田中城(静岡県)のアクセスや見どころ(本丸櫓、仲間部屋など)を紹介!

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お城

静岡県の藤枝市の田中城です。

1570年に武田氏の家臣馬場信房が、徳之一色城を改修し田中城を築いた事に始まります。

1575年に長篠の戦いにより、徳川氏が駿河攻略へ向かいます。

その後、1582年に江尻城の穴山梅雪が徳川へ寝返ると、田中城は孤立し城主の依田信蕃は開城します。

1600年の関ヶ原の戦い後は酒井氏が入城しますが、その後城主は松平氏、水野氏など入れ替わります。

現在では田中城下屋敷として整備され、当時の本丸櫓御亭)や、仲間部屋・馬屋などが移築されています。

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田中城・基本情報、アクセス

所在地:〒426‐0012 静岡県藤枝市田中三丁目14-1

城 主:依田氏、酒井氏、松平氏、水野氏など

形 式:平城

文化財史跡:市指定史跡・市指定有形文化財4件

日本100名城スタンプ場所:該当無し

田中城・駐車場

田中城下屋敷の東に無料駐車場があります。

40台ほど駐められる大きな駐車場です。

田中城・田中城下屋敷

冠木門

田中城下屋敷入口・冠木門

駐車場から5分ほど歩くと、田中城下屋敷の入口があります。

入口には冠木門と本丸櫓があります。

冠木門は当時の図面を元に復元されました。

なかなか雰囲気があって良いです。

【田中城下屋敷】

所在地:〒426‐0012 静岡県藤枝市田中三丁目14-1

開場時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)

入場料:無料

休場日:月曜日・祝日の翌日・年末年始

ウェブサイト:https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/19/1445918025035.html

本丸櫓・御亭(市指定有形文化財)

本丸櫓・御亭(市指定有形文化財)

入口すぐ横の本丸櫓・御亭は当時、田中城の本丸南東隅の石垣上にあった二重櫓を移築したものです。

明治維新後に高橋泥舟が入城し、配下であった村山氏がこの二重櫓を譲り受け住居として使用しました。

高橋泥舟はこの櫓を見て、「光風霽月楼」と名付け、扁額が飾られています。

二部分が逓減しない、重箱型の二重櫓で、窓に格子が付いていないのが特徴的です。

内部も見学する事が可能で、田中城の模型等が展示されています。

庭園

庭園跡

田中城には庭園跡があります。

小さい庭園ですが、綺麗に整備されているので、趣があり良い雰囲気です。

亀石

亀石

田中城下屋敷には、亀石があります。

江戸時代後期に、亀石と鶴石が置かれていたと云われています。

亀石が発見され現在の位置にありますが、鶴石は見つかっていません。

茶室(市指定有形文化財)

茶室(市指定有形文化財)

田中城下屋敷には、茶室があります。

茶室は千歳の村松家にあったものを、この場所に移築したものです。

当時は田中城の家老の茶室であったとされ、数寄屋造りで四畳半の茶室と六畳の待合があります。

仲間部屋・馬屋(市指定有形文化財)

仲間部屋・馬屋(市指定有形文化財)

田中城下屋敷には、仲間部屋・馬屋があります。

仲間部屋・馬屋は、大洲村の大塚家の長屋門に付属していた納屋が原型です。

仲間部屋と馬屋がひとつの建物となっていて、鬼瓦には城主である本多家の家紋が描かれています。

仲間部屋・馬屋(市指定有形文化財)

仲間部屋・馬屋は、内部も見学する事が可能です。

内部には鬼瓦や、木製の馬が置かれ当時の様子を垣間見る事ができます。

まとめ

本丸櫓・御亭(市指定有形文化財)

田中城下屋敷は、小さな城跡ですが、本丸櫓・御亭や茶室、仲間部屋・馬屋などの当時の貴重な建物が移築され、当時の様子を感じる事ができます。

田中城下屋敷の付近には、二の堀や三の丸土塁などの田中城の跡があり散策する事で田中城の丸い縄張りを体感する事ができるので、こちらもオススメです。

田中城ウェブサイト

 https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/19/1445918025035.html

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