愛知県豊橋市にある赤岩城です。
赤岩城がいつだれが築城したのか明確には分かっていません。
天文年間に吉田城を守っていた牧野氏の一族で、牧野新次郎が吉田城が攻められた際に赤岩寺に逃れて来たという言い伝えがあります。
また、1529年に松平清康が吉田城を攻めた際に、牧野新次郎成勝と牧野新三郎成村が牛久保城と赤岩城に逃れて来たという言い伝えがあります。
現在でも赤岩山山麓に赤岩寺があり、主郭背後には大堀切と土塁が残され見どころとなっています。
赤岩城・基本情報、アクセス
所在地:〒440-0021 愛知県豊橋市多米町赤岩山
城 主:牧野氏
形 式:山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当無し
赤岩城・駐車場
赤岩城の南側に赤岩寺があるので、こちらの駐車場をお借りすると良いでしょう。
20台ほど駐められる大きさの駐車場です。
赤岩寺
山門
赤岩寺は奈良時代 726年に行基上人が開創したお寺です。
鎌倉時代には源頼朝が安達盛長に命じて七御堂の整備をされ、一山十二坊を擁していました。
しかし、応仁の乱後に衰微してしまいます。
本堂
今川家や徳川家、戸田家等から庇護を受け、1568年に戸田家から本堂の再建と鎧兜と宝剣の寄進があり、再興しました。
鎌倉時代の愛染明王像が国重要文化財に指定されています。
赤岩城・登城口
本堂の左側に赤岩山の遊歩道への道があります。
別の場所からでも登れるようです。
遊歩道は複数のルートが整備されていて、赤岩城だけではなく、展望台や赤岩尾根などにも行くことができます。
整備されている道なので歩き易くなっています。
展望台からは豊橋市の町並みを一望することができます。
景色が良いので、赤岩城に訪れる際には寄って行っても良いかと思います。
赤岩城・副郭(林間広場)
登城口から25分程登って行くと林間広場があります。
比較的大きな平地となっているので、当時は曲輪として利用されていたかも知れません。
赤岩城・主郭
土塁
林間広場の先に主郭があります。
主郭は狭い曲輪となっていますが、背後には大規模な土塁があります。
土塁は高さが2~3mあり、長さが10m程に渡って築かれています。
大変大きく迫力ある土塁となっています。
大堀切
主郭の土塁の背後に大堀切が築かれています。
大堀切は深さが5~6m、幅が7~8m程もあり、大規模な山城と同等規模の大きなものとなっています。
特に主郭の土塁と大堀切の高低差が大きく、迫力があり見どころとなっています。
まとめ
赤岩城は主郭の土塁と大堀切が見どころです。
また、赤岩山の遊歩道が整備されていて歩き易く、麓の赤岩寺と合わせて散策には打って付けです。
赤岩寺ウェブサイト
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