摩訶耶寺の庭園や、移築された野地城の山門などを紹介!

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神社、仏閣

静岡県浜松市の摩訶耶寺(まかやじ)です。

726年に行基によって開かれた真言宗のお寺です。

平安時代に千頭ヶ峰に移され真萱寺となり、その後、摩訶耶寺と名前が変わりました。

平安時代末期に一条天皇の勅願により、今の場所に移されました。

ご本尊は厄除正観世音菩薩といい、厄除けに大変御利益があります。

境内には、平安末期から鎌倉時代に作庭された日本屈指の古庭園が残されており、見どころとなっています。

また、山門は野地城から移築された高麗門となっていて、貴重な城郭建築物が残されています。

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摩訶耶寺・基本情報、アクセス

所在地:〒431-1413 静岡県浜松市北区三ヶ日町摩訶耶421

宗 派:高野山真言宗

拝観時間:9:00~16:30

休観日:8月10日

拝観料:大人400円・高校生300円・中学生200円・小学生以下無料

摩訶耶寺・駐車場

摩訶耶寺 駐車場

摩訶耶寺の入口には専用駐車場があります。

30台程駐められる無料駐車場です。

摩訶耶寺・山門

参道

駐車場の横に小さな参道があります。

参道の右手には紫陽花が咲いていて、色鮮やかで綺麗です。

趣のある参道です。

野地城から移築された山門

参道の先には山門があります。

摩訶耶寺の山門は、野地城から移築された高麗門です。

1583年に徳川家康が浜名湖畔に船入できる場所として野地城を築城したのですが、1680年に廃城となると近藤用高により移築されました。

戦国時代に建てられた貴重な城郭建築物となっています。

摩訶耶寺・西国三十三観音仏石

西国三十三観音仏石

山門の先には西国三十三観音仏石があります。

西国三十三観音仏石は、江戸時代に旅費が工面できない人でも西国観音の御利益が得られるようにと造られた仏石です。

背後には小さな渓谷となっているので、風情があります。

摩訶耶寺・近藤用行公夫婦御廟

近藤用行公夫婦御廟

山門の横には近藤用行公夫婦御廟があります。

1573年に武田信玄の軍の兵火により、摩訶耶寺は焼失してしまします。

江戸時代に近藤用行が三ヶ日地方の領主となると、摩訶耶寺の再建に尽力し本堂が建てられました。

摩訶耶寺・本堂

本堂

境内の奥に本堂があります。

本堂は入母屋造りの豪壮な屋根が印象的です。

本堂から内部を拝観する事ができます。有料ですが、庭園もセットで見る事ができます。

本堂格天井図

本堂の天井には様々な花鳥が描かれています。

花鳥は法橋関中が書いた極彩色な絵となっていて、圧倒されます。

摩訶耶寺・庭園(県指定名勝)

庭園(県指定名勝)

境内には鎌倉時代に作庭された庭園があります。

石組により山々が造られ、蓬莱の世界が表現されています。

静岡県最古の庭園となっていて、非日常的な世界感を味わう事ができます。

摩訶耶寺・津島神社

津島神社

境内の高台には津島神社が建立されています。

津島神社は建早須佐之男命を御祭神としている神社です。

須佐之男命は、農民の田畑を荒らすヤマタノオロチを退治し、国を豊かにした神様です。

このことから河川の氾濫を治めたり、農耕の守り神として親しまれています。

最後に

野地城から移築された山門

摩訶耶寺は鎌倉時代に作庭された庭園が見どころです。

また、野地城から移築された山門は、貴重な城郭建築物となっています。

摩訶耶寺ウェブサイト

 https://makayaji.web.fc2.com/

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