阿木城の駐車場や御城印、見どころ(虎口、堀切など)を紹介!

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お城

岐阜県中津川市にある阿木城(あぎじょう)。

戦国時代に岩村遠山氏が岩村城の防衛のため築城した遠山十八支城のひとつで、安木遠山氏の居城と云われています。

岩村城が武田家の秋山虎繁(信友)に落とされると、織田、遠山方の最前線の城として整備されます。

1574年に武田勝頼の東美濃侵攻の際に落城し、廃城となりました。

現在でも標高541mに城ヶ峰の城跡には、主郭や二の曲輪があり虎口跡、堀切などが残され見どころとなっています。

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阿木城・基本情報、アクセス

所在地:〒509‐7321 岐阜県中津川市阿木

城 主:安木遠山氏

形 式:山城

文化財史跡:市指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

阿木城・駐車場

阿木城駐車場

阿木城の南側に駐車場があります。

4台程止められる広さの無料駐車場です。トイレはないので阿木駅などを利用すると良いでしょう。

阿木城・御城印

 阿木城 御城印 1枚300円

阿木城の御城印が販売されています。

御城印は阿木城の登城口(南側)で1枚300円で購入する事ができます。

無人販売なのでお金を料金箱に入れて、御城印をBOXから取り出します。

阿木城・登城口

阿木城南側の登城口

駐車場のすぐ近くに登城口(南側)があります。

登城口には阿木城のパンフレット、阿木城のスタンプ、御城印などが設置されています。

登城口は南側の他にも西側の八幡神社口、北東口などがありますが、この南側が一番登りやすいかと思います。

登城口のゲート

登城口には害獣防止の柵があり自分で開けて入り、閉めてから阿木城へと向かいます。

阿木城・帯曲輪①

虎口跡

登城道にある虎口跡

登城道を登って行くと虎口跡があります。

虎口は山の斜面を削って人ひとりが通れる程の通路となっていて、当時は門が設置されていたと思われます。

両側の土塁の高さは3~4m程あり、横矢が掛けられるようになっています。

城内側から見た虎口跡

虎口は途中で折れていて、帯曲輪へ行く道と主郭方面に進む道が造られています。

虎口は折れも造られ技巧的で、良好に残されているので見どころです。

竪堀

虎口の先にある竪堀跡

虎口の先の左側には竪堀が築かれています。

竪堀は深さが1~1.5m程で斜面を落ちていっています。

写真だと草が生えていて分かりづらいのが残念です。

土塁

帯曲輪の土塁

虎口の先にある帯曲輪には土塁が築かれています。

土塁は高さが3~4m程あり、主郭の西側から南側に造られた帯曲輪の端部に築かれています。

阿木城・西曲輪

堀切

西曲輪の堀切

阿木城の西側の尾根に西曲輪があります。

西曲輪の入口には堀切が築かれていて、深さは2~3m程あります。

堀底から見た西曲輪の堀切

堀切は主郭方面側の方が高くなっていて、西側の尾根から迫る敵を防いでいます。

堀底からだと深さが良く分かります。

西曲輪内部

西曲輪内部

西曲輪は尾根に築かれた細長い曲輪です。

西曲輪の先には八幡神社へと続く道があります。

阿木城・帯曲輪②

土塁

帯曲輪に残されている土塁

主郭の南側には複数の帯曲輪が築かれています。

帯曲輪の外側には土塁が残されていて、現在でも高さが1m程残されています。

主郭側は斜面を削り急斜面にする切岸が造られています。

阿木城・主郭

虎口跡

主郭南東側の虎口跡

主郭の南東側に虎口跡があります。

虎口は登り坂で右、左へと折れて主郭内部に入ることができるようになっています。

主郭内部の様子

主郭は南北、東西ともに50m程の円形に近い形の曲輪となっています。

阿木城で最も広い曲輪で居住性を重視した可能性があります。

麓からの比高は60m程あり、北西側にも虎口跡があります。

阿木城・二の曲輪

二の曲輪内部

二の曲輪の様子

主郭の東側に二の曲輪があります。

二の曲輪は主郭に次に大きい曲輪です。

切岸

二の曲輪から見る主郭の切岸

二の曲輪からは主郭の切岸を見る事ができます。

切岸は高さが5m程あり、急斜面とする事で敵が曲輪に取り付く事を防ぎました。

阿木城・東曲輪

東曲輪内部

東曲輪の様子

二の曲輪の東側には東曲輪があります。

東曲輪は二の曲輪から一段下がった場所にある細長い曲輪です。

竪土塁

東曲輪の北側に残る竪土塁

東曲輪には竪土塁が残されています。

竪土塁は斜面に築かれた土塁で、高さは1~2m、長さが7~8m程はあるかと思います。

堀切

東曲輪の堀切

東曲輪の北東には堀切が築かれています。

堀切は深さが6m、長さは10m程あり、阿木城で一番深く、長い堀切となっています。

堀切は大規模で良好に残されているので、阿木城の一番の見どころです。

堀底から見た東曲輪の堀切

堀切の西端は途中で折れていて、そのまま竪堀となって斜面へと落ちていっています。

尾根伝いと北側の斜面から迫る敵を防いでいたものと思われます。

堀切は技巧的で大規模で土造りの魅力が伝わって来ます。

切り通し

堀切東側にある切り通し

堀切の東側には切り通しが築かれています。

切り通しは斜面を削って造られた通路で、城内を移動する目的と、敵を防ぐ効果もあるかと思います。

まとめ

阿木城南側登城口付近から見た景色

阿木城は大手道の虎口跡と東曲輪に築かれた巨大で、折れ曲がる堀切が見どころです。

登城口にはパンフレット、城内には説明板や案内板が設置され、登城道もきれいに整備されているので大変見学がし易い良い山城です。

中世の土造りのお城の魅力を感じる事ができるオススメのお城です。

阿木城のウェブサイト

阿木城跡|観光スポット|岐阜県観光公式サイト 「岐阜の旅ガイド」
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