長野県諏訪市にある諏訪大社 上社本宮。
諏訪大社は全国にある25,000社ある諏訪神社の総本社です。
長野県の諏訪湖の南側に上社の本宮、前宮、北側に下社の秋宮、春宮の4社があります。
創建はハッキリとは分かっていませんが、1500年~2000年前と云われ、日本最古の神社のひとつに数えられています。
691年には持統天皇が勅使を遣わし、国家の安泰と五穀豊穣を祈願しました。
鎌倉時代には源頼朝が社領を寄進し、戦国時代には武田信玄が社殿を造営し武運長久を祈願しました。
1608年には徳川家康が神門を造営し、徳川家光以降の将軍は1500石の社領を寄進し厚く信仰しました。
7年毎に御柱祭が行われ、長さ17m、重さ12tにもなるもみの木を山から切り出し、各社殿の四隅に立てられます。
上社本宮には江戸時代に建てられた拝殿、入口御門 布橋、徳川家康が寄進した四脚門などが現存し重要文化財に指定され、見どころとなっています。
諏訪大社 上社本宮
所在地:〒392‐0015 長野県諏訪市中洲宮山1
参拝時間:8:30~17:00(授与所)、9:00~16:00(宝物館)
拝観料:大人500円、小人300円(宝物館)
休館日:年中無休(宝物館)
ウェブサイト:信濃國一之宮 諏訪大社
諏訪大社 本宮上社・駐車場
諏訪大社上社本宮の北側に参拝者用駐車場があります。
100台以上停められる無料駐車場です。トイレは諏訪大社前にある社乃風にあります。
また、諏訪大社の東側にも30台程停められる広さの無料駐車場があります。
諏訪大社 上社本宮・境内
参道
駐車場から諏訪大社の方へ歩いて行くと宮町通り社乃風があります。
お土産屋さんや飲食店、雑貨店などがあり、五平餅やソフトクリームなどの食べ歩きできるものも販売しています。
大鳥居
境内の入口には大鳥居があります。
大鳥居は高さが10m以上もある立派な鳥居で、鳥居の先が神聖な境内となっています。
大鳥居は2003年に造営されたもので、こちらの北側の参道は太平洋戦争中に造られました。
塀重門
大鳥居の先には手水舎や江戸時代に活躍した力士の雷電像、社務所などがあります。
また、境内には一~四の御柱が立てられて一と二の御柱は近くで見る事が出来ます。
参拝所
塀重門横の門を通った先に参拝所があります。
拝殿のある敷地には入れないので、この参拝所から祈願します。
また、参拝所の広場には勅願所や宝物館、参集殿などもあります。
幣拝殿(重要文化財)
参拝所の先に幣拝殿があります。
幣殿と拝殿が正面にある奥に本殿がない独特な形式で、現在の幣拝殿は1838年から8年の歳月をかけた建てられました。
右手山側の拝殿の屋根は緑色に苔生していて悠久の時間と自然の力を感じる事ができます。
江戸時代に建てらえた幣拝殿は、歴史の重みと神秘的な魅力が感じられ見どころです。
四脚門(重要文化財)
拝殿の南側に四脚門があります。
1582年に焼失してしまったものを、1608年に徳川家康が家臣の大久保長安に命じて造営寄進しました。
江戸時代初期に徳川家康が建てた四脚門は貴重な建築物で見どころです。
入口御門 布橋(重要文化財)
諏訪大社の東側には入口御門と布橋があります。
入口御門は1829年に建立された門で、大きな檜皮葺の屋根と彫刻が美しいです。
堂々として迫力がありつつも彫刻が細やかで荘厳な入口御門は見どころです。
入口御門の奥にある布橋は、長さが70mもあります。
明治維新までは上社の大祝のみが渡ることが出来た橋で、当時は布を敷いた事から布橋と呼ばれています。
自然の中に佇む社殿に囲まれた布橋は荘厳な雰囲気に包まれていて、見どころです。
まとめ
【諏訪大社 上社本宮の見どころ】
・江戸時代に建てられ苔生した屋根が特徴的な幣拝殿
・徳川家康が造営寄進した歴史を感じる事が出来る四脚門
・江戸時代に建てられた迫力ある入口御門と荘厳な雰囲気を感じられる布橋
ウェブサイト:信濃國一之宮 諏訪大社
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