトイレも完備しています。

小幡陣屋・陣屋跡

中門

小幡陣屋、楽山園の入口に建つ中門

入園券売所の横に小幡陣屋の入口があります。

入口には中門と呼ばれる大きな門が建てられています。史実に忠実かどうかは分かりませんが、大きくて立派な門です。

中門の先には石垣が築かれていて直進できない様に折り曲げられています。

【小幡陣屋、楽山園】

所在地:〒370‐2202 群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡648‐2

開園時間:3月~10月 9:00~17:00(入園は16:30まで)

     11月~2月 9:00~16:00(入園は15:30まで)

観覧料:高校生以上300円、中学生以下無料

休園日:年末年始(12月29日~1月1日)

ウェブサイト:甘楽町|国指定名勝 楽山園

拾九間長屋

復元された拾九間長屋

中門の近くに拾九間長屋が復元されています。

拾九間長屋は藩邸の使用人が暮らしていた建物で、織田氏 小幡藩に関する資料や城下町の映像が上映されていて、一番最初に見ておくと良いです。

茅葺き屋根の34mにも及ぶ長屋は大きく、内部の資料も充実していて見どころです。

空堀と土塁

復元された空堀と土塁

拾九間長屋の横には空堀と土塁が復元されています。

空堀と土塁はL字型となっていて1辺の長さは20mに及び、小幡陣屋の城郭らしさが感じられて見どころです。

御殿跡

小幡藩主が生活していた御殿の跡

土塁の内側に御殿跡があります。

現在建物はありませんが、地面に御殿の跡が明示されています。

御殿の東側は公的な広間、北側は台所、西側は藩主の生活空間となっていました。

小幡陣屋・楽山園

庭門

楽山園の入口に立つ庭門

楽山園の入口には門と塀が建てられています。

大きな中門とは違い、小さく雰囲気のある門となっています。

昆明池と腰掛茶屋、梅の茶屋

ゆったりとした時間が流れる楽山園の昆明池と腰掛茶屋、梅の茶屋

楽山園で一番大きな池が昆明池です。

池の周りには築山や中島、茶屋などが建てられていて、奥には紅葉山、連石山、熊倉山などを借景としています。

昆明池を中心に茶屋や築山、借景の山々を一望できる池泉回遊式庭園は小幡藩の大名庭園を現在でも見る事が出来て見どころです。

築山の上に建つ腰掛茶屋

腰掛茶屋は屋根が五角形の形をした珍しい茶屋で、椅子に座って昆明池周辺の景色を楽しむ事が出来ます。

腰掛茶屋の更に上の高台には、梅の茶屋があります。

屋根が茅葺き、庇が杮葺きの襖がある建物で、藩主が庭園の景色を楽しんだ場所です。

熊井戸

熊井戸氏の館跡にある熊井戸

小幡陣屋が築城される以前のこの場所には、熊井戸氏の館が建てられていました。

熊井戸氏は小幡氏の家臣であり、小幡氏が国峯城を築城し居城を移すと、熊井戸氏がこの場所に館を構えました。

南東庭園(泉水)

南東庭園

楽山園の南東側に南東庭園、泉水があります。

南東庭園は泉水と呼ばれる小さな池やぼたん園、四方竹などがあり、江戸時代には昆明池との間に塀があり、区別されていました。

泉池の近くには凌雲亭があり、庭園を眺めながら抹茶と和菓子を楽しむ事が出来ます。

【凌雲亭】

営業時間:3月~10月 9:00~16:30 ・ 11月~2月 9:00~15:30

料金:一服 400円

小幡陣屋・中小路

喰い違い郭

下級武士が上級武士と出会わないように築かれたと云われる喰い違い郭

小幡陣屋の東側に古い建物や石垣が残る中小路があります。

中小路に面して建てられた山田家主屋は喰い違い郭と呼ばれ、防衛用の石垣が築かれています。

石垣は30㎝程度の石を矢羽積みと呼ばれる積み方で積み、上部は50㎝程度の大きめの石で押さえています。

中小路の石垣(町指定重要文化財)

雄河の緑色片岩を使用して築かれた山田家の石垣

中小路には石垣が築かれています。

石垣は1767年の絵図に描かれている事から、小幡陣屋が築かれた1642年頃に築かれたと考えられています。

石垣は御殿前通りや中小路に残されていて、矢羽積みと呼ばれ最上段を大きな石で押さえるのが特徴的です。

中小路、御殿前通りに築かれた江戸時代の石垣は、武家町の様子が残されていて見どころです。

松平家大奥

奥方と腰元が住んでいた松平家大奥

中小路には松平家大奥があります。

幕末に将軍が江戸城大奥の女官達15~16人を、親藩である小幡藩のこの屋敷に疎開させました。

松平大奥では江戸時代後期に造園された庭園を見学する事が出来ます。

武家屋敷「高橋家」

小幡藩の勘定奉行の役宅であった高橋家

中小路には武家屋敷「高橋家」があります。

小幡藩の勘定奉行の役宅で、小幡の武家屋敷を最も良好に残している建物です。

「高橋家」では月見灯篭や左心字の池などがある庭園を見学する事が出来ます。

まとめ

小幡陣屋の土塁横の石垣と門跡

【小幡陣屋、楽山園の見どころ】

小幡藩の資料が展示されている茅葺き屋根の拾九間長屋

昆明池を中心とした腰掛茶屋や梅の茶屋、借景の山々を一望できる池泉回遊式庭園

中小路や御殿前通りの江戸時代に築かれた矢羽積みの石垣と喰い違い郭

ウェブサイト:甘楽町|国指定名勝 楽山園

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