河後森城の御城印や駐車場、見どころを紹介!

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お城

愛媛県北宇和郡松野町にある河後森城(かごもりじょう)。

16世紀頃に川原淵殿とよばれた渡辺氏が城主を務めていました。

1580年に渡辺教忠の家臣であった芝政景が長宗我部氏に寝返り、城を奪いました。

1583年に羽柴秀吉が四国攻めを行い長宗我部氏が倒されると、宇和郡一帯は秀吉家臣の小早川氏、戸田氏、藤堂氏の所領となり、城代が置かれました。

藤堂氏の時には河後森城の天守が板島城(宇和島城)の月見櫓として移築されたと云われています。

1615年の一国一城令により廃城となります。

現在城跡は国の史跡に指定され、本郭を始めとする曲輪群や石垣、堀切などが残されています。

西第十曲輪には掘立柱建物が復元され、日本100名城のスタンプが設置されています。

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河後森城・基本情報、アクセス

所在地:〒798-2104 愛媛県北宇和郡松野町富岡

城 主:渡辺氏、小早川氏、戸田氏、藤堂氏

形 式:山城・連格式

文化財史跡:国指定史跡

続日本100名城スタンプ:西第十曲輪 馬屋

河後森城・御城印

芝不器男記念館

 河後森城 御城印 1枚300円

河後森城の御城印が販売されています。

河後森城の北側にある「芝不器男記念館」で1枚300円で購入する事が出来ます。

【芝不器男記念館】

所在地:〒798-2102 愛媛県北宇和郡松野町大字松丸258

開館時間:9:00~17:00

入館料:一般200円・中学生以下無料

休館日:水曜日・年末年始(12月28日~1月4日)

ウェブサイト:芝不器男記念館ー松野町公式ホームページ

河後森城・駐車場

風呂ケ谷駐車場

河後森城内に風呂ケ谷駐車場があります。

20台程は駐車できる広さの無料駐車場です。トイレはないので注意が必要です。

少し離れた所にやまぶき庵と云うトイレはあります。

河後森城・登城道

河後森城の登城道

風呂ケ谷駐車場から登城道が延びています。

登城道は西第十曲輪、東第四曲輪、新城へと行く道の合計3ヵ所あります。

西第十曲輪方面から本郭までは15分程掛かります。本郭から古城、新城までは15分程掛かります。

西第十曲輪からぐるっと1周回ってくるのが良いかと思います。

河後森城・西第十曲輪

西第十曲輪に建てられている門

河後森城の南西端に西第十曲輪があります。

風呂ケ谷から続く道を進むと曲輪の入口に門が復元されています。

発掘調査により2本の柱跡が確認されていて、棟門形式の門が建てられていたと推定されています。

掘立柱建物(馬屋)

続日本100名城のスタンプが設置されている掘立柱建物

西第十曲輪には掘立柱建物が復元されています。

曲輪内からは2棟の掘立柱跡、1棟の多門櫓跡が確認されていて、それぞれは違う時期に存在していたと考えられています。

曲輪の周囲には土塁も復元され掘立柱建物がある風景は中世の城郭を感じられて、見どころです。

河後森城・西第三曲輪

西第二曲輪と西第三曲輪の間の堀切

西第二曲輪と西第三曲輪の間には堀切が築かれています。

現在の堀切は盛り土により保護されている為、幅や深さが小さくなっていますが、発掘調査により当時は幅1.3~2.2m、深さは1.3~1.8m程の大きさであったと確認されています。

堀切の西側には岩盤を削った道が築かれて入れ、堀底を通路として利用していたと推定されます。

河後森城・本郭

石垣

本郭の虎口に築かれている石垣

本郭の西側には石垣が築かれています。

この場所は15~16世紀頃に築かれた堀切跡と、17世紀初め頃に築かれた虎口跡があり、石垣は17世紀初め頃の遺構となっています。

石垣は2~3段程ですが、近世に築かれた城郭の貴重な遺構で見どころです。

郭内部

本郭内部に平面表示された建物跡

本郭は河後森城で最も高い場所にあり、標高は171m、比高は88mあります。

本郭からは10棟の掘立柱建物跡や門跡、土塀跡があり、中世には主殿舎や台所、番小屋が建てられていたと考えられています。

現在は建物跡が表示されていて、本郭からの眺望が良いです。

河後森城・古城第二曲輪

東第四曲輪と古城第二曲輪の間の堀切と門

東第四曲輪と古城第二曲輪の間には堀切と門があります。

堀切の幅が7m、深さは3m程あり河後森城で最大規模となっています。

堀切の掘底には柱跡が確認されていて門が建てられていた事が確認されています。

曲輪内部

古城第二曲輪内部の様子

古城は河後森城の東端に位置する曲輪で、標高は153m、比高は69mとなっています。

番小屋や櫓、石打ち棚跡が発掘調査により確認されていて、15~16世紀頃のものと考えられています。

河後森城・新城

曲輪内部

新城内部の様子

新城は河後森城の南東に位置する曲輪で、周囲には帯曲輪が築かれています。

発掘調査により中央に井楼櫓があり、土塁が巡らされていた事が分かっています。

二重堀切

新城の外側にある二重堀切

新城の外側には二重堀切が築かれています。

堀切が二重に築かれていて帯曲輪に迫る敵を防いでいます。新城の外周部にはこのような堀切や竪堀、切岸などが築かれていて、防御力が高められています。

二重堀切は遺構が良く残されていて見どころです。

まとめ

新城から見た西第十曲輪と本郭

【河後森城の見どころ】

西第十曲輪に復元された中世の城郭を感じる事が出来る掘立柱建物や虎口の門

本郭西側の虎口跡に残る近世の遺構である石垣

東第四曲輪と古城第二曲輪の間に築かれている城内最大の堀切と復元された門

新城の外周部に築かれている二重堀切

ウェブサイト:河後森城-松野町公式ホームページ

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