岩殿城の御城印や駐車場、登城口、見どころを紹介!

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お城

山梨県大月市にある岩殿城。

平安時代初期に岩殿山には天台宗の円通寺があり、戦国時代に小山田氏により築城されたと云われています。

小山田氏が本拠とした谷村館の詰の城と云われていますが距離が離れすぎている為、武田氏により相模との境目の城として築城されたとも考えられています。

桂川と葛野川が合流する西側の標高634mの岩殿山に築かれた山城で、東西に長い大きな岩山部を利用しています。

小山田氏は初め武田氏に対抗していましたが、1509年に武田氏に敗れると傘下に入ります。

1582年に小山田信茂は織田、徳川軍が武田領内に侵攻すると新府城から武田勝頼を岩殿城へ迎えようとしますが、郡内の入口を封鎖し寝返ります。

武田勝頼は天目山で自刃し、小山田信茂は織田信忠により処刑されます。

本能寺の変後の天正壬午の乱で甲斐の国を統治していた川尻秀隆は追放され、岩殿城は北条氏が支配する所となります。

北条氏と徳川氏が同盟を結ぶと北条氏は甲斐から撤退し、甲斐は徳川氏が支配し岩殿城は江戸時代でも機能を維持しました。

現在でも山頂部には本丸などの曲輪跡や、自然の岩を利用した揚城戸、番所跡などが残され見どころとなっています。

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岩殿城・基本情報、アクセス

所在地:〒401‐0001 山梨県大月市賑岡町畑倉

城 主:小山田氏、北条氏、徳川氏

形 式:山城・連格式

文化財史跡:県指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

岩殿城・御城印

大月市観光協会 大月前観光案内所

 岩殿城 御城印 1枚300円

岩殿城の御城印が販売されています。

「大月駅前観光案内所」で1枚300円で購入する事が出来ます。

絵柄はいくつか種類があるので、選ぶことが出来ます。

【大月駅前観光案内所】

所在地:〒401‐0013 山梨県大月市大月1丁目1-33

営業時間:4月~11月 8:00~17:00 ・ 12月~3月 9:00~17:00

休業日:12月29日~1月3日

岩殿城・駐車場

岩殿山公園 市営駐車場

岩殿城(岩殿山)の南側に「岩殿山公園 市営駐車場」があります。

12台程停められる広さの無料駐車場です。

駐車場にトイレはないので注意が必要です。丸山公園の岩殿山ふれあいの館にはトイレがあります。

大月市郷土資料館

大月市郷土資料館

岩殿城から東へ3㎞程の所に「大月市郷土資料館」があります。

資料館の1Fでは大月市の農耕器具や産業、生活用具、2Fでは大月市の原始~近代までの歴史に関する資料が展示されています。

岩殿城に関する資料も展示されているので見ておきたいです。

【大月市郷土資料館】

所在地:〒409‐0614 山梨県大月市猿橋町313‐2

開館時間:9:00~16:30

入館料:一般110円・中学生以下無料

休館日:月曜日、祝祭日の翌日、年末年始

ウェブサイト:大月市郷土資料館

岩殿城・登山口

強瀬登山口(通行止め区間あり)

南側の強瀬登山口(丸山公園 ふれあいの館までは15~20分程)

岩殿城への登山口は4ヵ所あります。

南側の強瀬登山口、東側の強瀬登山口、北側の畑倉登山口、西側の浅利登山口となっています。

櫓風の建物がある丸山公園へは南側の強瀬登山口から行くことが出来ます。

しかし、現在(2024年11月)は通行止めの為、岩殿城跡まで行くことは出来ません。

畑倉登山口

畑倉登山口の駐車場

岩殿城跡には、北側の畑倉登山口から行くことが出来ます。

畑倉登山口にも無料駐車場があり、6~7台程停められる広さとなっています。

この駐車場にもトイレはないので注意が必要です。

北側にある畑倉登山口

畑倉登山口から岩殿城本丸跡までは、45~60分程掛かります。

急坂が続く畑倉登山道

畑倉登山口は岩殿城までひたすら急坂が続く道となっていて、かなりの体力が必要です。

足場も狭く悪い所があるので、登山の装備で登るようにしましょう。

岩殿城・丸山公園(岩殿山南側)

冠木門

南側強瀬登山道の途中にある冠木門

南側の強瀬登山口からふれあいの館までは15分程で行くことが出来ます。

登山道の途中には岩殿山の説明板と冠木門が建てられています。

冠木門は史実に基づかないものとなっていますが、お城の雰囲気が感じられます。

薬医門

丸山公園入口にある薬医門

丸山公園の入口には薬医門があります。

薬医門も史実に基づかないものですが、大きな屋根が立派でしっかりとした造りとなっています。

ふれあいの館

櫓の外観をしているふれあいの館と岩殿山

丸山公園には櫓の外観をした「ふれあいの館」があります。

「ふれあいの館」では富士山の写真や、城主の小山田信茂に関する資料が展示されています。

2Fでは小山田信茂のドラマを見る事が出来るので、時間があれば見ておきたいです。

外観が櫓のふれあいの館と岩殿山は独特な景観となっていて、見どころです。

【岩殿山 ふれあいの館】

所在地:〒401‐0004 山梨県大月市賑岡町81‐1

開館時間:9:00~16:00

入館料:無料

休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月27日~1月5日)

岩殿城・本丸

本丸

山梨百名山の岩殿山山頂部にある本丸跡

畑倉登山口を登って行くと本丸跡に到着します。

本丸は岩殿山の山頂部にあり、標高は634mとなっています。

空堀

本丸東側の空堀(堀切)

本丸跡の東側には空堀(堀切)があります。

空堀は本丸の東側(背後)を守るために築かれていて、深さは7~8m程はあるかと思われます。

安全対策の為、空堀の堀底に降りる事は出来ませんが、上からのぞき込むようにして見る事が出来ます。

岩殿城・倉屋敷跡

食料や生活用品などを保管していた倉屋敷跡

本丸を南西側に下って行くと倉屋敷跡があります。

倉屋敷跡は細長い曲輪で、食料や武器などを保管していた倉があったと云われています。

岩殿城・馬場跡

馬場跡

城内で最も広い曲輪である馬場跡

倉屋敷跡を下って行くと馬場跡があります。

馬場跡は岩殿城で最も広い曲輪で、馬や兵士の訓練が行われたと考えられています。

亀が池、馬冷やし池

亀が池、馬冷やし池

馬場跡の南側に亀が池と馬冷やし池があります。

上側の池を城内の飲料水として、下側の池を馬や兵士の水浴び用として利用していたと云われています。

岩殿城・南物見台

景色

南物見台付近から見る景色

馬場跡の南側に南物見台跡があります。

物見台付近には石碑や岩殿城の説明板、四阿などが設置されていて休憩をする事が出来ます。

物見台からは正面に富士山を見る事が出来て、景観が良く爽快感があり見どころとなっています。

揚城戸跡

大きな岩の間に築かれた揚城戸跡

岩殿城の南西側に揚城戸跡があります。

揚城戸は自然の岩場を利用して築かれた城門跡で、岩と岩の間は人ひとりが通れる程の幅で階段となっています。

揚城戸跡は岩殿山の迫力ある自然地形が体感でき、岩殿城の代表的な景観となっていて見どころです。

番所跡

兵士の詰所があった番所跡

揚城戸跡の先には番所跡があります。

番所は揚城戸を監視する番所で、雨露をしのぐ為の建物があったとされています。

まとめ

岩殿城と一緒に訪れたい日本三奇橋に数えられる名勝猿橋

【岩殿城の見どころ】

岩殿山の自然地形を利用して築かれた迫力ある揚城戸跡

丸山公園にある櫓の外観をしたふれあいの館と奥に聳える岩殿山

南物見台跡から正面に見る事が出来る富士山

ウェブサイト:大月市観光協会‐岩殿城跡

山梨県のオススメのお城:武田氏館要害山城新府城勝沼城本栖城

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