香川県高松市にある由佐城。
足利尊氏に従って益子下野守顕助の子弥次郎秀助が阿波屋形細川頼春に従って四国に渡り、香川郡井原荘を賜り由佐性を名乗り由佐に居館を構えた事に始まります。
由佐城の東側には香東川、南側は湿地帯となっている自然の要害で、1583年に長宗我部元親が攻めますが落城せず和議を申し出ることになります。
現在城跡には櫓の外観をした香南歴史民俗資料館が建てられていて、民俗資料が多数展示されています。
庭園内には土塁が一部残されていて当時の貴重な遺構となっていて、見どころです。
由佐城・基本情報、アクセス
所在地:〒761‐1402 香川県高松市香南町由佐253
城 主:由佐氏
形 式:平城
文化財史跡:ー
日本100名城スタンプ:該当なし
由佐城・駐車場
香南歴史民俗郷土館の南側に専用駐車場があります。
11台程停められる無料駐車場です。トイレは館内にあります。
由佐城・城内
香南歴史民俗郷土館
香南歴史民俗郷土館は二重櫓の外観となっています。
内部は主に農具や自然に関する展示となっていて、1階部分のみ見学する事が可能です。
櫓の外観の香南歴史民俗郷土館はシンボル的な存在で、由佐城の見どころとなっています。
【香南歴史民俗郷土館】
所在地:〒761‐1402 香川県高松市町由佐253番地1
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
郷土館の入口もお城の城門風になっています。
史実に基づかいものですが、櫓や城門はお城の雰囲気を感じる事ができて良いです。
櫓の郷土館の向かい側にも建物があります。
こちらの建物の2階では由佐城の歴史や江戸時代に儒学を学び、讃岐の歴史や風土をまとめた「全讃史」を書いた中山城山を紹介している歴史展示室があります。
遊佐城を訪れたら櫓の方だけではなく、歴史展示室に立ち寄りましょう。
土塁
由佐城の庭園横には土塁が残されています。
土塁の高さは1~2m程で、発掘調査により約11mの盛土状で土層中から中世の須恵質の体部片が出土しています。
土塁は由佐城の唯一の遺構で、見どころです。
庭園
郷土館には小さな日本庭園があります。
庭園には池があり石の橋が造られていて、良い雰囲気となっています。
力石
庭園には力石があります。
石さしと云われ若い人が力試しに力石を頭上に持ち上げるという事を、明治時代初期まで行われていました。
この力石は33メ、約120㎏もあるそうです。
まとめ
【由佐城の見どころ】
・二重櫓の外観で町のシンボルとなっている香南歴史民俗郷土館
・遊佐城を示す唯一の遺構である土塁
ウェブサイト:高松市香南歴史民俗郷土館|かがわアートナビ
コメント