周匝茶臼山城の駐車場や見どころを紹介!

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お城

岡山県赤磐市にある周匝茶臼山城(すさいちゃうすやまじょう)。

天文年間(1532~1555年)に浦上宗景の家臣である、笹部勘次郎が築城したと云われる山城です。

1579年に宇喜多直家の美作侵攻により落城し、廃城となります。

江戸時代には備前池田藩の家老の池田伊賀守が陣屋を構えていました。

現在は吉井城山公園として整備され、模擬天守閣や高瀬舟舟宿、大型竪穴遺構の他にも堀切、竪堀などが残され見どころとなっています。

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周匝茶臼山城・基本情報、アクセス

所在地:〒701‐2503 岡山県赤磐市周匝15

城 主:笹部勘次郎

形 式:山城

文化財史跡:市指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

周匝茶臼山城・駐車場

城山公園第一駐車場

周匝茶臼山城(吉井城山城)の西側に「城山公園第一駐車場」があります。

10台程停められる広さの無料駐車場です。トイレは城山公園内にあります。

また、手前には「城山公園第二駐車場」と「城山公園第三駐車場」もあります。

周匝茶臼山城・主郭

堀切

主郭手前の堀切

駐車場の直ぐ近くには堀切が残されています。

堀切は深さが3~5m、上辺の幅は10m以上あり、現在でも良好に残されています。

堀切は尾根を垂直に掘って断ち切る事で、敵の侵入を防ぐ防御機構となっています。

入口

吉井城山公園の入口

吉井城山公園の入口には、石垣が積まれています。

この石垣は後世に積まれたものと思われますが、塀と相まって城郭の雰囲気が感じられるものとなっています。

天守閣(展望台)

天守閣の外観をした展望台

周匝茶臼山城跡(吉井城山公園)には天守閣の外観をした、展望台があります。

当時の周匝茶臼山城には天守は建てられた事はなかったので、史実に基づかない模擬天守閣となっています。

内部には周匝茶臼山城の資料が少し展示されている他、展望台からは周囲の景色を楽しむ事が出来ます。

模擬天守閣は周匝茶臼山城のシンボルで、お城の歴史を知ることができて見どころです。

大型竪穴遺構

大型竪穴遺構を覆っている建物

建物の内部には大型竪穴遺構が復元されていて、長辺9m、短辺7m、深さ4.5mの楕円形をしています。

1.5m下がった床面からは炭、焼土、甕、杯、皿のなどの備前焼、釘、刀子などの鉄製品が見つかっていて、室町時代中期のものと推定されています。

大型竪穴遺構は城跡で見つかったものは貴重で、周匝茶臼山城の見どころの一つとなっています。

舟宿(休憩所)

休憩所として利用されている茅葺き屋根の舟宿

吉井城山公園には舟宿があります。

江戸時代末期に吉井川沿いに建てられていた高瀬舟の舟宿で、1986年にこの場所に移築されました。

周匝茶臼山城の御城印が置いてあり、300円募金する事で頂くことが出来ます。

江戸時代に建てられた舟宿は趣があり、見どころです。

周匝茶臼山城・腰曲輪

竪堀

斜面を落ちて行く竪堀

主郭の周りには腰曲輪が築かれています。

腰曲輪横の斜面には竪堀が築かれていて、敵が斜面を移動する事を制限しています。

竪堀は現在でも傾斜と深さがあり、良好に残されていて見どころです。

腰曲輪内部

腰曲輪に建つ四阿

腰曲輪は主要な曲輪の横に付随する小さな曲輪で、当時は土塁と塀が建てられて守られていました。

現在でも段状の曲輪と四阿が設置されています。

堀切

腰曲輪の外側にある堀切

腰曲輪の先端部には堀切が築かれています。

堀切は主郭手前のものと比べると小規模ですが、堀切の先は竪堀に繋がって斜面を落ちて行っています。

まとめ

模擬天守閣と土塀と石垣

【周匝茶臼山城の見どころ】

周匝茶臼山城の歴史が分かるシンボル的な模擬天守閣

室町時代中期の製品が見つかり、城跡には珍しい大型竪穴遺構

江戸時代末期に建てられ移築された高瀬舟の舟宿

主郭手前の深さ5m、幅10m以上の大規模な堀切

腰曲輪の斜面を落ちて行く良好に残されている竪堀

ウェブサイト:周匝茶臼山城跡/赤磐市

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