お城の紹介をします。
愛知県新城市の川尻城です。
1394~1428年の間に、奥平貞俊が築いた平山城です。
標高570m、比高40mの独立した丘に築かれ、山頂の本丸は東西75m、南北32mの楕円形になっています。
後に川尻城が手狭になった為、亀山城を築き居城としました。
現在は創造の森、城山公園として整備され本丸外周に残る土塁や、入口に再現された冠木門が建てられ、見どころとなっています。
川尻城・基本情報、アクセス
所在地:〒441-1423 愛知県新城市作手高里城山32
城 主:奥平氏
形 式:平山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ場所:該当無し
川尻城・登城道
川尻城の南側と北側に駐車場があります。
南側から川尻城へと登る道があるので、ここから登って行きます。
歩いて3分程で入口に到着します。
川尻城・冠木門
川尻城の入口には冠木門が再現されています。
史実に忠実な再現ではないと思いますが、こうした建築物があると嬉しいです。
中世城郭の雰囲気が伝わってきて、気分が高まります。川尻城の見どころです。
冠木門を潜った先には、小さな曲輪が2段あり、外周には木の柵が設置されています。
当時はこのような木の柵が設置され、敵の侵入を防いでいたと思われます。
土塁跡
川尻城の東側の曲輪の外周には、土塁跡と思われる物が残されています。
特に説明板がないので、確実にお城の遺構かどうかハッキリと分かりません。
築城当時のものとすれば、かなり良好に土塁が残されていて凄いです。
堀切跡
本丸の手前には堀切跡と思われる遺構があります。
こちらもハッキリとお城の遺構と断定できませんが、本丸目前と云う事もあり恐らく堀切と思われます。
真っ直ぐ道を登って行くと本丸です。右に行くと縄文の森という場所に辿り着きます。
川尻城・本丸
堀切跡を登って行くと、本丸の虎口があります。
普通の平虎口ですが、左手には本丸の土塁が築かれているので、虎口に迫って来る敵を攻撃する事ができるようになっています。
土塁跡①
虎口横の本丸土塁です。
現在でも土塁は1m程の高さがあり、良好に残されていることが分かり、見どころとなっています。
この土塁の上からなら堀切にいる敵にも攻撃できると思われます。
本丸の内部です。
本丸は川尻城の最も高い場所で標高570mに位置しており、東西75m、南北32mの広さがあります。
本丸には四阿や櫓風のトイレ、忠魂碑などがあります。
土塁跡②
本丸の南側には土塁が残されています。
土塁の高さは50㎝程ですが、本丸の南側の20mに渡り続いているので、意外と見応えがあります。
当時は本丸の外周全てに築かれ、防備を固めていたと思われます。
本丸には川尻城の案内板が設置されています。
説明板があるのはありがたいですが、縄張り図がないので少し残念です。
本丸には忠魂碑が建てられています。
忠魂碑は戦没者の英霊を祭る為の碑です。
最後に
川尻城は再現された冠木門と、本丸の土塁が見どころです。
川尻城の近くには続日本100名城に指定された古宮城があるので、合わせて見学すると良いと思います。
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