福井県越前市にる小丸城。
1575年に越前の一向一揆を織田信長が収めた後、佐々成政が築城した平城です。
味真野の扇状台地にあった野々宮寺跡を取り込んで造られ、本丸、二の丸、三の丸が築かれました。
1581年に佐々成正は越中国に移封され、小丸城は廃城となります。
土塁からは前田利家が一揆衆を弾圧した様子を記した文字丸瓦が出土しています。
現在でも本丸跡や石垣、堀などが残され見どころとなっています。
小丸城・基本情報、アクセス
所在地:〒915‐0026 福井県越前市五分市町28
城 主:佐々成正
形 式:平城
文化財史跡:県指定史跡
日本100名城スタンプ:該当なし
小丸城・駐車場
小丸城に専用駐車場はありません。
小丸城跡横に数台停められる駐車スペースはあります。
トイレもないので注意が必要です。
小丸城・本丸
石碑
小丸城の登り口に小丸城の説明板や石碑が立っています。
現在の小丸城は本丸が残されているのみで、説明板のある場所から本丸までは1~2分程で行くことが出来ます。
石垣①
本丸へ続く道を登ると右手に石垣が見えて来ます。
石垣は本丸の外周部に築かれているもので、自然の石を利用した野面積みと思われます。
本丸の石垣は小丸城の数少ない貴重な遺構で、見どころです。
堀
本丸の東側には空堀が残されています。
空堀は幅が3~4m、長さが20m程の規模で残されていて、当時の面影が感じられます。
当時は四方に10~30m程の幅の堀が巡らされていたようです。現在も残る本丸東側の空堀は規模が大きく見どころです。
虎口跡
本丸の南側の虎口には石垣が築かれています。
虎口の石垣は上部に大きな石が渡されていて、埋門と思われる形式となっています。
石垣の石材は一つひとつが大きく迫力があり、見どころです。
埋門を通った先には石段が築かれています。
大きな石材の石垣が築かれた石段は、戦国時代の城郭の雰囲気が感じられ見応えがあります。
本丸跡
本丸は小高い丘となっていて忠魂碑が立てられています。
本丸は東西45m、南北50m程の広さで、高さは7m程となっています。
当時は本丸の他にも二の丸と三の丸も築かれていました。
まとめ
【小丸城の見どころ】
・本丸虎口跡に残る良好に残された石垣と石段
・本丸の外周部(南側)に残る石垣
・本丸東側に残されている当時の面影が感じられる空堀
ウェブサイト:小丸城跡|公式福井県観光/旅行サイト
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