愛知県尾張旭市にある旭城(新居城)。
旭城の天守閣は模擬天守閣で、旭城は史実には存在しません。
旭城の隣には新居城跡があり、こちらは史実に基づく城跡です。
新居城は1460年頃に水野又太郎良春の四代の孫である水野雅楽頭宗国(みずのうたのかみむねくに)が築城しました。
宗国は大森城である主尾関氏と戦い、大森村と新居村を含む25か村を支配しました。
新居城は北西に長池、北東に山田池があり、この間を南に細長く伸びた丘陵地に築かれた平山城です。
現在でも本丸の土塁が残されており、隣には旭城と呼ばれる模擬天守閣が建てられ見どころとなってます。
旭城(新居城)、基本情報、アクセス
所在地:〒488‐0883 愛知県尾張旭市城山町
城 主:水野雅楽頭宗国
形 式:平山城
文化財史跡:なし
日本100名城スタンプ:該当なし
旭城(新居城)・駐車場
旭城の西側に公園駐車場があります。
30台ほど止められる無料駐車場です。この場所以外にも近くには城山公園やスカイワードあさひの駐車場があるので駐車に困ることはないです。
トイレも公園内に複数ヵ所あります。
旭城・天守閣
駐車場から早速、旭城の天守閣が見えて来ます。
天守閣は史実に基づかない模擬天守閣で、鉄筋コンクリート製となっています。
外観は四重の層塔型に千鳥破風が配され、付櫓が付属する形式で見応えがあります。
【旭城天主閣】
所在地:〒488‐0883 愛知県尾張旭市城山町長池下
開館時間:9:00~21:00
休館日:12月29日~1月3日・レストランは水曜日(祝日の場合は翌日)
入城料:無料
天守閣の内部は1Fがレストラン、2Fが茶室、3Fが休憩所、4階が展望室となっています。
3Fの休憩所には少しだけですが、お城の写真や甲冑などの資料が展示されています。
展望室からは田んぼアートを見る事ができます。
田んぼアートは7月、8月に見る事ができ、毎年テーマを変えて作成されています。
稲で綺麗に絵が描かれていて驚きです。
旭城・復元古民家
旭城天守閣の隣には復元古民家があります。
復元古民家は市内の北山町北山の松原万蔵家の母屋を、移築復元したものです。
1816年の建築であり標準的な農家の建物で、内部を見学する事が可能です。
新居城・本丸土塁
旭城天守閣の北側に新居城跡があります。
新居城は1460年頃に、水野又太郎良春の孫である水野雅楽頭宗国が築城したと考えられています。
新居城は東、西、南側に深い沼の湿地があり、北側には二条の土塁が築かれた堅固な城です。
現在でも本丸の土塁が良好に残されています。
土塁は高さが4~5m程あり、弧を描いた形になっています。
本丸の外側から見ると土塁の高さが実感する事ができ、新居城の見どころとなっています。
スカイワードあさひ
新居城の北側には「スカイワードあさひ」があります。
「スカイワードあさひ」は9Fが展望室、8Fが天体観測室、7Fがレストラン、3Fが歴史民俗フロア、1Fはふれあいホールがあります。
入場料は無料で展望室からの景色や、歴史民俗資料を見学する事ができます。
【スカイワードあさひ】
所在地:〒488‐0076 愛知県尾張旭市城山町4517‐1
開館時間:9:00~22:00(施設によって利用できる時間帯が変わります)
休館日:12月29日~1月3日
入場料:無料
ウェブサイト:https://skywardasahi.jp/
展望室からは尾張旭市はもちろん、濃尾平野の街並みを一望する事ができます。
展望室は周囲を一周ぐるっと回る事ができるので、方角によって景色が変わり面白いです。
まとめ
旭城は模擬天守閣と新居城の本丸土塁が見どころです。
天守閣以外にも、復元古民家や「スカイワードあさひ」などの施設があるので、こちらも合わせて見学するのが良いかと思います。
旭城(スカイワードあさひ)ウェブサイト
https://skywardasahi.jp/shisetsu/asahijyo/
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