愛知県豊橋市にある船形山城です。
明応年間(1492年~1501年)に今川氏が築城した山城です。
今川方の多米又三郎が田原の戸田光宗に攻められ落城しました。
1568年には徳川方の松平家忠と小笠原廣重が入城し、武田方に備えました。
船形山城は三河と遠江の国境に位置しており、戦略上重要な山城として機能していました。
現在では、尾根上に築かれた曲輪跡と堀切跡が残されていて、麓の普門寺と合わせて見どころとなっています。
船形山城・基本情報、アクセス
所在地:〒441-3104 愛知県豊橋市雲谷町ナベ山下
城 主:今川氏、徳川氏
形 式:山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当無し
船形山城・駐車場
船形山城の麓に普門寺があるので、こちらの駐車場が利用可能です。
70台ほど駐められる無料駐車場です。
船形山城・御城印
船形山城 御城印 1枚300円
船形山城の御城印が販売されています。
船形山城の麓にある普門寺で1枚300円で購入する事ができます。
普門寺
仁王門
駐車場のそばに仁王門があります。
1687年に作られた金剛力士像が2体祀られている門です。
船形山と書かれた扁額が掲げられていて堂々とした立派な門です。
鐘楼門
仁王門の先には鐘楼門があります。
豊橋市内最古の鐘楼門で歴史を感じる門です。近くに紅葉があるので紅葉の時期に訪れるのが良いかと思います。
船形山城の御城印は鐘楼門を潜った先で購入する事ができます。
本堂
鐘楼門の手前を左に行き、階段を登って行くと本堂があります。
厄除け観音とされる聖観世音菩薩さまを祀られています。
舟形山城・登り口
登り口
本堂の右手に進んで行くと船形山城の登り口があります。
案内板にあるように16時以降は立ち入り禁止なので、時間に注意しましょう。
ここから曲輪跡までは30~40分ほど掛かります。
中間地点①
10~15分程山道を登って行くと、分かれ道があります。
右に行くと元堂址といわれる普門寺の旧境内があります。
左に行くと船形山城への道となっています。
中間地点②
更に10分程登って行くとまた分かれ道があります。
左に行くと船形山城となります。ベンチがあるので休憩すると良いです。
舟形山城・遺構
堀切跡①
普門寺峠から10分程登って行くと、堀切跡があります。
堀切は曲輪の直前に築かれていて、深さは3~4m程あり、船形山城で一番ハッキリと分かるお城の遺構となっています。
堀切の両側のそのまま竪堀のようになっています。
曲輪跡
堀切の先に曲輪跡があります。
主郭跡と思われますが現在では鉄塔が建てられていて、掘削されているかも知れません。
曲輪跡には船形山城の標識と案内板が設置されています。
堀切跡②
曲輪の先に進んでいくと堀切と思われる遺構がいくつかあります。
堀切跡③
こちらの堀切跡はハイキングコースの道が造られているので、あまりお城の遺構といった印象は受けづらいです。
まとめ
船形山城は曲輪跡と堀切が見どころとなっています。
麓の普門寺とセットでハイキングすると良いと思います。
普門寺ウェブサイト
愛知県のオススメのお城
コメント