奥殿陣屋の駐車場や書院、金鳳亭、蓬莱の庭などの見どころを紹介!

スポンサーリンク
お城

愛知県岡崎市にある奥殿陣屋。

大給松平氏の5代の真乗の次男である真次が加茂、額田郡に7000石が与えられました。

真次の子、乗次の時に1万6000石の大給藩が成立しました。

1711年に大給藩3代乗真が奥殿に移り、陣屋を築き奥殿藩が成立しました。

1863年に奥殿藩8代乗謨(のりかた、後の大給恒)が田野口に移り、田野口藩が立藩します。

その後、乗謨は龍岡城(五稜郭)を築城し、龍岡藩へと改称します。

1869年の版籍奉還、1871年の廃藩置県で廃藩となります。

現在では、旧陣屋書院の一部が庫裏として残されている書院や季節の食事が楽しめる金鳳亭、蓬莱の庭、資料展示室、歴代藩主の廟所があり、見どころとなっています。

スポンサーリンク

奥殿陣屋・基本情報、アクセス

所在地:〒444‐2108 愛知県岡崎市奥殿町字雑谷下10番地

城 主:大給(奥殿)松平氏

形 式:陣屋

文化財史跡:ー

日本100名城スタンプ:該当なし

奥殿陣屋・駐車場

奥殿陣屋 東駐車場1

奥殿陣屋の東側に「奥殿陣屋東駐車場1」があります。

25台程停められる無料駐車場で、道路の反対側にも駐車場があります。

また、奥殿陣屋の西側にも40台程停められる駐車場があります。

奥殿陣屋・陣内

案内所

奥殿陣屋案内所

奥殿陣屋の入口を入ると奥殿陣屋の案内所があります。

案内所では奥殿陣屋の御城印が販売されています。

書院

書院の入口に建てられている門

奥殿陣屋の中心には書院があります。

書院の入口には門があり、両脇に掲げられている提灯が良い雰囲気を醸し出しています。

門の手前には奥殿陣屋の説明板が設置されています。

陣屋時代の遺構が残る書院

書院は1876年に陣屋取り壊しとなった際に龍渓院の庫裡として移転され、1986年に再び陣屋に移築されました。

書院は現在でも奥殿陣屋時代の一部が残されていて、見どころとなっています。

書院内は抹茶やパフェ、ソフトクリーム等があるカフェとお土産が販売されています。

金鳳亭

季節の食事が楽しめる金鳳亭

書院の奥には金鳳亭があります。

金鳳亭では食事所でそれぞれの季節限定の食事を楽しむ事ができます。

季節限定の料理は数量限定となっているので、早めに訪れると良いです。

蓬莱の庭

鯉が泳ぐ蓬莱の庭と金鳳亭と書院

書院の前には蓬莱の庭があります。

蓬莱の庭は古図にある池を参考に復元された庭園で、多くの築山には杉苔に覆われていて他にはない景色となっています。

池には鯉が泳いでいて販売されている鯉の餌を購入し、与える事もできます。

資料展示室

資料展示室

奥殿陣屋内には資料展示室があります。

江戸時代の裃や古銭、手鏡などの品物が展示され、奥殿藩や奥殿陣屋を知ることができます。

奥殿藩8代藩主で龍岡城の築城や日本赤十字社の父とも云われる、大給恒に関する資料も多数展示されています。

土塁

陣屋の背後の山にある土塁

陣屋の背後の山には土塁が残されています。

土塁は陣屋の南と東に築かれ、陣屋背後の防備と共に大雨が降った際に土砂が陣屋に流れ込まない様にする目的もあります。

土塁は奥殿陣屋の貴重な城郭遺構となっています。

歴代藩主の廟所(市指定文化財)

歴代藩主の廟所

陣屋の奥の山には歴代藩主の廟所があります。

奥殿藩始祖の真次から十代(8代乗尹の墓は奥殿林宮寺)までの墓(五輪塔や笠塔婆)があり、岡崎市指定文化財となっています。

廟所に築かれている石垣

廟所には石垣が築かれていて、お城のような雰囲気があります。

石垣の高さは2~3m程で自然の石を積んだ野面積みと思われます。

まとめ

陣屋の西側にある北欧風庭園

【奥殿陣屋の見どころ】

江戸時代の当時の遺構が残る書院

四季折々の料理が楽しめる金鳳亭

春はツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しむ事ができる蓬莱の庭

江戸時代の展示品があり、奥殿陣屋を知ることが出来る資料展示室

ウェブサイト:奥殿陣屋 岡崎おでかけナビ

コメント

タイトルとURLをコピーしました