伊奈城(愛知県)の御城印や模擬櫓、本丸土塁などの見どころを紹介!

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お城

愛知県豊川市にある伊奈城です。

15世紀中頃に本多定忠、定助が築城した事に始まり、伊奈本多氏の居城となります。

1529年に本多正忠は岡崎城の松平清康の吉田城攻めに参加し、伊奈城で凱旋の宴が行われました。

永禄年間、本多忠俊の時に大塚城の岩瀬氏に伊奈城を攻められましたが、退ける事に成功しています。

七代 本多忠次の時には徳川家康に従い、1567年に吉田城攻め、1570年に浅井長政攻め、1575年に長篠の戦い(鳶ヶ巣山砦攻め)、1581年に高天神城攻めと各地で戦いを行いました。

1590年に下総の小篠へ移封となると伊奈城は廃城となりました。

現在では跡地は公園として整備され本丸の土塁が現存、模擬櫓が建てられ見どころとなっています。

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伊奈城・基本情報、アクセス

所在地:〒441-0105 愛知県豊川市伊奈町柳

城 主:本多氏

形 式:平城

文化財史跡:市指定史跡

日本100名城スタンプ:該当無し

伊奈城・駐車場

伊奈城趾公園駐車場

伊奈城趾公園の東側に、伊奈城趾公園駐車場があります。

10台ほど駐められる大きさの無料駐車場です。トイレも公園に完備されています。

伊奈城・御城印

  伊奈城 御城印

伊奈城の御城印があります。

令和4年3月31日までの期間限定の御城印で、伊奈城の写真を撮り「小坂井生涯学習センター(こざかい葵風館内)」の受付で写真を見せると貰う事ができます。

【小坂井生涯学習センター(こざかい葵風館)】

所在地:〒441-0103 愛知県豊川市小坂井町大堀10

開館時間:9:00~17:00

休館日:月曜日

ウェブサイト:

小坂井生涯学習センター

伊奈城・本丸

模擬櫓

本丸に建てられている模擬櫓

本丸には模擬櫓が建てられています。

史実に基づく復元ではありませんが、伊奈城趾公園のシンボルとなっている櫓です。

櫓に登ることはできませんが、当時にはこのような櫓が建てられていたのかも知れません。

堀と逆茂木

発掘整備された堀

本丸の東側には堀跡があります。

発掘調査により堀が発見されています。堀底はU字やV字ではなく水平になっており、堀底には逆茂木が立てられていたことが分かっています。

伊奈城の周囲は深田となっていて堀の代わりとして利用されていたようです。

現在では堀は埋められ、パネルでの説明展示となっています。

二葉葵

堀の横にある徳川家・本多家の家紋となった二葉葵

堀の横には徳川家、本多家の家紋となった二葉葵があります。

1529年に本多正忠は岡崎城の松平清康(徳川家康の祖父)に従い、吉田城を攻めに参加しました。

正忠は先陣切って東門を打ち破り吉田城を攻め落とし、清康は田原城の戸田氏を攻撃しようとしましたが、戸田氏は降伏しました。

正忠は清康を伊奈城に招き祝宴を開きました。

城下の花ヶ池にあった水葵を敷き詰め酒肴を出した所清康は喜び、「立葵は正忠の家の紋なり、此度の戦に、正忠最初に御方に参て、勝軍しつ、吉例他、賜らんと仰ありて、これより御家紋とはなされたり」と云ったとされています。

このことから本多家は立葵の紋、徳川家は三葉葵の紋となったとされています。

土塁

本丸北側に現存している土塁

本丸の北側には土塁が残されています。

土塁の高さは2~3m、長さは10m程あり、以外と迫力があります。

伊奈城の貴重な現存遺構となっていて見どころとなっています。

建物礎石跡

発掘調査で発見された建物礎石の復元

本丸の西側には建物礎石の跡があります。

詳細は分かりませんが、発掘調査により建物の礎石が発掘されたようで、伊奈城に建物が建てられていた事を証明するものとなっています。

現在では地面に礎石の位置を再現し展示しています。

まとめ

本丸土塁上に建つ伊奈城の石碑

伊奈城は本丸北側の土塁や模擬櫓が見どころです。

徳川家や本多家の紋の由来となった歴史あるお城で、説明板が多数あるので以外と見どころが多いです。

伊奈城ウェブサイト

 https://www.city.toyokawa.lg.jp/smph/shisetsu/koen/inajokoen.html

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