武田氏館(武田神社)の駐車場や御城印、見どころを紹介!

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お城

山梨県甲府市にある武田氏館(躑躅ヶ崎舘)。

1519年に甲斐源氏の流れをくむ武田信虎が石和から館を移した事に始まります。

足利将軍家と繋がりが深かった為、花の御所の方形居館の形式となっており、方形の主郭を水堀が取り囲み、その周りには曲輪が付属しています。

1520年には背後の積翠寺丸山に要害山城を詰めの城として築きました。

その後、武田氏館(躑躅ヶ崎舘)は武田信虎、信玄、勝頼と武田氏の3代の本拠地として機能しました。

武田勝頼の代になり長篠の戦いで織田、徳川連合軍に敗れると、織田軍の侵攻を受け新府城を新たに築き、1582年には武田氏館から本拠地を移しました。

武田氏が滅亡した後にも川尻氏や徳川氏が躑躅ヶ崎館を利用しますが、1590年に甲府城が築かれると廃城となりました。

現在主郭には武田信玄をご祭神とした武田神社が建立され、宝物殿には武田家ゆかりの品が展示されています。

また、外周部を囲む水堀、西曲輪の虎口が残されており、堀や土塁なども復元されています。

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武田氏館・基本情報、アクセス

所在地:〒400-0014 山梨県甲府市古府中町2611

城 主:武田氏

形 式:平城

文化財史跡:国指定史跡

日本100名城スタンプ場所:武田神社宝物殿

武田氏館・駐車場

武田神社駐車場

武田氏館(武田神社)の南東側に無料駐車場があります。

30台程駐められる無料駐車場で、トイレは境内や資料館にあります。

この場所は満車になってしまう事が多く、武田神社の西側にも駐車場が用意されています。

武田氏館・御城印

武田神社の南側にある信玄ミュージアム

 武田氏館 御城印

武田氏館の御城印があります。

武田氏館の御城印は信玄ミュージアムの有料展示を見学すると頂くことができます。

【甲府市武田氏館跡歴史館・信玄ミュージアム】

所在地:〒400‐0015 山梨県甲府市大手三丁目1‐14

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

入館料:特別展示室 一般300円・高校生以下無料

休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)・12月29日~31日

ウェブサイト:甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)

武田氏舘・主郭

水堀

主郭を囲む水堀

まず目に入るのが、水堀です。

躑躅ヶ崎館は中世の城館を色濃く残しています。

方形の曲輪の周りを取り囲むように堀が巡らされています。

方形の曲輪の中に居館が建てられていました。

武田神社・参道

神橋と鳥居

武田氏館の南側中央に武田神社の神橋と鳥居があります。

鳥居の前には高石垣が積まれていて、武田神社といえばこの場所の印象が強いです。

主郭に建立されている武田神社

神橋を渡ると主郭(中曲輪)です。

現在は武田神社が建立されています。

武田信玄を御祭神としているので、たくさんの参拝者で賑わっています。

武田神社・甲陽舞能殿

甲陽武能殿

境内には甲陽武能殿があります。

武田氏の軍学書「甲陽軍艦」から命名されました。

ここで舞を舞ったり、様々な催しがされているようです。立派な舞台ですね。

武田神社・拝殿

武田信玄を御祭神として祀っている、武田神社の拝殿

武田神社の拝殿は、1919年に建てられました。

様々な戦いで勝った武田信玄を御祭神としているので、勝運の御利益があります。

重厚感のある拝殿で、武田菱が家紋が見受けられるのが格好いいです。

拝殿の右手には宝物殿があるので、武田神社に来たら必見です。

宝物殿には、戦国最強とも云われた武田家の武具や風林火山の軍旗を見ることが出来ます。

歴史好きなら興奮すること間違い無しです。

【武田神社 宝物殿】

所在地:〒400-0014 山梨県甲府市古府中町2611

開館時間:9:00~16:30

入館料:大人(高校生以上)300円・小人(小、中学生)150円

休館日:水曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)・年末年始

ウェブサイト:http://www.takedajinja.or.jp/

武田氏館・東曲輪

大手石塁

大手門東史跡公園の大手石塁

武田神社の東側には大手東史跡公園があります。

大手にあたる東曲輪には武田氏滅亡後に築かれた石塁が復元されています。

石塁により大手門の虎口を守り、武田氏時代には三日月堀が築かれていた事が発掘調査により判明しています。

惣堀と虎口

東曲輪に復元された虎口

東曲輪の東側には虎口が復元されています。

東曲輪の外周部には堀が築かれ、石垣で補強された土橋が付属しています。

曲輪の外周部には土塁も復元されているので、こちらも必見です。

武田氏館・西曲輪

虎口

主郭(中曲輪)と西曲輪を繋ぐ虎口

武田神社のある主郭(中曲輪)と西曲輪を繋いでいる虎口です。

折れは無いですが両側に土塁、石垣が築かれています。

通路の中央には門が設置されていたのでしょうか。

空堀

主郭と西曲輪の間の空堀

主郭(中曲輪)と西曲輪の間の堀です。かなりの深さと幅があります。

現在は武田神社が建立されていて神社の雰囲気が強いですが、改めてお城だと実感します。

虎口(南側)

西曲輪の南側虎口

西曲輪の南側には虎口があります。

虎口の通路は真っすぐですが、桝形の空間が設けられ土塁上から攻撃できるようになっています。

奥側には石垣も築かれていて、なかなか迫力があります。

枡形虎口(北側)

西曲輪北側の枡形虎口

西曲輪の入り口には枡形の虎口が築かれています。

土塁で四角に囲い、枡形が形成されています。

入り口は少し位置をずらしてあり、直進出来ないようになっています。

要所には石垣も使われていてお城の雰囲気が伝わってきますね。

土橋と空堀

桝形虎口に接続する土橋

西曲輪の外周部は空堀が築かれ、桝形虎口には土橋が接続しています。

空堀は深さが7~8m、幅は10m以上はあるかと思われ規模が大きいです。

まとめ

復元された東曲輪の土塁と堀

躑躅ヶ崎館は武田氏3代の本拠地ですが、小さな城館です。

しかし、武田神社が建立され武田氏ゆかりの品を見ることで、歴史に思いを馳せることが出来ます。

在りし日の躑躅ヶ崎館を復活させるために、復元もされているので、以外と見所も多いです。

近年では武田神社にそばに、信玄ミュージアムが開館したので武田氏の歴史を深く知ることが出来るので、オススメです。

武田氏館ウェブサイト

 https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/002.html

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