明智城(可児市)の駐車場、大手門や本丸などの見どころを紹介!

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お城

岐阜県可児市にある明智城。

1342年に美濃源氏の流れをくむ土岐頼兼が築城しました。

土岐氏は明智と改名し、以後200年に渡り明智氏の居城となります。

1556年に稲葉山城主の斎藤義龍の攻撃を受けます。

明智城代明智光安と弟の光久は870余人で明智城に籠城しますが、斎藤軍3700余人に2日間に渡る攻撃で光安と光久は自刃、城も落城します。

「明智軍記」にはこの時、明智光秀は光安に明智家再興を託され、城から脱出したと伝えられています。

明智城は明智光秀出生の地として伝えられていて、現在でも本丸、二の丸、中の丸、出丸などの曲輪跡が残されています。

特に大手門跡、本丸に立つ明智光秀像、馬防柵、展望台からの景色、竪堀、堀切が見どころとなっています。

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明智城・基本情報、アクセス

所在地:〒509‐0213 岐阜県可児市瀬田1238‐3

城 主:土岐氏、明智氏

形 式:山城、連郭式

文化財史跡:市指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

明智城・駐車場

明智城址公園駐車場

明智城の北側に「明智城址公園駐車場」があります。

10台ほど止められる広さの無料駐車場です。駐車場にパンフレットが設置されています。

まれに土、日、祝日だとイベントをやっている場合があるので、その時はこの駐車場は利用できません。

明智城から南東に700m程の所にある「ふれあい公園」の駐車場を利用すると良いでしょう。

明智城・大手口

大手門跡

大手口に再現された冠木門

明智城の北側が大手口です。

史実に忠実ではないと思われますが、大手口には冠木門が建てられていて、当時の様子がイメージし易いようになっています。

冠木門と石畳みと相まってなかなか良い雰囲気となっています。

模擬の冠木門ですが、明智城には他に城郭建築物がないので、お城を感じることができて見どころです。

桔梗坂

大手口となっている桔梗坂

冠木門の先は桔梗坂と呼ばれています。

桔梗坂を登っていると左手には帯曲輪、右手には中の丸に挟まれていて、横矢が掛かるようになっています。

5分程登って行くと二の丸に着きます。

明智城・中の丸

大手口を見張る中の丸

桔梗坂を登り切り右手に行くと中の丸があります。

中の丸は大手口を見張っている曲輪で、大手口を登る敵が丸見えです。

中の丸の端部は切岸で鋭角になっており、直角に近くなっています。

明智城・二の丸

曲輪内部

トイレ、四阿が設置されている二の丸

本丸の東側に二の丸があります。

二の丸にはトイレや四阿が設置されていて、四阿にはパンフレットがあるので、要チェックです。

※明智城は夏場にはると蚊が大量に発生している為、登城は別の季節をオススメします。

どうしても夏場に行く場合は虫よけスプレーが必須です。

七ツ塚

塚が七つある七ツ塚

二の丸には七ツ塚があります。

七ツ塚は明智城が落城した時に亡くなった七人の武将を祀っている場所です。

実際にこの城で戦いが行われた事を実感します。

明智城・本丸

石碑

本丸に立つ明智城の石碑

二の丸の西側に本丸があります。

本丸には石碑や説明板、明智光秀の像、展望台、馬防柵などが設置されています。

明智光秀像

令和2年に建立された明智光秀像

本丸には明智光秀の像があります。

明智光秀の像は台座を含め、高さ4.3mある立派の像です。

とても凛々しいダンディな姿で、火縄銃を手にしているのが明智光秀らしく特徴的です。

馬防柵

模擬馬防柵が建てられている本丸

本丸の南側には馬防柵が建てられています。

長篠の設楽原合戦場に復元された馬防柵と比べると小さな印象を受けますが、中世のお城の雰囲気を感じることができます。

展望台

本丸に建てられている展望台

本丸には展望台が設置されています。

頑丈で立派な展望台です。

展望台からの景色

展望台からは美濃金山城を見ることができます。

写真中央の山が美濃金山城で、眼下には明智荘が広がっています。

良い景色でリフレッシュできます。それにしてもカインズホームの存在感がすごいです。

明智城・西出丸

西出丸

本丸の西側に西出丸があります。

西出丸は本丸の西側を守る曲輪で、斜面が多い場所となっています。

明智城・水の手

十兵衛坂

水の手に降りる十兵衛坂

本丸から十兵衛坂を降りて行くと水の手、乾曲輪と経由し明智城を1周する事ができます。

こちらは石畳みではなく階段で、少し歩きづらい場所もあるので注意が必要です。

竪堀

複数の竪堀跡

水の手に降りて行くと途中で竪堀を見ることができます。

竪堀は敵が斜面を横移動するのを防ぐ効果があり、山城に良く見られる遺構です。

2019年秋に「明智荘をみつめる会」が発見し、2020年2月に小和田哲男教授に確認して頂き、自然地形ではなく本物の竪堀と評価されたようです。

竪堀は明智城でも貴重な城郭遺構で見どころです。

堀切

乾曲輪の水の手の間にある堀切

水の手と乾曲輪の間には堀切があります。

堀切は深さが5~6m、幅は7~8m程あり、敵が尾根伝いに移動するのを防ぐ効果があります。

明智城で数少ない城郭遺構で、見どころです。

明智城・乾曲輪

虎口跡

乾曲輪の虎口跡

乾曲輪の虎口跡があります。

虎口は人ひとりが通れる程の道幅で、左へと折れ曲がっています。

六親眷属幽魂塔

乾曲輪にある六親眷属幽魂塔

乾曲輪には六親眷属幽魂塔があります。

六親眷属幽魂塔は明智城主一門を祀っているもので、発見された時には埋もれていました。

埋もれていた理由は明智氏を祀っていた事が発覚したら、逆臣に味方するものと思われ処罰されてしまうと考えられたからと云われています。

搦手門跡

搦手門跡

十兵衛坂をひたすら下って行くと、搦手門跡があります。

搦手門跡は大手口とは違い冠木門等の建築物はありません。

搦手門跡から光蓮寺の前の道を通り大手口に戻ることができます。

まとめ

本丸に立つ明智光秀像

明智城は大手口に再建された冠木門と本丸の明智光秀像、水の手の竪堀、堀切が見どころです。

城跡は良く整備されており、城郭遺構も良好に残されているので、良いお城です。

明智城(可児市)ウェブサイト

 http://kani-sengoku.jp/castle/akechi-castle/

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