明知城(白鷹城)の駐車場や御城印、見どころを紹介!

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お城

岐阜県恵那市にある明知城(白鷹城)。

1247年に遠山景重が築城した山城で、明知遠山氏の居城です。

三河国と信濃国の境界に位置する為、戦国時代には武田氏と織田氏の争奪戦となり、4度の戦いが行われます。

1600年の関ヶ原の戦いの際に遠山利景は徳川氏に協力し東美濃を平定し、1603年に旗本に取り立てられます。

旗本は城を持つことが出来ない為、1615年に遠山方景は明知城を取り壊し、麓に明知陣屋を構えました。

現在でも城跡には本丸跡や、出丸、畝状竪堀群などが残され見どころとなっています。

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明知城・基本情報、アクセス

所在地:〒509‐7731 岐阜県恵那市明智町

城 主:遠山氏

形 式:山城

文化財史跡:県指定史跡

日本100名城スタンプ:該当なし

明知城・駐車場

明知城 搦手口駐車場

明知城の東側に「搦手口駐車場」があります。

6~7台程停められる無料駐車場です。トイレはないので明知城の西側にある日本大正村で利用すると良いでしょう。

明知城・御城印

大正村観光案内所

明知城の御城印が販売されています。

明知城の西側にある「大正村観光案内所」で購入する事が出来ます。

色々な種類の御城印があるので、自由に選ぶことが出来ます。

明知城・縄張り図

明知城の縄張り図(現地案内板より)

明知城は標高530mの2つの山頂部を利用して築かれた山城です。

それぞれの頂部に本丸と出丸があり、東西400m、南北300mにも及ぶ城域となっています。

本丸や出丸の外周部には横堀といくつもの竪堀が築かれ、堅固な縄張りとなっています。

明知城・搦め手口

登城口

搦め手口の登城口にある冠木門

明知城の登城口は西側の大手口と東側の搦め手口があります。

大手口からだと比高があり、本丸までは15~20分程掛かります。

搦め手口からだと比高があまりなく、本丸までは10分程で行くことが出来ます。

貯水池

貯水池

搦め手口には貯水池があります。

明知城には井戸がなく、1km程離れた団子杉と横の水源地から丸木樋通して貯水池まで運んでいます。

貯水池は2つあり、1つ目の池で砂や石によりろ過して、2つ目の池へ流入するように工夫されています。

竪堀

城内最大級の竪堀

出丸の南側下部には竪堀が築かれています。

この竪堀は城内最大級で、城の麓まで延びていて敵が横移動するのを防いでいます。

仲深山砦にも同様な竪堀が築かれていて、明知城と深い関わりがあると考えられています。

斜面を落ちて行く竪堀は見ごたえがあります。

明知光秀公学問所・天神神社

明知城の南西部にある明知光秀公学問所

明知城の南西部には明知光秀公学問所と天神神社があります。

明智光秀が若い頃に天神神社に京都嵯峨天龍寺の雲水・勝恵という学僧を招いて学問していました。

天神神社は菅原道真公を御祭神とする神社で、学問や厄除けの御利益があると云われています。

明知城・出丸

巨石列

出丸前の巨石

本丸の南側には出丸があります。

南本城とも呼ばれる曲輪で、周囲は猿戻しと云われる切岸が施され、独立性の高い場所となっています。

入口には奥行き、幅が1m程の巨石が複数あり、特別な曲輪である印象を受けます。

くつ石

出丸内にあるくつ石

出丸内部にはくつ石と呼ばれる石があります。

くつ石には直径24㎝ほどの穴が空けられていて、旗立石や手水鉢とも云われています。

出丸のくつ石は当時の様子を伝える貴重な遺構で、見どころです。

明知城・本丸

虎口跡

本丸の虎口跡

本丸の南東側に虎口跡があります。

本丸の虎口は斜面を回り込むように坂道が築かれています。

当時は登り切った本丸内部東側は一段低くなっていて、横矢が掛けられるような空間が設けられています。

本丸内部

本丸に立つ説明板と縄張り図

本丸は明知城の最高所にあり、東西50m、南北15m程の細長い曲輪となっています。

江戸時代には北本城と呼ばれていて、現在では明知城の説明板や縄張り図が掲示されています。

明知城・帯曲輪

桝形虎口跡

桝形虎口跡

本丸の外周部には帯曲輪が設けられています。

帯曲輪の西側には桝形虎口跡があり、大手口から登って来た敵を迎え撃つ空間が築かれています。

堀切

堀切の底部に設置されている四阿

桝形虎口の下段には堀切が築かれています。

堀切は大手口から登って来た途中に築かれていて、敵の侵入を防ぐほかにも堀底を通路として利用してます。

当時は門が建てられていたと推定されていて、大手口が厳重な防御が施されていた事が伺えます。

堀切は規模が大きく縄張りも技巧的で見どころです。

畝状竪堀群

本丸西側の畝状竪堀郡

本丸の下段には横堀が築かれていて、更に斜面には畝状竪堀群が築かれています。

西側には3~4本程の竪堀が連続して築かれていて、土の高まりがボコボコとしている様子が分かります。

本丸北側の畝状竪堀郡

本丸の北側には3~4本程の竪堀が連続して築かれています。

こちらは1本1本の規模が大きく遺構が良く残されていて、見応えがあります。

明知城には19本の竪堀が確認されていて、畝状竪堀群は見どころとなっています。

明知城・大手口

登城口

大手口の登城口に立つ説明板

明知城の西側に大手口の登城口があります。

登城口の手前には明知陣屋跡があり、江戸時代に機能していました。

土塁

大手口に築かれている土塁

大手口の登城道には土塁が築かれています。

土塁は高さが1m程残されていて、道に沿うように築かれています。

まとめ

明知城の西側麓に残る明知陣屋跡

【明知城の見どころ】

本丸西側と北側に築かれていて、現在でも良好に残されている畝状竪堀群

大手道の途中に築かれている技巧的で大きな堀切

出丸に残されている当時の様子を伝えるくつ石

出丸の南側下段に築かれている城内最大級の竪堀

ウェブサイト:白鷹城跡(明知城跡)恵那市公式ウェブサイト

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