長野県諏訪市の高島城です。
諏訪氏が当地を治めていたが、武田氏や徳川氏に付き従うことになりました。
1590年に徳川氏が関東に移封されると、諏訪の地を離れることになった。
その後、日根野高吉が入城すると諏訪湖の畔に7年の歳月を掛け高島城を築きました。
この時に総石垣造りに、三重の天守、8棟の櫓、6棟の門が築かれました。
1601年に日根野氏が移封されると諏訪氏が返り咲き、高島藩3万石として明治時代まで存続します。
1875に天守を初め櫓、門などの建築物は破却や移築され、石垣や堀のみの状態となりました。
現在では三重の天守閣が再建され、上階からは諏訪湖を望むことができます。
また、角櫓、冠木門、冠木橋も再建、三の丸御殿裏門、石垣、水堀が現存し、天守閣と合わせて見どころとなっています。
高島城・基本情報、アクセス
所在地:〒392-0022 長野県諏訪市高島1-20-1
城 主:日根野氏、諏訪氏
形 式:平城
文化財史跡:市指定史跡
日本100名城スタンプ場所:高島城(天守閣資料館)一階展示室内
高島城・駐車場
高島城の西側に高島城公園駐車場があります。
無料で13台程駐められる駐車場です。トイレは高島公園内にあります。
また、高島城(高島公園)の東側にある市役所横にも観光者用駐車場があります。
高島城・御城印
高島城 御城印 1枚300円
高島城の御城印が販売されています。
高島城の天守閣受付で1枚300円で購入する事が出来ます。
続日本100名城のスタンプも天守閣内に設置されています。
高島城・本丸
角櫓
高島城の東には堀越しに角櫓があります。
本丸の北東にある二重の角櫓で、両脇には土塀が付属しています。
残念ながら角櫓の内部には、入ることができません。
冠木橋
本丸の東からは冠木橋と天守閣を見ることができます。
冠木橋は本丸東の虎口に架けられています。
桜が咲いていて、冠木橋、堀越しに見る天守閣は風情があります。
冠木門
本丸の東の虎口には冠木門があります。
絵図には冠木門と記されていますが、現在では櫓門が復興されています。
当時はここを通る者は制限されていて、「冠木御門御免」を許された者しか通る事ができませんでした。
両側の石垣ですが、隅部は綺麗な算木積みになっていて、苔生しているのが味があります。
天守閣
本丸の北西には天守閣が再建されています。
望楼型の三重の天守閣で、当時は寒冷対策として屋根を木の板を重ねる工法である、こけら葺きになっていました。
内部は資料館になっていて、高島城に関する「築城」「藩主」「藩氏」「藩政」の4つテーマ毎に資料が展示されています。
【高島城天守閣】
所在地:〒392-0022 長野県諏訪市高島1丁目20番1号
開館時間:9:00~17:30(10月1日~3月31日は16:30まで)
入館料:大人310円・小人150円・こども無料
休館日:12月26日~12月31日・11月第2木曜日
ウェブサイト:諏訪高島城
景色
天守閣の最上階は展望台になっていて、諏訪湖を望む事ができます。
山脈に囲まれた中に大きな湖があり、信州の自然を感じることができます。
三の丸御殿裏門
本丸内には三の丸御殿裏門が移築されています。
当時ここには、御川渡御門があった場所で、湖に面していたのでここから舟に乗ることができました。
現在は三の丸御殿裏門が移築されて、貴重な建造物を見ることができます。
水堀
現在でも本丸の北側と東側には水堀が残されています。
水堀は幅が広い所で15m程あり、東側は全長100m程ありお城の雰囲気を感じる事が出来ます。
石垣は自然の石を積み上げる野面積みと云われるもので、築城当時の様子を見ることが出来ます。
まとめ
高島城は現在主に本丸しか残っていないですが、諏訪湖そばに立地していて趣のあるお城です。
再建ですが三重の天守閣は町のシンボルになっていて、諏訪地方の歴史を知ることができる良い場所です。
高島城ウェブサイト:諏訪高島城
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