淀城の駐車場や見どころ

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お城

京都府京都市にある淀城。

安土桃山時代に豊臣秀吉が側室茶々の産所として築城しました。

お拾(秀頼)が産まれ豊臣秀次事件が起こると、城主であった木村重茲の連座と共に淀城は廃城となります。

1623年に徳川秀忠の命により松平定綱が淀へ入封すると、現在残る淀城の地に築城します。

廃城となった伏見城の廃材を利用し、二条城の天守を移築したとも云われています。

1633年に松平定綱は備中国に移封となると、永井尚政が10万石で入封すると城下町の拡張が行われます。

その後は石川氏や戸田氏、松平氏と城主が変わり、1723年に稲葉正和が城主となると幕末まで稲葉氏の城主が続きます。

鳥羽伏見の戦いで、旧幕府軍が敗れると淀城に籠城しようとしますが、淀藩に断られ敗走する事になります。

現在でも本丸跡には、天守台を始めとする石垣や水堀が残され見どころとなっています。

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淀城・基本情報、アクセス

所在地:〒613‐0903 京都府京都市伏見区淀本町167178

城 主:久松松平氏、永井氏、石川氏、戸田氏、大給松平氏、稲葉氏

形 式:平城・梯郭式

文化財史跡:ー

日本100名城スタンプ:該当なし

淀城・駐車場

京阪パーキング淀駅前

淀城の南側に「京阪パーキング淀駅前」があります。

60台程停められる広さのコインパーキングです。トイレは淀城跡公園内にあります。

【京阪パーキング淀駅前】

営業時間:24時間・年中無休

料 金:8:00~20:00 60分200円・20:00~8:00 60分100円

最大料金:月~金 500円・土日祝 1500円

淀城・縄張り図

淀城の縄張り図(現地案内板より)

淀城は宇治川と木津川の合流地点に築かれた、自然の地形を生かした城郭です。

西国から京都に運ばれる海産物や塩、貢物などが陸揚げされる商業地でもありました。

本丸の北側に二の丸、本丸と二の丸を囲むように三の丸、西の丸が形成されている梯郭式の平城となっています。

淀城・本丸

天守台

水堀越し見る天守台

淀城本丸の南東側に天守台があります。

天守台の石垣は高さが7~8m程はあるかと思われ、割石を使用した打ち込み接ぎの乱積み、隅部は綺麗な算木積みとなっています。

水堀から立ち上げる整然と積まれた大きな天守台は存在感があり、見どころです。

本丸側から見た天守台

本側からも天守台を見る事ができますが、本丸外周部の石垣の上にある為高さはそれほどでもないです。

しかし、天守台の石垣を近くで見ると石の大きさが実感でき、迫力があります。

天守台の穴蔵入口

当時は5重5階の望楼型天守が天守台に建てられていて、外観は白漆喰総塗籠であったと云われています。

築城当時、伏見城の天守が移築される予定で天守台の大きさも合わせて築かれていましたが、急遽二条城の天守が移築される事になります。

二条城の天守だと天守台の大きさに比べて小さくなってしまう為、天守四隅の空白部分には二重櫓が建てられたと云われています。

水堀

本丸西側の水堀と本丸の石垣

本丸の西側と南側に水堀が残されています。

水堀は幅が20m以上はあり、それぞれ西側と東側100m程に渡り築かれています。

幅広の水堀と奥にそびえる本丸石垣は、お城の風景を見る事ができて見どころです。

石垣

本丸北西側の石垣

本丸の西側と南側の外守部には石垣が残されています。

本丸北西隅には櫓台の石垣があり、櫓台や本丸外周部の上に登ることができます。

当時の本丸には三重櫓が4基、二重櫓が5基、平櫓が6基あり、淀城全体では合計38基の櫓があったと云われています。

與杼神社(よどじんじゃ)

淀城跡公園に鎮座している與杼神社

淀城跡公園には與杼神社が建立されています。

與杼神社は応和年間に肥前国(佐賀県)の與止日女神社から、淀大明神として勧請した事に始まり、豊玉姫命、高皇産霊神、速秋津姫命をご祭神としています。

厄除開運・家内安全・交通安全など様々なご利益があります。

まとめ

天守台と本丸の石垣

淀城は本丸に残る天守台や本丸の西側、南側の水堀、石垣が見どころです。

街中にこれだけ大規模な石垣や水堀が残されているのは驚きで、貴重な遺構を気軽に見学する事ができます。

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