長野県飯田市にある久米ヶ城です。
貞和年間(1345~1350)に松尾城主 小笠原貞宗の弟、貞長が築城しました。
東平の麦種城、西平の城山の支城として約200年間機能しました。
しかし、戦国時代になると身内の争いが起こり、1554年の武田信玄による伊那侵攻により松尾城と共に落城しました。
現在でも標高733mの山頂部に曲輪跡が残り、展望台の模擬櫓や冠木門が建てられ公園として整備されています。
模擬櫓からは南アルプスや城下を見渡すことができ、見どころとなっています。
久米ヶ城・基本情報、アクセス
所在地:〒395‐0241 長野県飯田市久米
城 主:小笠原氏
形 式:山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当なし
久米ヶ城・駐車場
久米ヶ城の山頂付近に駐車場があります。
5~6台ほど止められる大きさですが、この駐車場まで行く道は狭く、注意が必要です。
久米ヶ城・二の丸
曲輪内部
本丸の南側に二の丸があります。
二の丸は現在広場となっていて、町のイベント事に使用すると思われる簡易的な建物が建てられています。
土塁
二の丸の西側には土塁が一部残されています。
土塁の高さは1m、長さは4~5mほどあり、城として機能していた当時の貴重な遺構となっています。
堀切跡
本丸と二の丸の間には堀切が築かれていました。
現在では道路が通っており、遺構はほとんど残されていません。
久米ヶ城・本丸
冠木門
本丸の入口には冠木門が建てられています。
正確な復元ではなく、中世の城をイメージして建てられたものと思われます。
何も無いよりはお城の雰囲気がして良いです。
模擬櫓(展望台)
本丸は標高733mの山頂に位置していて、現在では公園として整備されています。
本丸には現在模擬櫓が建てられていて、展望台として機能しています。
外観は木で造られているので、お城の雰囲気を感じることができます。
もちろん模擬櫓に登ることができます。
景色
展望台からは南アルプスの山々を一望することができます。
山頂部に雪が残っていて、長野県の良い景色を堪能することができます。
模擬櫓に登らなくても城跡の周りに遮るものがないので、いろいろな所から景色を楽しむことができます。
また、城跡は信州のサンセットポイントにもなっています。
城山稲荷
本丸には城山稲荷が建立されていて、久米ヶ城の守り神となっているようです。
ちゃんとキツネの像が立てられています。
まとめ
久米ヶ城は本丸に建てられている、模擬櫓や冠木門がお城の雰囲気を感じることができます。
標高733mの山頂からの景色は、南アルプスを見ることができて見どころとなっています。
久米ヶ城ウェブサイト
https://www.go-nagano.net/topics_detail6/id=1774
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