田辺城(舞鶴市)の駐車場や御城印、見どころを紹介!

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お城

京都府舞鶴市にある田辺城。

1578年に織田信長の命により丹後国守護の一色義道を倒した長岡藤孝は、宮津城を居城としていました。

しかし、交通の要所である守護所のあった加佐郡八田を田辺と地名を変更し、田辺城を築き居城としました。

1600年に関ヶ原の戦いが起こると当主の細川忠興は徳川家康の東軍に参加しており、隠居していた長岡幽斎は西軍に備えて宮津城を焼き払い、より堅固な田辺城に入城しました。

石田三成の家老の島清興の親族である、小野木重勝や前田玄以の子である茂勝が率いる1万5千の軍は田辺城を包囲しました。

長岡幽斎は古今伝授の書が失われるのを恐れ後陽成天皇に献上し、後陽成天皇は幽斎の死を憂い西軍へ攻撃を止めるように要請しました。

西軍は攻撃を止め長岡幽斎は助られ、細川忠興は関ヶ原の戦いの功により豊前国小倉に加増転封されました。

丹波国は京極高知に与えられ、宮津城を居城として後に、嫡男の高広は宮津藩、次男の高三は田辺藩を相続しました。

京極高三は田辺城を改修しますが京極氏は豊岡藩へ転封となり、1668年に牧野氏が田辺城に入城し牧野氏が明治時代まで存続しました。

現在城跡は舞鶴公園として整備され、模擬の櫓門が建てられ田辺城資料館が、模擬の二重櫓は彰古館となっていて見どころとなっています。

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田辺城・基本情報、アクセス

所在地:〒624‐0853 京都府舞鶴市南田辺

城 主:長岡氏、京極氏、牧野氏

形 式:平城・輪郭式

文化財史跡:市指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

田辺城・駐車場

舞鶴市南田辺駐車場

田辺城の北側に「舞鶴市南田辺駐車場」があります。

70台停められる大きさの有料駐車場です。1時間100円で1日の最大料金は500円となっています。

トイレは舞鶴公園内にあります。

田辺城・御城印

櫓門の中が資料館となっている田辺城資料館

 田辺城 御城印 1枚300円

田辺城の御城印が販売されています。

「田辺城資料館」の受付で、1枚300円で購入する事ができます。

【田辺城資料館】

所在地:〒624‐0853 京都府舞鶴市南田辺15‐22

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:大人200円・学生100円

休館日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月29日~1月3日)

ウェブサイト:田辺城資料館

田辺城・本丸

櫓門(田辺城資料館)

ふるさと創生事業、舞鶴地名誕生120周年記念事業の一環として再建された城門

田辺城本丸の西側には櫓門が建てられています。

当時の本丸西側には門はなく、模擬門として建てられたものとなっています。

内部は「田辺城資料館」となっていて、田辺城の歴史や代々の城主 細川氏、京極氏、牧野氏に関す資料が展示されています。

大きく迫力があり、白漆喰がきれいな櫓門

田辺城では大手門、中門、南門、大内門、船着門の5つの城門が確認されていて、天守が確認されていない田辺城で城門はシンボル的な建築物となっていました。

櫓門の屋根は瓦葺き、外壁は白漆喰となっていて、高さは12.07m、間口21.67mと大きな城門です。

櫓門は現在の田辺城を象徴する大きな城郭建築物で、実際に見ると大きく迫力があり見どころです。

二重櫓(彰古館)

外側から見た二重櫓(彰古館)と冠木門

本丸の北側には二重櫓が建てられています。

二重櫓は模擬の再建されたもので、屋根は瓦葺き、外壁は白漆喰、1階部分には戸袋型の石落としが付属しています。

二重櫓から櫓門まで塀で繋がっている姿は壮観で、田辺城の見どころです。

細川幽斎の生涯を知ることが出来る彰古館

二重櫓は田辺城を築いた細川幽斎の生涯が分かる資料が展示されている、彰古館となっています。

入館料は無料で二階は展望室となっていて、櫓門や本丸内を一望することができます。

石垣の上にそびえる白漆喰の二重櫓はカッコ良いです。

天守台

発掘調査により天守台の周囲は、水堀であった事が確認されている

本丸の西側には天守台が残されています。

天守台は東西21m、南北31m(推定)で基底部からの高さは4.5mとなっています。

石垣は自然石や荒割石を使用した穴太積みと云われる技法で積まれていて、細川藤孝、忠興父子の時に築いたものと考えられています。

本丸井戸

復元された本丸井戸

二重櫓の近くには本丸井戸が復元されています。

本丸井戸は発掘調査により直径1.5m、深さ0.9mの桶を利用していた事が判明しています。

また、井戸からは細川氏や京極氏の時代の瓦や陶磁器が見つかっています。

石垣

本丸の南側に残る石垣

本丸の南側には石垣が残されています。

石垣の隅部には大きな石が使用されていますが、算木積みになっているわけではなく、織豊時代に積まれたような印象を受けます。

本丸の石垣は田辺城の貴重な遺構となっています。

心種園

舞鶴公園の一角にある心種園

本丸の東側(舞鶴公園内)には心種園があります。

心種園といる名前は細川幽斎が詠んだ歌から名付けられています。

心種園には大きな池を中心に木々や石が配置されていて、落ち着いた雰囲気となっています。

明倫館 校門

明倫館の校門

舞鶴公園の西側には明倫館の校門が残されています。

牧野氏が城主だった時代に、田辺城の北西には明倫館という藩校がありました。

現在でも舞鶴市立明倫小学校の南側に明倫館の門が残されて現存しています。

まとめ

櫓門付近から見た二重櫓と塀

田辺城は本丸の櫓門や二重櫓、天守台が見どころです。

舞鶴公園には本丸の石垣や心種園、舞鶴公園の西側には藩校明倫館の校門もあり、ゆっくり散策するには良い場所となっています。

ウェブサイト:田辺城資料館

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