浜松市北区にある長楽寺です。
平安時代(794~1185年)に弘法大師が開いたとされるお寺です。
境内には安土桃山時代~江戸時代初期に活躍した、小堀遠州が作庭したとされる回遊式庭園が魅力的です。
庭園内にはドウダンツツジが植えられており、「満点星の庭」と言われ遠州三名園のひとつに数えられます。
紅葉したドウダンツツジの庭園は必見です。
そのほかにも室町時代に造られた趣ある土塀や江戸時代中期の山門など見どころが多数あります。
長楽寺・基本情報、アクセス
所在地:〒431-1305 静岡県浜松市北区細江町気賀7953-1
宗 派:高野山真言宗
開館時間:9:00~16:00
長楽寺・駐車場
長楽寺の専用駐車場があります。
30台程駐められる無料駐車場です。
長楽寺・参道
駐車場から参道の階段を登っていくと、右手に紅葉があります。
赤く染まっていて入り口から早速きれいです。
階段は短いので疲れることはないです。
長楽寺・土塀
参道を登って行くと左手に土塀が見えて来ます。
石垣の上に土塀が築かれているので、お城のような雰囲気もあります。
長楽寺の土塀は室町時代に造られた土塀で、長い年月によって白漆喰がはがれ落ちています。
とても趣がある土塀で悠久の時を感じる事ができます。
長楽寺・山門
土塀の横に山門があります。
山門は江戸時代に建てられた薬医門という形式の門です。
長楽寺と彫られた扁額が掲げてあり、また彫刻が多数の箇所に施されていて、歴史を感じる山門となっています。
長楽寺・客殿
山門の奥に客殿があります。
江戸時代に付近を治めていた気賀近藤家の祈願所とされていて、客殿内には上段殿さまの間が設えてあります。
上段殿さまの間から見る庭園
客殿殿さまの間から見る庭園は見応え抜群です。
小堀遠州が作庭し遠州三名園のひとつと数えられており、手前に池、奥には松やドウダンツツジが配置され圧巻です。
静岡県指定化財にもなっていて、庭園内を歩く事もできます。
長楽寺・梵鐘
山門と客殿の間にある小さな門を通ると庭園への道となっていて、途中には梵鐘があります。
梵鐘は高さ89.9㎝、直径49.5㎝の大きさで、嘉元3年(1305年)の刻字があり、静岡県内で2番目に古いものとなっています。
天文(1532~1554年)に起きた発生した火災の影響なのか焼けた跡があり、歴史を感じる梵鐘です。
長楽寺・庭園
梵鐘の奥に行くと庭園内となります。
赤く染まったドウダンツツジの中を一周歩いて回ることができます。
客殿殿さまの間から見る景色とはまた一味違ってドウダンツツジを間近で見れて面白いです。
庭園の築山からはドウダンツツジと客殿を一目で見ることができます。
客殿の屋根越しに浜名湖を見る事もできるようですが、訪れた日は見る事ができませんでした。
まとめ
長楽寺は小堀遠州が作庭した庭園が魅力的です。
11月下旬~12月初旬にはドウダンツツジが紅葉し、特別な空間となります。
また、室町時代の土塀や山門は風情があり、こちらも見どころとなっています。
長楽寺ウェブサイト
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