静岡県菊川市にある堀田城です。
堀田城の詳細はハッキリと分っていませんが、今川氏の家臣である松下嘉兵衛の居城と考えられています。
松下嘉兵衛は頭陀寺城主の松下長則の子で、桶狭間の戦いで今川義元が織田信長に討たれると、徳川家康に仕えました。
秀吉が日吉丸と呼ばれていた頃に、松下氏の頭陀寺城で奉公していた事が伝えられています。
1590年に松下氏は久野城主となり、一万六千石の大名となりました。
現在では、正法寺の裏山に城跡があり、本曲輪や多数の堀切が残されていて見どころとなっています。
堀田城・基本情報、アクセス
所在地:〒439-0037 静岡県菊川市西方1329
城 主:松下氏
形 式:山城
文化財史跡:ー
日本100名城スタンプ:該当無し
堀田城・駐車場
堀田城に駐車場はありません。
堀田城の麓に正法寺があり、こちらの駐車場をお借りするのが良いでしょう。
堀田城・大手口
登城口
正法寺の駐車場の奥が大手口となっています。
奥の白い柵がある所から登って行きます。
堀田城、大手口の看板があるので分かり易いです。
堀田神社
大手口を2~3分程登って行くと堀田神社が見えて来ます。
この先から本格的な城跡となります。
堀切
堀田神社の奥の尾根上を歩いて行くと、堀切があります。
堀切の深さは2~3m、幅は3~4m程あり、大手口方面の守る防御機構となっています。
大きな堀切なので迫力があります。
堀田城・二の曲輪
空堀
尾根をしばらく進んで行くと、曲輪跡と思われる平らな場所があります。
曲輪の手前側には空堀と思われる跡があり、1m程の深さがあります。
堀切とまでは行かないと思われ、曲輪に迫る敵を防ぐものかと思われます。
景色
曲輪跡からは北側は視界が開けている場所があり、景色が良いです。
元々はこの方面にも尾根が連なっていて、曲輪や堀切が築かれていたようです。
堀田城・本曲輪
堀切
二の曲輪を進んで行くと、本曲輪の手前に大きな堀切があります。
堀切は深さが3~4m、幅は4~5m程はあります。
本曲輪直前と云う事もあり、かなり大規模な堀切となっています。
本曲輪の標識
本曲輪には標識が建てられています。
大手口の看板以外にはこの標識しかないので、目印になって助かります。
二重堀切
本曲輪の背後には二重堀切が築かれています。
本曲輪側の堀切が深く、その先にある堀切は少し浅い堀切となっています。
二重堀切が状態良く残されているので、堀田城一番の見どころです。
本曲輪の背後にあるので、見逃さないように注意が必要です。
まとめ
堀田城には尾根上に多数の堀切があり、中でも本曲輪背後の二重堀切は必見です。
堀切好きな人には見応えあるお城となっています。
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