お寺の紹介をします。
富山県高岡市にある高岡山瑞龍寺です。
1614年に加賀藩の三代藩主である前田利常が二代藩主前田利長公の菩提を弔う為に、建立されました。
仏殿を中心に周囲を回廊が巡っており、山門、禅殿、法堂、大庫裏などが建ち並ぶ伽藍は、20年の歳月を掛けて建立されました。
仏殿、山門、法堂は国宝、総門、禅堂、大茶堂、大庫裏、回廊は重要文化財に指定され、江戸初期の寺院建築物を見学する事ができます。
瑞龍寺・基本情報、アクセス
所在地:〒933-0863 富山県高岡市関本町35
宗 派:曹洞宗
文化財史跡:国宝 仏殿、山門、法堂・重要文化財 総門、禅堂、大茶堂、大庫裏、回廊
営業時間:9:00~16:30 冬期は16:00閉門
瑞龍寺の東側に専用駐車場があります。
50台ほど駐められる無料駐車場です。
瑞龍寺・山門(国宝)
受付で料金を払い、総門をくぐると山門が目に飛び込んで来ます。
白い砂利が整備された道の中央に山門があり、両側には回廊が延びています。
大変綺麗な光景で、一気に瑞龍寺の世界観に引き込まれます。
山門は1645年に建立されましたが、1746年に焼失してしまいます。
現在の山門は、1820年に再建され国宝に指定されています。
瑞龍寺・仏殿(国宝)、回廊(重要文化財)
山門をくぐると、緑の芝が広がる伽藍の中央に、仏殿が鎮座しています。
仏殿の周りを囲むように回廊が四角く巡っており、左に僧堂、右に大庫裏、奥に法堂が建てられています。
仏殿は1659年に建立され、国宝に指定されています。
金沢城の石川門と同様に、屋根は鉛板で葺かれていて、全国的にも珍しい様式になっています。
内部には中国から渡来した釈迦、文殊、普賢の仏像が安置され、神聖な空気が満たされています。
瑞龍寺・法堂(国宝)
仏殿の背後に見えるのは、法堂です。
法堂は1657年に建立され、国宝に指定されています。
内部は6室になっていて、中央奥は板敷になっていて、それ以外の室は畳敷きとなっています。
瑞龍寺・大庫裏(一部重要文化財)
仏殿の右手には大庫裏です。
大庫裏は1660年に建立されましたが、幕末から明治頃に撤去されてしまいましたが、寸法の分かる古絵図や発掘調査により、復元されました。
大庫裏は炊事を行う台所であり、内部にはかまどや流し調理台などがあり、寺内の生活が垣間見えて面白いです。
瑞龍寺・鐘楼
大庫裏と回廊で繋がれた先には、鐘楼があります。
回廊は仏殿の周囲を囲んでいて、全長は300mにも及び、重要文化財に指定されています。
白壁と格子窓が規則正しく並んでいて、壮観です。
瑞龍寺は山門をくぐった先には、仏殿を中心に伽藍が規則正しく並べてある光景は必見です。
高岡城に訪れた際は、瑞龍寺まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
瑞龍寺ウェブサイト
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