岐阜県土岐市にある高山城。
土岐氏の一族である土岐秀頼により、浅野館を見下ろす高台に城を築いた事に始まります。
鎌倉時代から室町時代にかけて美濃国の中枢に位置する重要な拠点となりました。
1566年に斎藤道三と義竜との戦いに義竜側に与し土岐氏は、道三と戦い土岐父子は戦死してしまいます。
その後は平井光行、頼母親子が城主となり、1574年に武田勝頼の東濃攻めの際に戦いが発生しました。
1600年関ヶ原の戦いの時には高山城は西軍に与し、東軍側の妻木勢に攻められ高山城は落城しました。
その後、高山城は幕府直轄領となりました。
現在では土岐高山城址の森として整備され、一の曲輪に建てられた桔梗櫓(模擬櫓)、桔梗亭(東屋)、模擬門などが建てられ見どころとなっています。
高山城・基本情報、アクセス
所在地:〒509‐5121 岐阜県土岐市土岐津町485
城 主:土岐氏、平井氏
形 式:山城
文化財史跡:市指定史跡
日本100名城スタンプ:該当なし
高山城・駐車場
高山城の三の丸に駐車場スペースがあります。
5台ほど止めらる大きさの駐車場です。付近にトイレがないので注意が必要です。
高山城・三の曲輪
堀切跡
三の曲輪の前面には堀切跡があります。
ほとんど遺構は残されていませんが、道の両端が少し窪んでいる事が分かります。
堀切で尾根を断ち切り敵の侵入を防いでいたと思われます。
高山城・一の曲輪
土岐橋
一の曲輪には桔梗橋があります。
桔梗橋を渡り、遊歩道を歩いて行くと穴弘法があります。
穴弘法は岩肌に無数の穴が掘られ、その中に石仏が安置されている場所です。
模擬門と石碑
一の曲輪の入口には模擬門と高山城の石碑があります。
模擬門の前には灯篭があり、風情があります。
また、模擬門の横にはパンフレットが設置されているので、要チェックです。
桔梗亭(東屋)
一の曲輪には桔梗亭という東屋があります。
東屋にはベンチとテーブルがあるので一息休憩する事ができます。
桔梗櫓(展望台)
一の曲輪には桔梗櫓という展望台があります。
展望台の外観は二重櫓のようになっていて、お城の雰囲気を感じる事ができます。
史実に基づいていない建物ですが、土岐高山城のシンボルになっていて見どころです。
桔梗櫓の二階に登ることができます。
展望台からは土岐高山城の城下町を一望する事ができます。
高山城一の曲輪の西側は視界を遮るものがないので、爽快感があり気持ちが良いです。
井戸跡
一の曲輪には井戸跡があります。
井戸跡には大きな石が置かれていて、この場所に井戸があったと思われます。
一の曲輪に井戸があるとは籠城戦に強いお城ですね。
祠
一の曲輪の北側には祠があります。
由緒等は分かりませんが、高山城を守っているようにも感じます。
ちなみに一の曲輪の西側の一段下側が二の曲輪となっているようです。
草が生い茂っていた為、アクセスできませんでした。
まとめ
土岐高山城は本丸に建つ桔梗櫓(展望台)が見どころです。
高山城と聞くと飛騨高山城が有名ですが、土岐高山城も歴史があり、きれいに整備されたお城です。
土岐高山城ウェブサイト
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