宇和島城のアクセスや歴史、現存の天守など見どころを紹介!

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お城

愛媛県宇和島市の宇和島城です。

1596年に築城名人である藤堂高虎が6年の歳月を掛けて築いた平山城です。

リアス式海岸の宇和海に面した場所に位置し、縄張りは不等辺五角形になっていて二面が海に面している為、攻め手のは四角形と思い込んでしまう仕掛けが施されています。

残った一面から敵を奇襲攻撃出来るようになっていて、江戸時代に隠密が幕府に宇和島城の縄張りを間違えて報告した逸話もあります。

藤堂高虎が異封されると富田氏を経て、伊達政宗の庶子である秀宗が城主となります。

伊達氏2代の時に御濱御殿と池泉回遊式の天赦園が造られ、現在でも庭園を見学する事ができます。

藤堂高虎が築いた天守は望楼型でしたが、1666年に建てられた天守は層塔型で江戸時代の平和な時代であった為、狭間や石落としが無い仕様となっています。

現在でも天守が現存し、郭を形成する石垣、上り立ちが残り、見どころとなっています。

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宇和島城・基本情報、アクセス

所在地:〒798-0060 愛媛県宇和島市丸ノ内

城 主:藤堂氏、富田氏、伊達氏

形 式:平山城

文化財史跡:国指定史跡、重要文化財1件

日本100名城スタンプ場所:宇和島城天守

 

宇和島城・駐車場

宇和島城の麓の東側に市営城山下駐車場があります。有料で25台程駐められます。

また、宇和島城の東側にはコインパーキン点在しているので、満車の場合はそちらを利用すると良いでしょう。

宇和島城・上り立ち門

上り立ち門(市指定有形文化財)

宇和島城の南側の追手道に上り立ち門(のぼりたちもん)があります。

江戸時代に建てられた門で、現存する薬医門では最大級になります

宇和島城天守と共に残る貴重な遺構で、見どころとなっています。

宇和島城・式部丸

式部丸から見える石垣

式部丸からは綺麗に積まれた石垣が見れます。

この式部丸は門や櫓がまったく建てられなかったようです。珍しい郭ですね。

ちなみに、猫がいました!写真に白くポツン写っているのがそうです。

お城では、たびたび猫を発見します。

宇和島城・藤兵衛丸

石垣

藤兵衛丸の石垣

藤兵衛丸の手前にかなりの高さの石垣があります。

石を加工していない野面積みでしょうか。

藤兵衛丸へ行く階段がありますが、しっかりと横矢が掛かるようになっています。

城山郷土館(旧山里倉庫)

城山郷土館(旧山里倉庫)

「城山郷土館」は1845年に建てられた山里倉庫を資料館として利用しています。

山里倉庫は元々武器庫として使われていました。

内部は宇和島出身の人物をパネル等で紹介しています。

八束兄弟の生家長屋門

八束兄弟の生家長屋門

直ぐ近くには「八束兄弟の生家長屋門」と云う建物も残されています。

昔ながらの長屋といった感じの建物で、現在は城兵屯所となっているようです。

宇和島城・二の丸

三ノ門跡

三ノ門跡

二ノ丸に入る前に三ノ門跡があります。

割石を使った打ち込み接の乱積みの石垣が一面に広がっていて、圧倒されます。

天守(二の丸から見える)

宇和島城天守(重要文化財)

階段を登って右に行くと石垣越しに天守が見えます。

石垣が目の前にズラーっと並んでいる上(奥)に天守があるので、壮観です。

ここは宇和島城の写真スポットですね。

宇和島城・本丸

虎口

本丸虎口

二ノ丸から本丸に入る所には虎口があります。

両側に切込接ぎで隙間無く、綺麗に積まれた石垣があります。

宇和島城には様々な積み方の石垣が見られるので、石垣にも注目すると面白いです。

天守(重要文化財)

宇和島城天守(重要文化財)

本丸には宇和島城天守があります。

三重三階の現存天守で、江戸時代に建てられたものなので、狭間や石落としが無いのが特徴的です。

切り込み接の石垣の上に天守があり、入口には唐破風造りの玄関が付いています。

外観は白漆喰総塗り籠めで、一重目に比翼千鳥破風、二重目に千鳥破風、三重目には軒唐破風が造られ衣装に富んだものとなっています。

【宇和島城天守】

所在地:〒798-0060 愛媛県宇和島市丸之内1

開館時間:11月~2月 9:00~16:00・3月~10月 9:00~17:00

休館日:無休

入場料:大人200円・小、中学生無料

ウェブサイト:https://www.uwajima.org/spot/index7.html

景色

天守からの景色

天守からは宇和島湾を見ることが出来ます。

現在は埋め立てられていますが、当時、宇和島城は海に面した海城でした。

五角形の縄張りでそのうちの二面が海に面しています。

徳川幕府の密偵が宇和島城の調査をすると、四角形の縄張りと間違えて報告したと云われています。

藤堂高虎の築城技術恐るべし。

宇和島城・藩老桑折氏武家長屋門

藩老桑折氏武家長屋門(宇和島市指定有形文化財)

最後に東側の登り口にある、長屋門を紹介します。

この桑折氏武家長屋門は宇和島藩の家老である桑折氏の屋敷にあった長屋門です。

現存していて現在の位置に移築されています。

まとめ

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二の丸から見る現存天守

宇和島城は現存天守立ち上り門が残っていて、更に各所の石垣は野面積み、打込み接ぎ、切込み接ぎと様々な積み方を見る事ができます。

また、藤堂高虎の五角形の縄張り等の、築城技術を感じ取ることができる良い名城です。

宇和島城ウェブサイト

 https://www.uwajima.org/spot/index7.html

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