岐阜県飛騨市にある神岡城(東町城)。
室町時代~戦国時代に江馬氏により築かれた平山城です。
その後、金森長近により改修され、家臣である山田小十郎が城代となりました。
1615年の一国一城令により廃城となり、曲輪跡、空堀のみとなりました。
1970年に丸岡城や犬山城を模して天守閣が建てられ、神岡城と名付けられました。
現在では天守閣や城門が建てられており、内堀、外堀の遺構が残され見どころとなっています。
神岡城・基本情報、アクセス
所在地:〒506‐1123 岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘
城 主:江馬氏、金森氏
形 式:平山城
文化財史跡:市指定史跡
日本100名城スタンプ:該当なし
神岡城・駐車場
神岡城の南側に「神岡城 駐車場」があります。
20台程は停められる広さの無料駐車場です。トイレは神岡城内にあります。
神岡城・御城印
神岡城 御城印 1枚300円
神岡城の御城印が販売されています。
「道の駅 スカイドーム神岡」で1枚300円で購入する事ができます。
神岡城・副郭
土橋
神岡城の南側に入口があります。
入口は土橋となっていて、土橋の両側には石垣が積まれていて、外堀を通過する事ができます。
入口には屋根付きの立派な神岡城の説明板があります。
外堀
神岡城の副郭(主郭手前の郭)の外周部には外堀が築かれてます。
外堀は深さが2m、幅は10m程はあるかと思われ、広大な空堀となっています。
副郭の外周部には石垣も積まれているので、中々見応えがあります。
鉱山資料館
副郭内には「鉱山資料館」があります。
神岡の主要産業であった神岡鉱山の資料が多数展示されている資料館です。
入口には神岡城や神岡町の散策マップがあり、2階からは天守閣や城門を一度に見る事ができます。
【鉱山資料館】
所在地:〒506‐1123 岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘1‐1
開館時間:9:00~16:30(入館は16:15まで)
入館料:大人200円(神岡城、旧松葉家、鉱山資料館3館共通)・高校生以下無料
休館日:12月1日~3月31日
ウェブサイト:高原郷土館
旧松葉家(県指定有形民俗文化財)
副郭内には「旧松葉家」があります。
神岡町石割地区にあった明治時代の民家を移築したものとなります。
当時は茅葺きとなっていて神岡地区に現存する貴重な合掌造りの建物で、内部にはたくさんの生活用具、養蚕道具があり、タイムスリップしたかのような感覚になります。
旧松葉家は建物自体も貴重で、内部にも多数の展示があり、見どころです。
【旧松葉家】
所在地:〒506‐1123 岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘1
開館時間:9:00~16:30(入館は16:15まで)
入館料:大人200円(神岡城、旧松葉家、鉱山資料館3館共通)・高校生以下無料
休館日:12月1日~3月31日
ウェブサイト:高原郷土館
神岡城・主郭
内堀
主郭の外周部には内堀が築かれています。
内堀は深さが2m、幅が6~7m程となっていて、外堀より少し小さい規模となっています。
内堀には主郭の外周部に建てられている石垣や土塀、城門などが見えて、城郭を感じられて見どころです。
城門
主郭の虎口には城門が建てられています。
城門は近年に建てれた史実に基づかないものですが、木造の堂々としています。
土橋の先、土塀の間に建つ城門は迫力があり見どころです。
天守閣(高原郷土館)
主郭の櫓台跡には天守閣が建てられています。
天守閣も史実に基づかない模擬天守閣ですが、二重三階で緑色の屋根が特徴的です。
飛騨の山間部に佇む天守閣はカッコ良くて見どころです。
【神岡城 天守閣】
在地:〒506‐1123 岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘1
開館時間:9:00~16:30(入館は16:15まで)
入館料:大人200円(神岡城、旧松葉家、鉱山資料館3館共通)・高校生以下無料
休館日:12月1日~3月31日
ウェブサイト:高原郷土館
天守閣の内部には神岡城や近くにある江間氏館の資料が展示されています。
天守閣の最上階の廻縁に出る事ができて、飛騨の町を一望する事ができます。
神岡城主郭の西側は断崖となっていて、更に先には高原川が流れていて要害の地にある事が分かります。
まとめ
神岡城は天守閣、城門、内堀、旧松葉家が見どころです。
天守閣や城門、土塀は近年に建てられた模擬となっていますが、趣ある山間部にある姿は雰囲気が良いです。
神岡城のウェブサイト:高原郷土館 神岡城
コメント