滋賀県米原市の鎌刃城です。
鎌刃城の基本情報は別のページで紹介しています。
こちらでは鎌刃城の西郭と南東尾根(青龍の滝への尾根)にある見どころを紹介します。
鎌刃城の西郭には畝状竪堀群、南東尾根には堀切、切り通しが残されていて見どころとなっています。
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鎌刃城・西郭
西郭入口
鎌刃城南郭の西側に西郭への道があります。
大きな看板が設置されているので分かりやすいです。
西郭への道(急斜面)
西郭(畝状竪堀群)に行く為には、急斜面をロープを伝って降りなければ行けません。
かなり急な斜面となっていて、落ち葉もあり非常に危険な道となっています。
登山に慣れた方、体力に自信のある方以外は行かない方が良いです。
郭跡
西郭は山の斜面に造られた小さな郭が8つあります。
平坦な場所は少なくほぼ斜面といった印象です。
堀切
西Ⅷ郭の先の斜面を降りて行くと、堀切があります。
西郭の先端部にあり、西郭の中では堀切跡がハッキリと確認する事ができます。
畝状竪堀群
西Ⅵ郭の南側に畝状竪堀群が築かれていて、西Ⅶ郭から畝状竪堀群へとアクセスする事ができます。
標識もあるので助かります。
西Ⅵ郭の南側の斜面に竪堀が連続して築かれ、畝状竪堀群となっています。
竪堀の深さは1~2mほどあり、連続して築くことで敵が斜面を横移動することを防ぐ効果があります。
畝状竪堀群は珍しい遺構でこれだけ良好な状態で残されているのは貴重です。
鎌刃城・南東尾根
堀切①
南郭の最南端部から延びる尾根上には、堀切が7箇所築かれています。
南東尾根は人ひとり通るのがやっとの尾根で、両側は断崖となっているので、非常に危険な場所です。
こちらも登山に慣れた方や体力に自信のある方以外は行かない方が良いでしょう。
堀切②
尾根上を伝って行くと堀切が次々と現れて来ます。
堀切の深さや幅は様々で1m程のものや3m程のものまで多様です。
南東尾根は本当に両側が絶壁で、異様な空間となっています。
このような細長い尾根上にも、たくさんの堀切を築く徹底ぶりは圧倒されます。
切り通し
南東尾根を進んで行くと切り通しといわれる、大きな堀切があります。
切り通しは鎌刃城の最南端に築かれ、南側の防御を担っています。
深さは3~4m程あり、南東尾根に築かれた堀切の中でも大きなものになります。
この先の道へ進んでいくと、青龍の滝へ行くことができます。
まとめ
鎌刃城の西郭は畝状竪堀群、南東尾根は切り通りを初めとする多数の堀切が見どころです。
主郭に繋がる全ての尾根で徹底して防御施設が築かれていることが分かり、感嘆します。
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