富山県高岡市の高岡城です。
1609年に加賀前田家の2代目藩主である、前田利長が築城した平城です。
高岡城の縄張りは、キリシタン大名として有名な高山右近が行いました。
1615年の一国一城令により、未完成のまま廃城となってしまいました。
現在でも、本丸、二の丸、三の丸などの郭跡や水堀が良好に残っています。
特に本丸と二の丸を結ぶ土橋は、打込接ぎの乱積みの石垣が築かれており、見どころとなっています。
高岡城・基本情報、アクセス
所在地:〒933-0044 富山県高岡市古城
城 主:前田氏
形 式:平城
文化財史跡:県指定史跡
日本100名城スタンプ場所:高岡市立博物館
高岡城・御城印
高岡城 御城印 1枚300円
高岡城の御城印が販売されています。
高岡古城 公園三の丸茶屋で1枚300円で購入する事ができます。
【高岡古城公園 三の丸茶屋】
所在地:〒933-0044 富山県高岡市古城1-1
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
高岡城・駐車場
高岡城の北側に無料の駐車場があります。
また、博物館を利用する場合は、高岡城の南にある鍛冶丸に高岡市立博物館があるので、こちらの駐車場を利用すると良いでしょう。
10台程の小さな駐車場なので、満車の場合は高岡城北に北口駐車場があるので、こちらでも良いかと思います。
高岡市立博物館には、高岡の「歴史」と「伝統産業」の展示がしてあります。
また、日本100名城のスタンプもこちらにあるので、最初に訪れると良いでしょう。
高岡城・高山右近像
鍛冶丸の手前の大手口には、高山右近像があります。
高山右近は12歳の時に父の影響により洗礼を受け、キリシタンとなります。
1573年に摂津高槻城主となり、城下の整備を行いつつ、キリストの布教にも務めました。
織田信長や豊臣秀吉にも仕え、山崎の戦いや小牧長久手の戦い、小田原攻めなど数々の武功を立て、高岡城や金沢城の縄張りも手掛けます。
また、茶道にも通じ千利休の弟子である利休七哲のひとりに数えられ多彩な才能を発揮します。
高岡城・明丸
鍛冶丸の先へ進むと明丸になります。
本丸の外周は広大な水堀で囲まれている事が分かります。
明丸は鍛冶丸と三の丸の間にある細長い郭で、現在は動物園があり、様々な動物が住んでいます。
高岡城・三の丸
明丸の先には三の丸があります。
三の丸には民部の井戸があり、城内の飲み水を確保する重要な井戸であり、屋形を建てられ今日まで残されています。
民部の井戸は高岡城の貴重な建築物です。
また、三の丸には三の丸茶屋があり、休憩スペースやお土産売り場があります。
高岡城・中の島
三の丸の西へ進むと中の島、小竹籔広場があります。
中の島には北内堀が広がり、朝陽の滝があり風景が綺麗で散策に良いです。
北内堀に架かる朝陽橋を渡ると、本丸になります。
本丸へは朝陽橋を渡る道と、本丸南側の二の丸土橋を渡る二通りの道があります。
高岡城・本丸
本丸は高岡城で最も広い郭となっています。
本丸には前田利長の居館や米蔵、塩蔵、本丸門などの重要な施設が建ち並んでいました。
現在では水射神社が建立されていたり、彫刻作品が設置されています。
本丸にも井戸が残されています。
こちらの井戸も屋根が付けられていて、大切に保存されています。
屋根に苔が乗っていて、風情があります。
高岡城・本丸、二の丸間の土橋
本丸の南には二の丸があり、土橋が設けられています。
土橋は打込接ぎの乱積みの石垣が築かれ、高岡城の一番の見どころとなっています。
堀の下まで降りる事ができるので、石垣をじっくり見ることができます。
割石を不規則に積んだ乱積みなので、見ていて飽きないですね。
まとめ
高岡城は高山右近が縄張りした郭が良好に残されていて、本丸二の丸間の乱積み石垣の土橋は必見です。
高岡古城公園として整備されていて、高岡市民の憩いの場所として親しまれています。
高岡城ウェブサイト
https://www.city.takaoka.toyama.jp/syoubun/event/20150514takaokajokunisitei.html
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