揖斐城の駐車場や見どころを紹介!

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お城

岐阜県揖斐郡にある揖斐城。

1343年にこの地を支配していた土岐市の一族である土岐頼雄が築城しました。

築城後、土岐頼雄は揖斐氏を称し揖斐頼雄と名乗りました。

揖斐氏6代、200年間に渡り山城として利用されましたが、1547年に斎藤道三により攻められ廃城となります。

現在でも城跡には、本丸跡、桝形虎口跡、土橋、堀切などが残され見どころとなっています。

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揖斐城・基本情報、アクセス

所在地:〒501‐0619 岐阜県揖斐郡揖斐川町極楽寺220

城 主:土岐氏

形 式:山城・連郭式

文化財史跡:町指定文化財

日本100名城スタンプ:該当なし

揖斐城・駐車場

城台山公園近くの駐車スペース

揖斐城の南側にある城台山公園の近くに駐車スペースがあります。

3台程停められる広さとなっていて、更に先にいった金毘羅神社近くの城台山公園にも2台程停められるスペースがあります。

トイレは城台山公園 播隆の森にあります。

揖斐城・縄張り図

揖斐城の縄張り図(現地案内板より)

揖斐城は標高220mの城台山の山頂部に築かれた山城です。

本丸は南西側にあり、尾根上に北東側へ二の丸、三の丸と続いています。

東側には出丸(太鼓曲輪)があり、第二の本丸となる大きな曲輪で、防御力を高めています。

揖斐城・登山口

金毘羅神社

城台山公園に建立されている金毘羅神社

揖斐城の南側の尾根上には金毘羅神社があります。

金毘羅神社は1833年に揖斐領主の岡田善功が建立した神社で、交通安全や縁結び、金運招福などの御利益があります。

また、この場所からは揖斐の町並みを一望出来て良い景色です。

登城口

揖斐城への登山口

金毘羅神社の北側一心寺の奥に揖斐城の登山口があります。

登山道は整備されていて、20分程で主郭部に行くことが出来ます。

揖斐城・南の丸

本丸の南側にある南の丸

登山道を登って行くと南の丸が見えて来ます。

南の丸は揖斐城の最南端に位置する曲輪で、堀切の跡と思われるような場所も見受けられます。

揖斐城・本丸

本丸内部

本丸に立つ揖斐城の石碑と説明板

本丸は揖斐城の西側にあり、尾根上に築かれているため細長い曲輪となっています。

揖斐城は要所に説明板が設置されているので、分かり易くて山城初心者には良いお城です。

桝形虎口

現在でも土の高まりにより虎口の様子が分かる桝形虎口跡

本丸の北東側に桝形虎口跡があります。

本丸外側、二の丸側から見るとわずかに土塁により四角い桝形の空間が造られていて、直進出来ずに右へ折れている様子が分かります。

本丸の大手方面の入口である事もあり、厳重な虎口であった事が伺えます。

土橋

本丸の桝形虎口の手前にある土橋と堀切

桝形虎口の手前(二の丸側)には土橋と堀切が築かれています。

土橋は人が一人通れる程の幅になっていて、両側に堀切により尾根を分断しています。

土橋と堀切は良好に残されていて、先の桝形虎口と合わせて本丸の虎口に相応しい厳重な空間であった事が分かり、揖斐城で一番の見どころです。

堀切

土橋横の堀切(空堀)

土橋横の堀切は現在でも良好に残されていて、斜面を落ちて行く竪堀となっています。

堀幅もあり二の丸側から見ると本丸側の方が標高が高いので、高低差が感じられます。

揖斐城・二の丸

二の丸内部

二の丸の様子

本丸の北東側に二の丸があります。

二の丸も尾根上に築かれた長細い曲輪で、数段で複数の平場が築かれています。

大手門跡

二の丸と三の丸の間にある大手門跡

二の丸と三の丸の間に大手門跡があります。

大手門のある場所は丁度揖斐城の中央部で、大手門跡を降りて行くと西の丸、大手曲輪があります。

更に降りて行くと麓の桂へ行くことが出来ます。当時は城下町として栄えたと云われています。

井戸

二の丸の南側にある井戸

二の丸の南側の斜面には井戸があります。

揖斐城で水があるのはこの井戸だけで、ここから水を汲んで城内で使用していたと云われています。

揖斐城・三の丸

三の丸の様子

二の丸の東側に三の丸があります。

三の丸も二の丸と同様に細長い曲輪で、比高もほとんど二の丸と変わらないです。

揖斐城・出丸(太鼓曲輪)

出丸内部

一段と高い場所に位置する出丸内部の様子

三の丸の東側に出丸(太鼓曲輪)があります。

出丸は周囲の三の丸や北の丸よりも一、二段も高い場所にある曲輪で、本丸に次ぐ重要な場所となっています。

高天神城のような一城別郭の機能を持つ出丸は、揖斐城の特徴で見どころです。

景色

出丸からの景色

出丸の南側は視界が開けていて景色が良いです。

ベンチが設置されているので、揖斐の町並みを眺めながら休憩する事が出来ます。

切り通し

出丸下段にある切り通し

出丸の西側には切り通しが造られています。

切り通しは斜面を切り開いて造られた道で、城内の移動や籠城戦の時には防衛拠点にもなります。

切り通しから出丸を見上げると高低差があり、出丸が特別な曲輪であることが分かります。

揖斐城・北の丸

北の丸内部

北の丸の様子

出丸の北側に北の丸があります。

北の丸は三の丸等と比べると小さな曲輪となっています。

堀切

北の丸と搦め手曲輪の間の堀切

北の丸の先には堀切があります。

堀切は中央の土橋を残して尾根が掘られていて、敵の侵入を防いでいます。

堀切の先には搦め手曲輪があったようですが、跡のみとなっています。

まとめ

北の丸から見る出丸と切り通し跡

【揖斐城の見どころ】

本丸の北東側の両側が堀切で抉られた土橋と、先に残る厳重な桝形虎口跡

揖斐城東側にある一城別郭の機能を持つ出丸(太鼓曲輪)

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