お城の紹介をします。
静岡県浜松市の中尾生城(中日向城)です。
戦国時代に犬居の天野氏に備えて築城された、今川氏の支城です。
旧秋葉街道に通じる要衝の山頂(標高479m)に築かれた山城です。
現在では、山頂の主郭には城山稲荷が建立されており、主郭下段には横堀の跡が残されています。
中尾生城、基本情報、アクセス
所在地:〒431-3804 静岡県浜松市天竜区龍山町大嶺
城 主:今川氏
形 式:山城 連郭式
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当無し
中尾生城・御城印
中尾生城 御城印 1枚300円
中尾生城には御城印が販売されています。
「ドラゴンママ」というお店で、1枚300円で購入する事ができます。
また、「龍山森林文化会館(土・日・祝日休み)」や「美杉ふぁーむ(土・日のみ営業)」でも購入可能です。
【ドラゴンママ】
所在地 :静岡県浜松市天竜区龍山町瀬尻930-1
営業時間:8:30~16:00
休業日 :月・火休み
中尾生城・駐車場
中尾生城の南側に駐車場スペースがあります。
ギリギリ3台程駐められる位の大きさです。
国道152号線を北上し、西川橋の手前にある白倉峡方面への県道361号線へ左折します。そして、バス停横の小さな橋を渡った先を登っていくと、駐車スペースがあります。
ちなみにトイレはないので、事前に済ませておきましょう。
中尾生城・登城道
登城口は駐車スペースのすぐ横にあります。
ここから中尾生城までは歩いて、20分程掛かります。
中尾生城の標識が分かれ道に立てられているので、指示通りに歩いて行けばたどり着きます。
かなりの山奥なので、帰り道を迷わないように注意して下さい。
また、春・夏はマムシや熊なども出現するかも知れないので、冬期に訪れるのが良いかと思います。
中尾生城・横堀
中尾生城の城域に入ると、横堀らしき跡が見えてきます。
特に遺構の案内板がないので確証はないですが、自然地形ではないような感じはします。
深さは1m、幅は2m、長さは20~30m位の規模です。
中尾生城・主郭
鳥居
横堀脇の道を登って行くと、城山稲荷の鳥居が見えています。
山深い山頂付近の杉の木に囲まれた中に、真っ赤な鳥居が表われるのでインパクトがあります。
虎口
鳥居の先へ進んでいくと、主郭の虎口があります。
虎口はやや右に曲がっていて、右側には土塁が築かれているように見えます。
土塁
主郭虎口の土塁と思われる土の高まりです。
土塁の高さは1m程で、虎口に迫る敵に横矢が掛けられるようになっています。
内部
主郭は標高479mの山頂に築かれています。
主郭はそれほど広くはなく、山を削って造られた平地となっています。
城山稲荷
主郭には城山稲荷が建立されています。
このような山奥にしっかりとしたお社があるとは驚きです。
景色
主郭からの景色です。
本当に山奥です。どこを見ても山々で、木に覆われています。
良くこのような山奥にお城を築いたなぁと、感心してしまいます。
最後に
中尾生城はお城の遺構はほとんどありませんが、今川氏と天野氏の攻防の歴史に触れる事ができる山城です。
かなりアクセスが悪い場所に位置していますので、御城印を購入するだけでも良いかもしれません。
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