お城の紹介をします。
静岡県藤枝市の朝比奈城です。
築城された時期は明らかになっていませんが、朝比奈氏が築城した山城です。
朝比奈氏は戦国時代には数々の武功を上げ、岡部氏と並び今川家の重臣となりました。
朝比奈家の居城として、永禄年代(1558~1570年)まで使用されました。
現在では、山頂に曲輪跡があり堀切が良好に残され、見どころとなっています。
朝比奈城・基本情報、アクセス
所在地:〒421-1112 静岡県藤枝市岡部町殿
城 主:朝比奈氏
形 式:山城
文化財史跡:藤枝市指定史跡
日本100名城スタンプ:該当無し
朝比奈城・駐車場
朝比奈城の麓に「道の駅 玉露の里」があるので、こちらの駐車場を利用すると良いと思います。
30台程駐められる駐車場で、もちろんトイレも完備しています。
朝比奈城・登城道
ハイキングコース入口
「道の駅 玉露の里」の南側に、朝比奈城への登城口があります。
ここから曲輪までは歩いて、20~30分程掛かります。
萬年寺
登城口を少し登った所には、萬年寺というお寺があります。
詳しい事は分りませんが、小さなお寺です。
万年寺のカヤ(県指定天然記念物)
萬年寺の境内には、「万年寺のカヤ」があります。
「万年寺のカヤ」は高さが30m、根回り8mの大きな木で、県の天然記念物に指定されています。
立派な木で樹齢は分りませんが、朝比奈城が利用されていた戦国時代からあったのでしょうか。
登城道①
「万年寺のカヤ」の脇の道が朝比奈城への登城道になります。
ここから本格的な山登りとなって行きます。
休憩所
朝比奈城までのちょうど、中間地点に休憩所があります。
ベンチが設置されているので、ここで一息つくのが良いと思います。
ここまで来れば曲輪跡までもうひとがんばりです。
景色
休憩所からは麓を見る事ができます。
木に隠れてしまっていますが、道の駅付近を見る事ができ、ここまで登って来たのかと実感します。
登城道②
休憩所から曲輪跡までは、急な登り坂が続きます。
意外とガッツリ山登りで息が切れます。
山城は自然の地形を利用した天然の要塞と云う事を実感します。
朝比奈城・曲輪跡
曲輪内部
朝比奈城の曲輪跡が山頂付近にあります。
この曲輪が主要な曲輪と思われますが、現在は案内板が設置されているだけとなっています。
今川氏の重臣である朝比奈氏の居城と云うわりには、遺構があまり残されていません。
堀切
曲輪跡の北側には堀切があります。
堀切の深さは1~2m程あり、朝比奈城の貴重なお城の遺構です。
尾根伝いに迫る敵を防ぐ、山城の基本的な防御機構となっています。
堀切の横の道を進んでいくと、右手に赤テープが巻き付かれた木があります。
この先に進んで行くと東側の尾根に行くことができ、堀切を見る事ができるようです。
私は草が多かった為、行くことを断念しました。冬場なら良いかもしれません。
最後に
朝比奈城は曲輪跡の北側にある堀切が見どころです。
今川氏の重臣である朝比奈氏の居城と云う事で、戦国歴史ロマンを感じる事ができる山城です。
朝比奈城ウェブサイト
https://fujieda.tokaido-guide.jp/location/29
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