静岡県浜松市にある曹洞宗 秋葉山舘山寺。
810年に空海により真言宗の寺院として創建されました。
1187年に兵火により焼失しますが、源頼朝により再建されます。(1384年に兵火により再び焼失。)
1362年に藤原基秀が堀江城主となると、祈願所として保護されます。
1589年に徳川家康から御朱印判物を賜り、東海の名刹として栄えます。
1870年に明治新政府の神仏分離令により廃寺となりますが、1890年に秋葉寺の出張所との名目で再興が認められ、再興します。
浜名湖の北東に位置する風光明媚な古刹で、本堂、穴大師、聖観世音菩薩などがあり多くの人で賑わっています。
舘山寺・基本情報、アクセス
舘山寺・駐車場
舘山寺の南側に「舘山寺参拝者駐車場」があります。
30台程停められる駐車場で、30分までは無料で、30分~1時間までは300円、以降は30分毎に100円となります。
駐車場内にある舘山寺園で1000円以上の買い物をすると2時間まで無料になります。
舘山寺・境内
本堂
駐車場横の階段を登って行くと本堂があります。
舘山寺は浜松湖岸88箇所霊場 第27番の古刹で、本堂の背後には館山があります。
心願成就、開運厄除、心身健康、学業成就などの御利益があり、本堂横の大梵鐘では志納金100円で一打ちする事ができます。
縁結び地蔵尊
本堂の横には縁結び地蔵尊があります。
縁結び地蔵尊は明治時代から伝わるお地蔵さんで、多くの絵馬が掛けられています。
愛宕神社
舘山寺本堂の西側には愛宕神社があります。
愛宕神社は727年に鎮座した神社で、火之迦具土神を御祭神としています。
舘山寺のすぐ隣にあるのでこちらも参拝すると良いでしょう。
聖観世音菩薩
愛宕神社背後ののぼり道を上がって行くと、聖観世音菩薩があります。
聖観世音菩薩は1937年に建立された観音様で、高さは16mもある大きな像です。
現在でも舘山寺を見守ってくれているようです。
遊歩道
舘山寺のある館山には、1周30~40分程の遊歩道が設けられています。
遊歩道の道は歩き易く整備されていて、視界の開けた場所では浜名湖を見る事ができます。
展望台
遊歩道にはチャート岬や富士見岩、西行岩などの景勝地があり、展望台からは浜名湖と東名高速道路を見ることができ、良い景色です。
綺麗な景色を見ながら散策すると気分がリフレッシュします。
穴大師
舘山寺本堂の背後には穴大師があります。
この場所には1500年程前の古墳があり、弘法大師が37昼夜修行を行い、お礼として舘山寺を創建したと云われています。
洞穴の奥には弘法大師自作の石仏が安置され、眼病平癒の信仰があります。
まとめ
舘山寺は本堂や穴大師、浜名湖が見る事ができる遊歩道が見どころです。
遊歩道で歩き疲れた後には、門前町にあるカフェやうなぎ屋で一服するのが良いかと思います。
また、付近には遊園地浜名湖パルパルや動物園はまZOO、はままつフラワーパークなどのあるので、家族連れにもオススメの場所となっています。
ウェブサイト:浜名湖かんざんじ温泉観光協会
コメント