園部城の御城印や櫓門、隅櫓等の見どころを紹介!

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お城

京都府南丹市にある園部城。

戦国時代に波多野氏の家臣である荒木山城守氏綱の居城として、中世の園部城があったとされます。

1577年に明智光秀の丹波侵攻により、荒木山城守の籠る城を落城させたと記録に残されています。その白が園部城であったかどうかは書かれておらず、中世の園部城の存在は不明確です。

1619年に小出吉親が但馬国出石から移封され、3万石の園部藩が成立しました。

小出氏は宍人に滞在していましたが、園部の小麦山の麓に園部陣屋(幕府から城とすることは許されていなかった)と城下町を築きました。

1864年に園部藩は築城の許可を幕府に求めますが、却下されます。

引き続き交渉を行うと、1867年に将軍徳川慶喜より許可が下りますが、大政奉還により頓挫してしまいます。

1868年に改めて明治新政府に願い出ると許可され、堀が築かれ櫓門が3基、櫓が5基建てられ園部城が誕生します。

1871年に廃藩置県が行われると園部藩は園部県となり、1872年に建物や払下げられました。

現在では城跡には園部高等学校となっていますが、櫓門や隅櫓(巽櫓)、番所が残され見どころとなっています。

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園部城・基本情報、アクセス

所在地:〒622‐0004 京都府南丹市園部町小桜町

城 主:小出氏

形 式:平山城

文化財史跡:京都府暫定登録文化財(櫓門、巽櫓、番所)

日本100名城スタンプ:該当なし

園部城・御城印

南丹市立文化博物館

 園部城 御城印 1枚300円(通常版)

園部城の御城印が販売されています。

「南丹市立文化博物館」の受付で1枚300円で購入する事ができます。

透かし彫りタイプもあり、1枚700円で購入する事ができます。

【南丹市立文化博物館】

所在地:〒622‐0004 京都府南丹市園部町小桜町63番地

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:大人310円・高校生、大学生200円・小学生、中学生100円

休館日:月曜日・祝日・振替休日・年末年始(12月27日~1月5日)

ウェブサイト:南丹市文化博物館

園部城・駐車場

園部総合公園駐車場

園部城の北側に「園部総合公園駐車場」があります。

100台程停められる広さの無料駐車場です。トイレは駐車場内にあります。

園部城・本丸

石碑

園部城の石碑

園部城の本丸(園部高等学校)の東側には園部城の石碑があります。

石碑の横には園部城の説明板もあるので要チェックです。

櫓門

園部高等学校の校門になっている櫓門

本丸の入口には櫓門があります。

櫓門は明治時代に建てられたものが現存していて、本瓦葺きの中央の門の横には小さな潜り戸が付属しています。

本丸の櫓門は園部城の貴重な建築物で見どころです。

櫓門と巽櫓

櫓門の白漆喰が塗られている部分の大きな四角い狭間は、大砲を撃つことを想定しているとの事です。

櫓門の先は高校の敷地内となっている為、入ることが出来ません。

5月の初旬に行われる園部城まつりでは、園部城のツアーが行われていて、櫓門を通過して巽櫓の内部を見学する事ができるようです。

櫓門と巽櫓の間には番所も建てられています。

隅櫓(巽櫓)

塀越しに見る巽櫓

櫓門の横には巽櫓が残されています。

巽櫓は本丸の南東にある二重櫓で、壁面は白漆喰で塗られていて、窓の格子が特徴的です。

巽櫓も明治時代に建てられた貴重な城郭建築物で、見どころです。

南側から見た巽櫓

園部城の本丸には巽櫓の他に乾櫓、太鼓櫓、巣鴨櫓が建てられていて、太鼓櫓は市内の安楽寺に移築され現存しています。

また、園部城の西側にある小麦山には三重櫓が建てられていて、天守に相当する建物であったと思われます。

巽櫓や櫓門、番所などの明治時代に建てられて貴重な城郭建築物を近くで見学したいのですが、高校の敷地内という事で入れないのが残念です。

南丹市国際交流館

天守閣の外観となっている国際交流館(残念ながら工事中)

園部城の北側には天守閣の外観をした「南丹市国際交流会館」があります。

内部には多目的ホールや茶室、研修室などの交流する為の施設場となっています。

残念ながら改修工事中で最上階以外は囲われてしまっていました。

まとめ

小出氏の家紋の瓦が使用されている巽櫓

園部城は本丸に残る櫓門、巽櫓が見どころです。

巽櫓の内部を見学したい場合は、5月初旬に行われる園部城まつりの日に行くのが良いかと思います。

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